八大教材教本 訓読

八大教材教本は、人類へ恵与された神聖なる御言であり、真のお父様がその畢生の掉尾まで精選された遺言書です。

天聖経 6-7

八大教材教本 天聖経(2012年版)p1756-1791

【天啓の御言】(6-7)

 


そうなれば、そこで食事を作って食べますか。便利な生活をするには、おいしい魚を準備して手軽に背負っていけば、半年は食べることができます。そこに水がめを持っていきますか、고추장コチュジャン唐辛子とうがらしみそ)を持っていきますか、キムチのかめを持っていきますか。将来そのような時代が来ます。
(189-291, 1989.6.17)
すべてのことを機械がします。人がするのではありません。ボタン一つ押せば自動的に、どこへでも進んでいくので、何の問題もありません。飛行機と全く同じです。コンピューターだけ作動しておけば、以前、航海したコースに従ってそのまま進んでいくのです。ですから、昼寝をしてもよいし、夜に寝てもよいし、妻を抱いて、何か騒いでもかまいません。船は、人がするよりも正確に目的地に向かっていきます。ですから、操縦する人は必要ありません。電子装置がすべて間違いなくしてくれるのです。美しい海の底を見ながら、「いやあ、魚がいる! これはさめだ。さめが通り過ぎる」と言いながら、写真で見る以上に大小すべてのものを、はっきり観察しながら航海するのです。
(192-150, 1989.7.3)
皆さんは、どのように思っていますか。海の底にも行きたいし、高い山にも行きたいし、宇宙にも自由に往来したいと思っているでしょう? 境界線がありません。皆さん、統一教会員の中には、「霊界はない」と信じている人はいないでしょう? 信じているのでしょうか、知っているのでしょうか。知って体験までしているのです。ですから、否定することはできないのです。
(225-138, 1992.1.12)
これからは、海に入っていって生活することもできます。それで、5人乗りの潜水艦について研究をさせています。便利でしょう? 風が吹かない隠やかな時の波は、何と表現すればよいでしょうか。そこでは、億万長者の主人になることができます。どれほど神秘的で、気分が良いか分かりません。
風が吹かない時、ガラス玉のような海で、大洋に夢をのせた夫婦が座り、昔の夢、あるいは未来の夢を語り合いながら愛の巣をつくっていくことを想像してみてください。それも問題ありません。もし台風が吹いても、30メートル以上、潜っていけばよいのです。水中で、思いのままに暮らせる時代が来ます。ですから、大韓民国の国土が狭いといって、心配をしなくてもよいのです。
(233-52, 1992.7.20)
人間は、どこでも自由です。国境もなく自由に、どこへでも行くことができます。海に行こうとすれば海に行き、山に行こうとすれば山に行き、また水中で暮らすこともできるのです。潜水艇を造って深度を調節すれば、いくらでも海中で暮らすことができる時代になります。そのようにしなければ、人類の生きる場所がありません。タンクに水を入れて、沈む重さになれば沈むのです。ボタンで操作して水を抜いたり満たしたりすれば、浮かんだり沈んだりするので、水中で暮らすことができるのです。海面から10メートル下の世界ほど良い場所は、ほかにありません。30メートル下りていけば、風が何でしょうか。とても静かな世界が現れるのです。海底王国です。


海上に上がれば風も多く、変化が多いので騒ぎが起きるのです。気流が変わり、空気が変わり、雨が降って大変です。ですから、海に行って暮らすのが理想的な生活だと考えるのです。
(262-272, 1994.8.1)
みな良い所で暮らしたいと思っているので、今、先生は、潜水艦を研究しているのです。どこが最もすてきな場所でしょうか。マンションが良いのでないでしょう? 海の真ん中の奥深く、そこでどのように暮らすのでしょうか。その時に必要なものが潜水艦です。ボタン一つ押せば、涼しい所に下りていくのです。エアコンは必要ありません。そこには、ありとあらゆる魚が多彩な踊りをしていて、数限りない色の美しい光景があります。そこは遮るものがありません。昼だろうと夜だろうと、どこへでも行くことができます。そうしながら暮らすことがどれほど気楽でしょうか。霊界に行く前に、そのような所で一度暮らしてみたいですか。すてきでしょう? 皆さんのためにするのであって、私一人のためにするのではありません。全体のためにしているのです。それで、様々な研究をしているのです。海においても、私が、誰の世話にもならないようにつくっておいたのです。
(217-212, 1991.6.1)
海で遊べば、陸地で遊ぶよりも楽しいことがいくらでも起きます。ですから、私は潜水艦を造ろうとしたのです。今後、そのような時代が来ます。誰もがみなヨットをもち、海の中を往来するのです。水中を見学しながら回るのです。それは、どれほど楽しいことでしょうか。海の中を行き来しながら魚の群れ、さめの群れ、鯨の群れと共に生活する時代へ発展していくのです。その準備をすれば、世界的な経済圏を掌握することができると察しているのです。
(95-225, 1977.12.4)
人々は、どこへ行くのでしょうか。山岳地帯へ自然を訪ねていきます。しかし、山岳地帯にだけいれば生活に飽きてしまいます。ゆえに、海に行くのです。今後は、海を中心として、水中に入っていって生活をしなければなりません。今、私は、学者たちを通してそのような潜水艦を研究させています。既に、ほとんどできあがってきています。これを研究して水中30メートルの中に入っていくのです。そのようにすれば、台風が吹いても静かです。風が吹こうと、どれほど波風が立とうと、30メートル以下に入っていけば波風はありません。30メートル以下には波風がないのです。ですから、30メートル以下、100メートル以下というボタンだけ押せば、自動的に入っていき、反射器で海の風景を見ながら暮らせるようにするのです。
(236-309, 1992.11.9)
将来、どのような時代になるのでしょうか。飛行機でどうして何時間も行くのですか。太平洋の真ん中に鉄の柱を打ち込み、ホテルも造るのです。ヘリコプターがどれほど多様な機能をもっていますか。ピッとボタン一つ押せば、思いのままに飛び回ることができるのです。3時間くらい飛んで行くのも退屈です。2時間ぐらい飛んで行って、海上ホテルに行き、そこで寝たりするのです。どれほどよいでしょうか! 太平洋上にホテルを建てるのです。そのようになれば、2時間か3時間くらい行って、そこで昼食を食べ、家族と船に乗って釣りもするのです。どれほどすてきなことでしょうか!
(203-57, 1990.6.14)


海に膨大な資源があると見るので、今後、(海洋事業場を)全世界的に、フランスにもつくり、ドイツにもつくり、命令一下で数十ヵ国につくることができる準備をしなければなりません。そのようにしてこそ、世界的な時代に必要とされる船や潜水遊覧船などを造ることができ、その分野の経済圏を主管することができるとみるのです。数十ヵ国に準備すれば、私たちがその分野において全世界に力をもつようになるのです。その想像がつきますか。可能性があると思いますか。
(95-225, 1977.12.4)
船も、私が設計し、世界で一番のものを造りました。潜水艦においても、5人乗りで海のどこに行っても暮らせるように造るのです。今後は、海の中に入っていき、生活をしなければなりません。ですから、それを開発しています。統一教会の者たちに、一度豊かな暮らしができるようにしてあげなければならないのです。
(210-39, 1990.11.30)
きれいな水は、どこにありますか。海水は、すべて公害で汚染されています。北極には、800メートルの雪が積もっています。それは、きれいな水です。1000年前に積もった、清らかな水です。公害がありません。その水は、1万年後にも美しい水です。南極も同じです。そして、その氷の下に氷の文化都市、ニューヨークのような都市を人工的につくったとすれば、多くの人々は観光に行くでしょうか、行かないでしょうか。それを建てることは問題ありません。考えただけでも気分が良いでしょう? トンネルを一度造っておけば、万年トンネルとなって崩れることはありません。1年に一度、冷水をまいておけば、こちこちに凍るので、ますます頑丈になります。ますます強くなるのです。
(302-99, 1999.6.1)
氷の下で農業ができる時代が来ました。何の話か分かりますか。花が咲くのです。アラスカのような所に行くと、高い山中には万年雪があり、その中間には草が生えていて、その下には花が咲き、その下では釣りをしているのです。どれほど美しい仙境せんきょうか分かりません。美しく、水は澄み、空気はきれいで、すべての生態的条件をくまなく備えた環境です。一度、趣味で旅行して味を占めてしまうと、そこで暮らしたくなって、出てきたくなくなります。今、私がこのようなすべてのものを投入して努力するのも、そのようなものがあるからです。
(220-13, 1991.10.13)
今後、水素を開発すれば、電力のようなものは問題ありません。あの寒いシベリアのような所にも地下都市をつくり、いくらでも良い都市で暮らせる時代が来るのです。
(194-95, 1989.10.17)
今後、シベリアのツンドラ地域やアメリカの平原地帯を開発するためには、アラスカを開発しなければなりません。北極の氷で覆われた世界を先に所有する者が、世界を主管することができます。海を所有する者が、世界を主管するのです。ゆえに、水産事業を始め、北極に関心をもつのです。
(219-196, 1991.8.29)


太平洋にはヒマラヤ山脈が連結しています。大小様々な山脈が、果てしなく連結しています。太平洋には怖いシャーク(shark)、それを日本語では「さめ」と言いますが、そのようなものがいくらでもいます。そのような所を泳いで渡らなければなりません。危険が幾重にもあるのです。人類歴史において、誰も行けなかった道です。そのような路程をたどって越えていかなければなりません。そのように越えて、彼岸の世界にまで行くのです。そのようなものが人生路程です。
(205-86, 1990.7.7)
深い所が中心であり、高い所が中心です。深い所は見えません。海底が見えますか。最も深い所が海底でしょう? エベレスト山の場合、万物が見たくなくても、朝になるたびに見え、夕方にも見えます。雨が降るか降らないか、天気が良いか悪いかを見るのです。雲がかかったり、暗くなったりすればそこを見て、今年が豊作になるか、ならないかを知ろうとしても、高い所を眺めて測定するのです。深い所は見えません。深い所を見てはいけません。ですから海水で覆ってあります。しかし、深いからといって悪いのではありません。そこには神秘があります。女性にも神秘的な何かがあるので、男性が関心をもつのです。男性が神秘を感じて、訪ね求めていくのです。
(205-136, 1990.8.12)

 

④ エネルギー補給源は海にしかない

海の資源がどれほど膨大かといえば、この陸地は問題になりません。今後の燃料問題を考えるとき、油類燃料や石炭燃料、電気燃料を中心とした時代は過ぎ去ります。電気も限界があります。今やエネルギーの補給源は、海にしかありません。水素を開発する道しかないのです。
(94-130, 1977.7.30)
今後、食糧は、科学的に無尽蔵につくることができます。今はなぜ、それをつくることができないかというと、原価が多くかかるからです。燃料費が多くかかります。今後、水素エネルギーを解決すれば、エネルギーは無尽蔵です。エネルギーがあまりにも多くて処理しきれないほどになります。ですから、食べ物も、いくらでも、食べきれないほどつくることができるようになるのです。そのようになれば、独りで食べるのはつまらないので、通り掛かりの人に、「ちょっと食べていきなさい。そして、ちょっと話をしましょう」と言う時が来るかもしれません。ですから、今から準備しようというのです。その時まで私たちは、そうなるようにつくりあげなければなりません。私たちの子孫が豊かに暮らせるようにするのです。
(141-223, 1986.2.22)


海の管理を誤れば戦争が起きます。戦争をすれば、しまいには水素爆弾炸裂さくれつするようになります。この水素爆弾は地球を破壊しかねないのです。ですから統一教会は、水域の20キロを中心として、20数を中心として、世界のどこでもみな占領しようというのです。そのようにすれば、世界はその懐に抱かれるのです。
(303-155, 1999.8.17)
ある人が、「今後、水素原料が解決すれば、世界はすぐに、暮らしやすい文化世界になるはずだ。しかし、独裁者がこのような膨大な原料をもてば、世界をすべて滅ぼしてしまうだろう。世界をそのようにさせない人はムン先生しかいないので、文先生にそのことを任せなければならない」と言ったのです。
(184-222, 1989.1.1)

 

⑤ 海洋強国が世界を支配する

未来において、私たちは、海を主管しなければなりません。海にあるすべての金銀財宝を、私の手で開発するつもりです。そのようなことを考えていると、トンネルをたくさん掘らなければならないという結論になったので、ハイウェイ・プロジェクトも出てきたのです。海の底に道を通し、そこに門を造っておけば、その門を開けて出ていって魚をることもできるので、それは、どれほど楽しいことでしょうか。海にある油も、船にパイプで直接、供給すれば、それは、どれほど素晴らしいことでしょうか。海底には、どれほど多くの石油があるでしょうか。ボタン一つ押せば、パイプがさっと出て油が出てくるならば、どれほど素晴らしいでしょうか。
指導者ならば、皆さんが未来においてそのように暮らせるように計画を立てなければならないでしょう? それでは、海の中でどのようにして酸素を供給するのでしょうか。水の中には酸素がどれほどたくさんありますか。ですから、水中で酸素をつくって自動的に供給するのです。海水中の酸素の比率は、どれくらいでしょうか。それをどのように活用するのですか。それは問題ありません。したがって、近い将来、海の世界を主管することができる時代がやって来るのです。
(116-326, 1982.1.2)
今まで、先生の生涯における1次の40年の生活は、北半球にある先進国家を中心とした、すなわち陸地を中心とした受難時代でした。それで、20年前から、南米における海洋文明圏を準備してきたのです。熱帯地方圏内にあるすべての国を救うために、海洋時代を築いてきたのです。そこで受難の道を経てきたのが、先生の20年路程です。
(277-131, 1996.4.7)
今後は海、水を主管しなければならないという主張、そのような思想をもてば、世界を主管するようになるのです。水が一番重要です。ですから、私が霊界に行く前に、大きな地域を中心として水を主管する事業に着手しておかなければなりません。それで、せっせと多くのみことばも語っているのです。私が話しておけば、子孫たちが成し遂げるだろうと思っているのです。
(276-296, 1996.3.10)
海の世界は、誰のものですか。今後、海洋の世界は、とても高価になることでしょう。明洞ミョンドン(韓国の銀座と呼ばれる地)よりも高くなるのです。早いうちに海洋地域をすべて掌握しなければなりません。


ここから3キロ以内にある水のある所を握る人が、世界をリードするだろうとみます。そのような時が来ているとみます。
(300-192, 1999.3.3)
海を占領しなければなりません。海は、誰のものですか。ハナニムのものであり、それからまことの父母のものであり、それから私のものです。すべてが私のものです。「自分のもの」と言えてこそ、うれしいでしょう? 海と川の水が、この世界の生命圏を左右しています。海は、雲を生成して陸地に雨を降らせるので、生命を左右しているのです。
(289-181, 1998.1.1)
若い人たちは、海に関心をもたなけばなりません。ここにいる皆さんの中から、海で事業をすることができる責任者も出てこなければなりません。先生が大西洋に行って24時間、そのことをするのも、海を愛したという伝統を立てるためです。船乗りは海に出ていくと、6ヵ月から1年は帰ってこなので、女性たちはみな、マドロス(船乗り)を嫌います。そのために、マドロスが次第に少なくなっていくのが世界的な傾向です。ですから、これを私たちが引き継がなければなりません。統一教会の女性は、夫が海に行って半年間帰ってこなくても不平は言わないでしょう? ゆえに、今後の世界の海上権を私たちが掌握しなければなりません。
今後、陸地よりも海に力を注ぐ時代が来ることを、皆さんは知らなければなりません。それゆえに、先生は海に関心をもっているのです。そのような目的で先生が海に関心をもっていることを知り、皆さんも海に関心をもたなければなりません。
(73-142, 1974.8.16)
先生は、海の中を進む潜水艦を研究しています。また、宇宙への関心も高いのです。現代の宗教指導者、現代の世界的な思想家として、すべての世界に驚くべき基盤をもち、国なき代表者として国家以上の力をもっているレバレンド・ムーンが、どうして海洋に関心をもつのでしょうか。今後、人類の食糧問題や飢餓問題のようなものを解決できる所は、海しかないとみているからです。
(217-219, 1991.6.1)
多くの人は、海水魚は淡水で生きることができず、淡水魚は海水で生きることができないと思っていますが、そうではありません。さけのような魚は、海で暮らしてから、淡水に上がってきて卵を産むのです。ですから、3週間で完全に変わるのは問題ありません。3週間、10日間で変わります。これは空想的な話ですか、それとも実質性のある話ですか。コンピューターがポケットに入れられるように、小さくなるでしょうか、ならないでしょうか。その世界へ行くのです。ですから、海の主人になるのですか、陸地の主人になるのですか。どちらに、よりなりたいですか。
(217-227, 1991.6.1)
北極に行って鉱山を掘り、南極の海の深い所でダイヤモンド鉱を掘り、黄金鉱を掘るのです。水中のダイヤモンド・ラインに行ってすべてを掘るのです。男性だけが掘るのではなく、女性も掘るのです。その中に入っていって真の愛をなすことができるならば、素晴らしい愛になるのではありませんか。千尋ちひろの海底に入っていって愛する時は、行く道が険しいので、その愛も素晴らしい愛になるのではありませんか。衝撃を受け、苦痛も受けるのですが、それ以上の愛を求めてそこまで来るからです。そこで愛する場合は、すてきな愛になるでしょうか、不完全な愛になるでしょうか。海の底に入っていって愛し合いたくはありませんか。老いれば誰もがみな死にますが、海の底で二人で愛し合いながら暮らしたのちに死ねば、それは幸福です。
(299-186, 1999.2.15)


先生は、海への関心を生涯もち続けてきました。大洋的運勢が来るからです。ですから、皆さんも、海に関心をもたなければなりません。その次に、大陸に関心をもたなければなりません。
(12-117, 1962)
海洋事業は、有望性があります。私には明確な概念が定立しています。ゆえに、私は、「人類のために海へ行きなさい」と宣言するのです。
(128-211, 1983.6.26)

 

2) 真の父母様がなされた海洋摂理

 

① 北米を中心とした海洋摂理

アメリカが豊かに暮らそうとすれば、若者は海へ行くべきだという風潮をつくらなければなりません。そうなれば、国家の新しい未来像が開拓されます。その時は、皆さんが責任者になり、陸地にあるすべての工場を逆に引き継ぐのです。陸地にある生産工場は、今後、門に錠が掛かるようになっています。個人の利益を追求してきた工場は滅びるのです。私たちは、国家の利益を追求する工場を営むので、国と協力して世界のために進んでいくのです。国家の支援のもとで、いくらでも発展することができるのです。
(128-230, 1983.6.27)
今、海洋都市がすべて廃虚になっています。若者が海に出ていって何ヵ月も戻ってこなければ、彼らの妻はあちらこちらを踊り回り、そのうち浮気をして荷物をまとめて逃げていってしまうのです。ですから若者は、船で出ていかなくなるのです。このようにして完全に廃虚になりました。私にお金が少しあれば、東部から南部を経て、西部までの埠頭ふとうを完全に買ってしまわなければなりません。それは良いですか。
(123-13, 1982.12.1)
現在、アメリカにおける産業分野は、すべて軌道に乗っています。すべて定着しています。唯一アメリカに残っているものは、陸地のすべての資源よりも膨大な基盤である海洋分野、すなわち水産業の分野です。それがアメリカでは、完全に没落状態に入っています。それが、どれほど膨大な資源か考えてみてください。海洋事業をする人は、大洋の中に隠されたすべての資源を掌握することができる後継者です。3分の1は陸地で、3分の2は海洋なので、3分の2の資源が海洋に埋もれているのです。ですから、このようなことを計画し、将来これを管理して主管することができる運動とは、どのような運動でしょうか。それは、海洋事業をおこなって世界的組織をもった基盤と、思想的に世界的組織をもった基盤、この二つしかないとみるのです。
(119-230, 1982.9.13)


海洋都市が疲弊すれば、その国の経済も疲弊するようになっています。アメリカは、資源をもってその海洋都市を世界と連結させることができる基盤をもっているにもかかわらず、それをなすことができなかったので、アメリカ政府は、緊急措置を取らなければならない段階に入ってきているのです。海洋都市の責任者も若い人を探しているのですが、若い人がいないので、私たちがこれに責任をもつのです。また、妻が逃げていくことはないという、そのような思想をもった若い夫婦が必要です。それは、ムーニーしかいません。このようにして、その都市にしっかり定着すれば、海洋都市は復興し始めるのです。3年から5年以内であれば、政府から支援を受けて50人に船を造ってあげることができます。50人ずつ30箇所ならば1500隻です。そうでしょう? 1500隻ほどの船を造ることができます。
アメリカの港をすべて合計すると、3000数箇所とみています。ですから、3000数箇所の港に50人ずつ行けば、15万人でしょう? そのようになれば、アメリカの海域を完全に消化できるはずです。それを200万ドルずつやればいくらですか? 3000億ドルです。
(119-235, 1982.9.13)
海に関心のある優秀な人々を中心として、フィッシング・ボートをもつように組織します。ですから、一つのセンターでは、50人の青年男女を集めて海洋へ行く基地運動、教育運動をするのです。そのようにして募集をするのです。現在、アメリカの海岸都市がどのような傾向になっているのかというと、海洋都市が疲弊しているので、みな引っ越したりして解体してきているのです。ゆえに、有力者やあらゆる所の責任者は、これを防いで海洋都市が復興することを願っています。それで、私が行くやいなや、すぐにこのような計画を立てて、地方の有力者を中心とした後援会を組織するのです。
ですから問題はありません。ここで60万ドルのお金は、その後援会とここの人々の共同名義で保証を立て、分けてあげるのです。そのようにして、私たちの責任者が1日に400ドル分の魚をる方法を教えてあげれば、永遠に持続するのです。
(108-219, 1980.10.5)
「ニュー・ホープ」という私たちの船の名前は、アメリカの東部ではツナ釣りで有名で、南米にまでうわさが立ちました。私がそのようなことをするのも、水産事業を開発する要員を養成するためでした。私が24時間、船に乗って回りながら、私たちの若者に、「船に乗りなさい」と言うと、逃げていって話も聞きませんでした。ところが、私が時間さえあれば話をして4年、5年が過ぎ、7年もすると、女性までもが、「私がキャプテンになる」と言うようになったのです。そのように言うことができる雰囲気をつくりあげました。そうしながら造船所を造り、その次には加工工場を造り、販売することができる訓練をさせました。商店を造り、移動バン(van:ライトバンの大型のもの)を中心とした販売訓練をさせたのです。


1年の間で船を造り、網を編んで魚を獲り、その次には魚を販売する仕事までしました。シーフード・レストランまで造り、そのようなことを中心として7年間、基盤を築き、今では水産業界に問題を起こし得る段階にまで入ってきました。これが軌道に乗れば、相当な資本が動くようになります。
(110-202, 1980.11.17)
皆さんの中で、船に乗るのが好きな人は手を挙げてみてください。皆さんがいなければ、これからのアメリカ世界は、海で成功することはできません。海での成功はありません。アメリカで海上、海底における成功はないのです。そのようになれば、アメリカは、いくら大きなことを言っても後退しなければなりません。そのようにならざるを得ません。どんなに大変でも、皆さんは海に出ていかなければなりません。海を突き抜けていくのです。そのようにしてこそ、海に希望が連結するという事実を知らなければなりません。
(132-304, 1984.6.26)
海に出ていけば、2ヵ月から6ヵ月の間は船に乗っているので、最近の妻は、「ディスコだ、ツイストだ」と言って踊りでも踊って浮気をして回り、彼らが帰ってくるころには、荷物をまとめて逃げていってしまっているのです。子供は孤児院に入れてしまい、一家四散するケースが80パーセントにもなるので、誰があえて海に出ていこうとするでしょうか。また、海に行って魚を獲ったとしても、その販路がありません。アメリカ人は、魚を食べません。ですから、この水産事業に手をつければ、莫大ばくだいな力の消耗が伴うのです。けれども、仕方がありません。水産事業に手をつけて成功できる基盤をつくらなければ、今後、世界に対する作戦を経済的に支援することはできないとみるのです。
(110-200, 1980.11.17)
アメリカで有望な事業は、水産運輸事業と漁業です。水産運輸事業と漁業しかないという結論を出したのです。それで私は、3年前に船を購入し、「3年後にはこの事業を始めなければならない」として、今年から事業を始めました。「ここニューヨークの海はどのようになっていて、魚はどこにいるか」などといった東部海岸地域に関する大抵のことは、この3年間ですべて調査を済ませておきました。
(88-246, 1976.9.20)
今後、私は、国家と交渉して養魚ようぎょ場を造ることを考えています。海水魚の養魚場、淡水魚の養魚場など、どのような養魚場でも造ることができます。何でもすることができるというのです。ニューヨークのすぐ前にある干潟ひがた地でも、かにでも、どのような魚でも、すべて養殖することができます。それを研究しなければなりません。その事業がどれほど膨大か、どれほど膨大な事業になるかを考えてみてください。
(88-179, 1976.8.10)
女性は船乗りを好まないでしょう? 私がどうしてこの水産業をしようとするのかというと、今、アメリカではこの水産業が完全に全滅状態にあるからです。なぜそうなのでしょうか。男性が船に乗って出ていき、1ヵ月も2ヵ月も帰ってこなければ、女性たちはみな浮気をして離婚し、逃げてしまうのです。また、近ごろのアメリカの若者は、何回か大きな波に出遭って苦労すれば、それでもう海に出ていくのが嫌になるのです。


そして、金持ちも、全くここに投資しようとはしません。ですから、アメリカを生かすためには仕方なく、統一教会の青年がこの事業を引き継ぐしかないのです。統一教会の青年や統一教会の女性は、離婚をすることができますか。絶対に離婚できません。離婚して逃げようとは考えないで、一緒に船に乗って出ていく訓練をしなければなりません。先生が命令さえすれば、船乗りたちは、どこからでも集まってきます。そのようにして訓練されて出ていくのです。
(88-250, 1976.9.20)
私が手をつけなければ、アメリカの水産業は、復興させることができません。絶対に復興させることはできません。そのような意味で、「アメリカに私は多大な貢献をなすだろう」と思っています。それで現在、約4000トンの船を買うために交渉しています。そのような種類の船は、世界に一つしかありません。
(88-326, 1976.10.3)
一昨日ベリータウンに行って、こいを数千匹獲りました。また、池をすくうと亀が6匹出てきました。それで、これくらいの大きな亀をハドソン川に放してあげ、また、最初に獲ったこいを放してあげました。
そして、「お前は愛を通して生まれ、愛のために死ぬのが道理なので、愛する人々のために生きるのがいいか、死ぬのがいいか」という、このような問題を中心として考えてみました。「このように見れば、お前は犠牲になるのだが、将来のアメリカの水産業を発展させ、今後、統一教会の人たちがお前たちを通してハナニムの前にもっと忠誠を尽くし、人類をもっと愛することができるようになるだろう。そのような愛の力になり、エネルギーになり、肉になると考える。お前たちは、魚に生まれたが、私の息子、娘のごとくに、アメリカ国民の誰よりも愛し、アメリカ国民のように考えてあげることができる肉となり、心となり得る一部分として愛してあげるが、それでも嫌か」とこいに向かって言いました。
「こいよ、お前たちは、愛する息子の血となり肉となり、息子、娘の身代わりとなって、愛するアメリカ国民の肉となるのだ」と言いました。
(93-189, 1977.5.29)
「宗教指導者であるレバレンド・ムーンが、どうしてあのような漁夫になって水産業をするのか。それは卑しい者のすることだろう」と、人は言うことでしょう。私は、それを知っています。しかし、私たちは、小さな目的をもってしているのではありません。皆さんがそのような訓練をし、アフリカなどの重要な港を一つずつ受け持っていけば、そこでは世界的な基盤が一遍に築かれるのです。50ヵ国に基盤が築かれるのです。
(94-107, 1977.7.29)
海に膨大な資源があると見るので、今後、海洋事業場を全世界的に、フランスにもつくり、ドイツにもつくり、命令一下で数十ヵ国につくることができる準備をしなければなりません。そのようにしてこそ、世界的な時代に必要とされる船や潜水遊覧船などを造ることができ、一度に世界を制覇し、その分野の経済圏を握ることができるとみます。数十ヵ国に準備すれば、私たちが、その分野において全世界の覇権を握るようになるのです。その想像がつきますか。可能性があると思いますか。ですから統一教会の教会員たちは、みな学んでおきなさいというのです。
(95-225, 1977.12.4)


今まで、漁夫たちは1日に8時間、仕事をしましたが、これからは、「8時間以上は仕事をしない」という話は出てこなくなります。完全にひっくり返るのです。アメリ水産業界の生きる道ができるでしょうか、できないでしょうか。これは、黄金の門が開くのと同じです。黄金のかぎをもって黄金の倉庫の門を開けるのと一緒だ、ということを知らなければなりません。ですから、統一神学校を出た女性はみな、この次に嫁に行く時は、船長のところに嫁に行くのだと考えればよいでしょう。
(96-313, 1978.2.13)
アメリカの水産業界は、私たちでなければできない段階に入ってきました。膨大で無限な資源が私たちを呼んでいるので、これを今後、世界を主管するための私たちの経済基盤として、活用するのです。
(105-328, 1979.10.28)
アフリカ人が食堂のような所に行って食べる場合、自分が食べていた魚、自分が食べ慣れている魚を探します。しかし、その魚が食堂になければ、そのお客さんは帰ってしまうのです。ですから、五大洋で獲った魚を食堂に補給する運動をしようというのです。アメリカ人は、1日に8時間以上仕事をしないので、5時になれば店を閉めてしまいますが、私たちは24時間、店を開けておくのです。また、私たちと関係している食堂が品切れになれば、私たちと関係しているほかの食堂から補給してあげるのです。ですから、誰もかないません。それで、今、水産業界においては、「レバレンド・ムーン」と言えば知らない人がいません。このようになっていることを知らなければなりません。
(146-253, 1986.7.1)
食口シックは、このオーシャン・チャーチ(ocean church:海洋教会)が好きではありません。「水産業をしなさい」と言うと、逃げていってしまうのです。
それで今、先生は、早く全米に1000軒の日本食堂をつくることを計画しています。それが今の計画です。そして、535箇所の海洋教会をつくるのが次の計画です。今、二つの準備をしなければなりません。
(147-25, 1986.8.20)
今後、各州に私たちの水産業基地ができれば、そこにコンドミニアムを一つずつ造ろうと思います。これを造って日本人、韓国人、アメリカ人、そしてドイツ人を中心としたヨーロッパ人。これらの4ヵ国の人を一緒に住まわせるのです。出勤は別々にしても、帰ってくれば一緒に食事をし、そのほかのことも共にするのです。このようにして、一つの家族生活の形態を整えて訓練をしなければなりません。ここをパスできない人は、今後、地上天国の理想圏に入っていくことはできません。天国に入る資格をもてないのです。それで今、私は、その生活基盤を築く仕事をするためにこの事業をしているのです。
(147-27, 1986.8.20)


なぜ水産業をするのでしょうか。今後、人類の食糧問題を解決する方策は、養殖以外にはありません。皆さん、将来は、海岸に数十階、数百階のビルを造り、ボタン一つですべての養殖ができるようになるのです。100坪もあれば、一つの世帯が子供たちを大学で勉強させながら暮らすことができるのです。今の時代は、科学が非常に発達しているので、何里、何十里、何百里も離れた所から海水を引いてくることができます。山の中に養殖ビルをいくらでも建てることができるのです。そのようにしなくては人類の食糧問題を解決することはできません。ですから、私は深刻なのです。
(191-81, 1989.6.24)
統一教会の若い勇士は、いつかは遠洋漁船に乗ってみる経験をしなければなりません。先生は、水産業の経験が素晴らしい訓練になると考えます。先生がさせることなので、皆さんはしなければなりません。いくら東大出身だからといっても、それを逃れることはできません。
(192-159, 1989.7.3)
レバレンド・ムーンには、食糧問題のゆえに死んでいく人々を生かすために、今まで20年間、活動した実績があります。水産業の世界には、原料が無尽蔵にあります。今では、アメリカでもレバレンド・ムーンのことを信じるようになっています。今まで私は、網を編んだり船を造ったり、様々なことをしながら世界における基盤を築いてきました。そのようにして築かれた基盤は、誰も無視することができない段階に入ってきています。それは、水産事業界において、すべての人が知っていることです。
(266-120, 1994.12.22)
テキサスの農場に行ったことがある人は、手を挙げてみてください。アメリカ人は全員、行ってみたのです。皆さんも一度、招待しましょうか。そこで、今、ウズラやキジ、鹿しかのようなものをハンティングしようと思っています。そこには、天然の七面鳥がたくさんいます。それからいのししおおかみとらのような姿をした生き物まで、いない生き物がいません。
今から、ここに関心をもち、自分たちで農場をつくり、ハンティングや釣りなど、すべてのことが管理できるように開拓しなければなりません。
(253-114, 1994.1.9)
今後、第3次産業が発展し得る基地ができてきます。それで私たちは、30箇所に船を10隻ずつ浮かべて訓練をしているのです。それを300箇所まで拡大しようと思います。どこの町に行っても、釣りができるようにしようと思います。今後、世界にルートをつくろうと思います。フランスからヨーロッパ、ここをすべて観光コースにするのです。そのようなことができる、釣りに関する専門家を育成しなければなりません。船の運転をしながら観光案内役までするのです。これは大きなビジネスです。このようにすれば、その貴重なお客さんを中心として、今後、私たちは、世界的な大事業をすることができるのです。世界的な国際会社をつくり、膨大な資源を採取することができる基盤が自然に築かれるのです。
(122-82, 1982.10.31)


ロ) セイロ流通組織
先生がアメリカで計画したことは、2大事業です。水産事業とセイロ販売組織です。先日、「ムーニーが水産事業分野を完全に占領する」と言って、水産業界で大問題になりました。その事実を皆さんは知らずにいます。このことは知らないといけません。
(131-250, 1984.5.4)
経済活動の組織面において、いかにして全国の販売市場を掌握するかという闘いが最後に残された障壁です。セイロという世界的な機械販売組織を通じてアメリカで力をもち、また水産事業でも力をもち、これらが一つになって動くようになれば、アメリカや自由世界に対する影響圏は自動的にできてきます。ここで経済基盤を築くと同時に、もう一つ準備することは、言論界における世界基盤を確保するための「ワシントン・タイムズ」と、「インサイト」という週刊誌です。現在、これらを通じて世界に影響を及ぼし得る版図をつくっています。有り難いのは、水産事業においてアメリカは膨大な資源をもっているにもかかわらず、そこには主人がいないということです。
既に、「レバレンド・ムーンと統一教会が主体にならざるを得ない」という評価を受けるまでに上がってきたということは、驚くべき事実です。科学技術を中心とした製品の販売市場において、レバレンド・ムーンがアメリカで力をもったといえる基盤を築くために、「セイロ組織を50州に編成しなさい」と指示しました。セイロ・システム自体が国境を超越したのです。今まで、国境を超越した展示場、販売市場はありませんでした。
(135-97, 1985.9.30)
今、皆さんがなすべきことは、アメリカにおいて経済基盤を築くことです。それが先生の選択したセイロ組織の全国化運動と、水産事業の販路の世界的基盤を築く運動です。これを、どのように成し遂げるのかということが現実的な問題として登場しました。それが結論です。現在、機械工業が西欧文明の中心だとすれば、その一方で水産事業には主人がいません。ですから私は、損害を被りながらも水産事業に投資しているのであり、セイロの発展のために投資しているのです。そのような結論が出てきます。ここに投資をして基盤をつくる努力をしなければなりません。このように見れば、セイロは、世界の販売組織とアメリカ水産事業に力をもつための基盤です。ですから、「ここに拍車をかけなければならない」というのは妥当な結論です。
(135-99, 1985.9.30)
アメリカにおいて、セイロ組織によって機械工業と水産事業に力をもてば、アメリカ経済を動かすことができる強大な勢力になります。それで今、南米連合機構をつくっています。そのようになれば、アメリカは困ることでしょう。40年間、先生がこのような頭と能力をもって苦労し、開拓のためにそのようなことをしてきたのは、それが歴史に残る先覚者の行くべき道だったからです。そのようにして伝統を立てることが貴いことなので、耐えてきたのです。先生が縦的な伝統を立てたならば、皆さんには横的な伝統を立てなければならない責任があるということを知らなければなりません。横的基準まで先生が立てなければならないのですか。それは、皆さんの責任です。今後、セイロ組織を通じて、いかにして急進的発展をするかを考えなければなりません。
(135-106, 1985.9.30)


「水産事業がセイロと何の関係があるのか」。このように思ってはいけません。今後、セイロの人を水産事業分野に入れ、水産事業の人をセイロに入れるかもしれません。いつでも自由に交替させることができるのです。それを知らなければなりません。ですから事務所も、一つの事務所を使わなければならないという結論が出てきます。お金もないのに、どうしてそれぞれが一つずつもっているのかというのです。この機会に、すべて一つにするのです。多くの責任者は、必要ありません。一人の責任者を中心として命令すれば、天下が動くような組織にしなければなりません。
(135-102, 1985.9.30)

 

ハ) アラスカ水産業
アメリカは、その国土を中心として三つの海域に世界4大漁場のうちの3大漁場をもっています。そこにノルウェーの漁場を合わせれば4大漁場になります。メキシコからアラスカ、そして、カナダにつながるグロスター地域が世界4大漁場のうちの3大漁場として連結していますが、それは、世界の魚のほとんどすべてがそこにいるということです。しかし、その魚をる人がいません。200海里を策定しておいて、完全に主人のいない荒れ地のようになっているのです。
(110-200, 1980.11.17)
アラスカは、海を中心としてすべてのものが連結しています。海のすべての資源、すなわち魚類と原資材が集中している場所がアラスカです。世界の水産資源のうちの80パーセントがアメリカにありますが、そのアメリカの水産資源の71パーセントに相当する魚がアラスカにいるのです。水産資源において、アラスカは中心です。残された資源の獲得地は、このツンドラ平原しかありません。
(236-22, 1992.11.2)
先日、アラスカに行った時、長さが60マイルにもなる真っ黒なたらの大群が押し寄せてきました。幅が10マイルで、深さはどれくらいになるか分かりません。それを考えてみてください。その群れを見れば、主人がいません。主人がいないのです。レバレンド・ムーンは、大洋上に、そのような富が浮いていることを知りました。ですから皆さんは、未来の所有者にならなければなりません。
(131-263, 1984.5.4)
水産事業にどれくらいの発展をもたらしたでしょうか。今では船におけるすべての機械は、私たちが研究し、私たちの手で作ったものが最高の位置に立つことができるようになりました。この驚くべき事実を知らなければなりません。私たちがアラスカで魚を釣っていれば、どこで魚が多く獲れるかということが分かるようになります。そうしたら、それをコンピューターに入力しておくのです。コンピューターに入力しておけば、ボタン一つでいつでもそこに行くことができるのです。コンピューターにテープを入れてボタンを一つ押せば、10年後にもその場所に行くことができるのです。そのようになれば、いつでもたくさんの魚を釣ることができます。漁夫が誰にも秘密にしておいて死ぬ時になり、初めてその息子に遺言として教えてあげるような材料を、世界五大洋において無数にもつことができるのです。ボタン一つ押せばよいのです。五大洋にそのような根拠地を記録しておけば、季節に従っていつでも漁業を続けることができるのです。それは、水産事業において莫大ばくだいな利益をもたらせるということです。
(135-106, 1985.9.30)


アラスカに1300万ドルを投入して工場を造りました。その次には、東部のグロスターの埠頭ふとうも買おうと思っています。
また、南方のアラバマにも、私たちの船の工場があるでしょう? 基地がすべてあります。皆さんは、船や海について関心すらもっていなかったでしょう? 私は10年間で、すべてを準備したのです。
(119-239, 1982.9.13)
アラスカの西部地方、南部地方、東部地方に加工工場を造り、様々なことをしなければなりません。魚がたくさんあっても、その処理ができないので製粉工場、すなわちフィッシュ・パウダー(fish powder)工場を造ろうと思います。なぜ粉を作らなければならないのでしょうか。貯蔵問題が解決されるからです。いくら良い魚でも、8ヵ月以上はもちません。冷凍魚であっても8ヵ月以上たてば、再度、水を供給しなければなりません。氷が凍っていても温度差により、その氷の間に空気が入っていくのです。空気が入れば、魚から水蒸気が氷の間を通って出ていくのです。ですから、全体に水をかけて再度、冷凍し直さなければならないのですが、それができません。何度か取り出しては冷凍していると、一定の温度を維持できません。したがって、その品物は、廃物となるのです。
(122-80, 1982.10.31)
えびを、どのように処理するかについて先生は考えました。パウダー、すなわち粉を作るのです。えびは1年で死にます。それは、ハナニムが魚のえさとしてつくられたものです。しかし、すべてを獲って食べることはできないので、みな死んでいきます。毎年、そのような量の魚が海に流れていくのです。また、それは公害と直結します。この問題をどのように解決するのかということを先生が長年の間、研究し、パウダーを生産するようになったのです。
(273-50, 1995.10.21)
飢え死にする人は、世界的に見て1年に約2000万人ほどです。この人々を中心とした食糧問題の解決のために、20数年前から海洋産業に関心をもったのです。魚の粉、フィッシュ・パウダーが問題です。それは高蛋白たんぱく質であり、どの動物にもない栄養分です。これを粉にすることによって保管と運搬が楽になります。私たちがこのフィッシュ・パウダーを1トン生産すれば、それを30倍、50倍に増やすことができます。それは、98パーセントが蛋白質です。先進国家がそのようなことを解決しなければならなかったのに、それを解決することができなかったのです。
(296-228, 1998.11.10)
ものすごく大きな魚がいるとともに、また、魚の種類が、どれほど多いか知れません。様々な魚がいるのです。私はそれを見て、「いやー、アラスカから海に出ていって魚を獲るよりも、投網の上手な人が3、4人もいれば、1日で船いっぱいの魚を獲ることは問題ないなあ」と思いました。それで「賃金を与えて魚を獲り、フィッシュ・パウダーを作って売らなければならない」と考えて、すべて調査をしました。
(267-18, 1994.12.27)


今後は、魚を粉にして調合すれば、パンも作ることができます。何でも作ることができます。すてきなパンを作ることができるのです。海の魚を食べることは、肉食よりも優れているのです。体に良いということも、すべての人が知っています。しかし、これが未開拓です。アメリカが手をつけていないのは、これしかありません。ですから、私たちがこれをしなければなりません。これがとても有望だということは、先生がはっきり知っています。お金は先生が用意しますが、そのような意欲をもった人をいかに育てるかということが問題です。
(88-179, 1976.8.10)
カナダやソ連もそうで、アメリカや日本、ドイツも、私たちが現在、おこなっている事業に関心をもっています。本来、この海で、獲れる魚の20パーセント以上を、人は食べることができません。残りはすべて捨てるのです。ですから、捨てるものを集めて粉にして人が食べることができる栄養剤を作り、それを発展途上国に送ろうと思っています。そのようなうわさが立ったので、全世界の発展途上国の人々が統一教会に対して多くの関心を寄せているのです。
(295-110, 1998.8.18)
日本政府は、「自分たちには海洋資源が必要だ」と考えています。海洋資源とは魚のことをいうのです。ですから、日本人は魚を欲しがっているのです。しかし、その魚がいません。一方でアメリカは、アラスカの魚を加工して売ることを願っています。ですから、アメリカの魚を獲って日本にあげようというのです。それで、アメリカ政府は日本人と、また、日本人はアメリカ政府と交渉するのです。日本はアメリカの魚が必要であり、アメリカは日本の技術が必要なので、互いに合作投資をしようというのです。
(146-249, 1986.7.1)
アメリカという国で最も有名な海洋基地、水産業基地がアラスカです。このアラスカとノバスコシア地域、そしてメキシコ湾、それからノルウェー、これが世界の4大漁場です。そして、その中の3大漁場をもっているのがアメリカです。その中で最も代表的な場所がアラスカです。
(167-132, 1987.7.11)
今後、ソ連が政治的に主張してくるかもしれないし、日本とドイツが連合して主張してくるかもしれません。このように、未来の世界的な政治問題が引き起こされる可能性がある基地です。ところが、アメリカ人は200海里を策定しておきながら、ここを中心とした水産物に対して主人になる能力をもった人が全くいません。
アメリカ人は魚を食べません。皆さんの中で外国によく行かれる方は御存じでしょうが、食べてもロブスター(lobster:はさみのある大えび)と、それから、きょう釣ろうとするハリバット(halibut:北方海洋産の大きなひらめ)、それからサーモン(salmon:さけ)、その次にはトラウト(trout:ます)、このようにいくつかのものしか食べません。そのような魚は大概どこで獲れるかというと、寒帯地方の寒流で獲れます。


ですから、脂がのっていておいしいのです。アメリカ人が食べるその何種類にしかならない魚がどこで育つのかというと、このアラスカで育つのです。
(167-132, 1987.7.11)
エス様はペテロに、「あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」と言われましたが、それはどういうことかというと、魚で人を象徴したのです。魚を獲って海洋圏を握れば、陸地圏まで握ることができるようになるというのが摂理観です。また、アラスカを占領すれば、すべての海洋圏を占領し得るのです。なぜなら、世界の水産輸入の85パーセントがアラスカから出てくるからです。それ以外の5パーセントは大西洋から出てきて、それから10パーセントは太平洋から出てくるのです。それで100パーセントになるのです。
(168-67, 1987.9.1)
アラスカに行けばさけがいます。鮭を知っているでしょう? 鮭には五つの種類があります。ピンク色をしたものもいれば、赤い色をしたものもいて、様々な種類があります。淡水で卵を孵化ふかして何ヵ月してから送り出せば、それは海に出ていくのですが、4000マイル、5000マイルの五大洋を経て戻ってくるのです。そのように泳ぎ回るのです。そのように泳ぎ回って4年がたつと、卵を産むくらいになります。成熟した雄と雌の鮭になるのです。そのようにして卵を産む時になれば、どこに行ってまことの愛の対象と出会うのでしょうか。自分の生まれた所を訪ねていき、そこで出会おうという条約ができているのです。そのような法度になっています。誰がそれを立てたのでしょうか。その鮭が立てたのでしょうか。これは神秘的な問題です。
(169-174, 1987.10.31)
アラスカの鮭を見れば、7月に小さい稚魚を孵化して海に送り出せば、4000マイルから5000マイルを4年間泳ぎ回ったのちに、昔、自分が離れた故郷のにおいをかいで、再び戻ってくるのです。今日、その神秘は、科学でも解析することができません。人間がいくら研究しても分かりません。それが何かのアンテナやレーダーをもっているので帰ってくるのですか。
稚魚も4年たてば、自らその故郷を訪ねていって卵を産み、卵を産んだのちはすべて死に、自分の体をその稚魚に与えるのです。そのようにしながら、その稚魚が大きくなるようにしているのです。魚でもこのようにしているのです。それなのに、万物の中で最も貴いという人間のこの姿は何ですか。人間は自分の故郷に戻ることを知りません。どのように行くべきかを知らないでいます。
(176-324, 1988.5.13)
私は、サーモンを見て、「サーモンは、統一教会の人たちとそっくりだ」と考えました。故郷を訪ねていく群れが、統一教会の群れだからです。そして、ペア・システムを求めるのは「神主義」であり、それがぴったり一致しているのです。雄と雌がペアになって4年から6年の間、海で一緒に泳ぎ回るのではありません。時になれば、先に雄が上がってきて、その次に雌が上がってきて、そこで初めて出会うのです。そして、水がたまっている所に雄と雌が集まり、統一教会で行う婚約式(約婚式)のようにしてペアを形成するのです。ところで、本当に不思議なのは、海にいる時には雄と雌は大きさが少し違うだけで、見た目は全く同じであるのに、これが相手と結ばれると、雄は2週間で別の姿になるのです。それは、「そこまで変われるものか」というほどです。


淡水に上がってきてペアを組めば、雄の姿は、雄ライオンのようになるのです。口がこのようになり、歯もこのように出てきて、見れば怖いのです。頭が出てきて、背中が出てくるのです。雄ライオンの姿のようにです。サーモンのようなものも、優秀な種を残すためにそのようになっているのです。4000マイル、5000マイルの海を泳ぎ回りながら、どのようにして故郷を訪ねていくのでしょうか。それは、神秘のなぞであり、今まで解析ができずにいます。いかにしてその小さい魚、すなわち故郷の地で約6ヵ月たったわずか15センチの稚魚たちが海に出ていって、そのように大きくなって上がってくるのかというのです。物心がついた時には、既に自分の子供をもつ時を知るのです。
(259-198, 1994.4.10)
サーモンは、海に出ていって自由気ままに泳ぎ回ってから、雄と雌が来てマッチングをします。そして、マッチングをしたのちには、お互いが「ため」に生きるのです。これは、統一教会の夫婦が愛する時の、正にその手本となるのです。父母様が愛するのと同じです。統一教会は、サーモン以上のカップルにならなければなりません。そのような映画のようなことを見ながら、人々が学ぶことはたくさんあります。死んで子供たちの餌になり、子孫を残そうとするのがサーモンです。動物の本能世界の伝統を代表する存在として生きているのがサーモンです。
(295-115, 1998.8.18)
世界4大漁場のうちの3大漁場は、アメリカがもっています。カナダのノバスコシア地方とアラスカ州とメキシコ湾地方です。皆さんは、知らないのでそのようにしているのですが、水源資材の豊富さを知れば熱狂するはずです。黄金脈は何十年も掘れば終わりですが、これは永遠です。ところで、その主人がいません。それで、私は、水産業に関して20年の計画を立て、今15年目に来ているのです。アメリカの水産業界では、「ムン総裁は異端者だ」と言ってデモをしています。「文総裁、出ていけ!」と言っているのです。このように大騒ぎをしています。しかし、いくらやってみたところで、問題は実力です。
(191-73, 1989.6.24)
海に行けば魚釣りもします。私は、あらゆる魚を釣ってみました。太平洋、大西洋、地中海の魚をすべて釣ってみました。釣ってみたことのない魚はいません。アラスカでも釣りました。何も持たず、パンツだけはいて素手で主人として振る舞ったのです。漁民の世界に入っていって30分も話してあげれば、「あー、私の家に行きましょう!」と言うようになるのです。そのようにして、金持ちの家に招待され、良い部屋を与えられて食べていれば、「家に帰らないで一緒に暮らしましょう! 1年間、一緒に暮らしましょう!」と言ってくるようになるのです。船に乗って三日も一緒に回れば友人になるので、いくらでもそのようにすることができるのです。
(203-35, 1990.6.14)
世界の漁獲量の75パーセントをアメリカがもっていますが、その漁獲量の85パーセントはアラスカから出てきます。ゆえに、アラスカは水産の宝庫です。誰が、そこの主人になるのでしょうか。そこの主人になるということは、今後、海洋産業の王権を掌握し得るということを意味しています。そこは、そのようなことができる基地ですが、環境的条件が良くありません。条件が良ければ、ブルジョアがすべてやってしまいます。そこでは、船が難破して人が死ぬこともあり得ます。そのようなことを覚悟しなければなりません。
(205-319, 1990.10.1)


今回、アラスカで風が吹いて10メートル以上の波が立ったのですが、そのまま走っていきました。ですから、アラスカ海洋警察本部でUDT(水中破壊部隊)の訓練をしている人々が感嘆したのです。その時、「海に出ていってはいけない」という警報が下りました。少しでも出ていけば、警察が追い回しながら、「戻りなさい」と放送して大騒ぎするのです。
ところが私たちの船は、小さくても勇敢に荒波に乗り出ていくので、彼らが驚くのです。「私たちの船は沈まない」といくら説明しても信じませんでした。しかし、これを信じさせたので、台風が吹く日に出ていっても、「彼らは、そのような人々だ」となるのです。「UDT訓練、特戦訓練と一緒なので、雨の降る日だろうと風の吹く日だろうと、生死をいとわずに出ていくのが原則だ」。このようになっているのです。
(205-319, 1990.10.1)
全世界の漁獲量の75パーセントをもっているアメリカの中で、その85パーセントの漁獲量をもっている場所がアラスカです。ところで、アラスカは、韓国式発音では、「知っていましたか(알았습니까アラッスムニカ?)」と言っているように聞こえます。「知っていましたか」というのは、「風がたくさん吹いて死が交差する危険な所であることを知っていましたか」ということです。
(206-93, 1990.10.3)
魚は、なぜ寒いアラスカ地方を訪ねていくのでしょうか。暑い所にいた魚が寒帯地方を訪ねていくのです。それは陰陽の調和です。主体と対象が和合する所に行って繁殖しようとするので、すべて流動していくのです。また淡水にいたものは塩辛い海水を飲んで繁殖するのです。シナモクズガニのようなものがそうです。理想的な繁殖をするためには、プラスとマイナスが和合しなければなりません。レバレンド・ムーンは、そのようなことをしているのです。
(207-82, 1990.11.1)
今まで、先生はアラスカでもどこでも、昼夜の別なく先頭に立って、今日の統一の伝統を立ててきました。今後、人類と国と世界は、真の父母様の前に負債を返す道がありません。永遠に侍り、永遠に従っていかなければならない立場にいるのです。
(220-268, 1991.10.20)
ここアラスカは、暖流と寒流が交差する所なので、各種の魚がすべて集まってきます。また、ここで産卵しようと、魚が集まってくるのです。そのようなことで、ここは有名な場所ですが、ここに来て釣りをするという事実は、何と表現すればよいのでしょうか。幻想的です。さらに、韓国の教授たちがここに来て、アラスカの海で釣りをするということは歴史的事件です。
(167-132, 1987.7.11)


アラスカは、観光客を誘致すれば世界的な名所になります。今年、韓国は暑かったでしょう? そのような時に、お金があればアラスカへ行くのです。ここからアラスカまで、約6時間かかります。行く時に逆風が吹くと7時間かかりますが、普通5時間から6時間かかるのです。夕方出発し、飛行機で寝てから朝、降りてくれば、これは1日活動圏内に入っていくのです。
金曜日の晩に出発し、土曜日と日曜日に釣りをして、夕方、飛行機に乗って帰るのです。そのようにすれば、その翌朝には出勤することができます。ここは、どこに行っても遠くの山を見れば、その山頂は雪で覆われています。周辺の近い山もすべて雪で覆われています。雪で覆われた園の下に青い地帯があり、その青い地帯には花園があります。花が咲いているその下には、美しい湖のような青い海があり、そこで釣りをするのです。それは、どれほどの仙境であるか想像してみてください。四方を見れば、高い山によって屏風びょうぶのように囲まれています。また、アラスカの木は、ピアノの鍵盤けんばんを作る、とてもまっすぐな木で、そのような山林が茂っています。その下の森の中には、見たこともないような花がたくさんあります。それが湖の近くにあります。
そこにはまた、鹿しかもいます。獣たちがたくさんいます。水辺を中心に、たくさん住んでいます。食べ物が多くないので、水を飲まなければなりません。冬になれば、海草がすべて死にます。雪が積もるので食べ物がありません。海草をかじって食べて生きているので、海ととても親密な関係をもった鹿やくまのような獣がたくさんいるのです。
(264-98, 1994.10.9)
アラスカに行くと、4月でも寒いので、毛糸の下着を着なければなりません。前方の山に雪があります。ところで、海に行けば無尽蔵に魚がいます。どこでも無制限に魚が泳いでいるのです。釣り糸を投げれば、「ワー」とエキサイトするのです。このような経験をした人は、必ずまた来るようになっています。「来るな」と言っても来るのです。一度、魚を釣る刺激的な経験をすれば、忘れることができません。
暮らすにも良い所です。すべてのものが備わっています。景観も素晴らしいのです。3分の2が雪で覆われた山で、暮らす場所は、青い地域の中心です。海は青く、空にはわしが飛び回っています。
(262-280, 1994.8.1)
アラスカから飛行機で行くと、モスクワには8時間かかり、ロンドンには6時間かかり、ニューヨークには10時間かかります。ですから、ここは交通の要地でもあります。今後、人間の力をもって、アラスカの平原で農作物を耕作することは問題ありません。今も温床栽培をしています。そこでバナナもできるのです。熱帯地方から来るのではありません。
(236-22, 1992.11.2)
食べて暮らすすべての産物がアラスカから出てくるようになれば、どのようになるかを考えてみてください。アラスカは、韓国の何倍もあります。カリフォルニアの4倍だといいます。カリフォルニアがアメリカで最も大きな州なので、それだけ膨大な地域だということです。そこには無尽蔵の原資材が埋まっています。そこの主人は、ソ連でもなく、アメリカでもありません。


そこに、誰も関心がありません。自分たちの経済問題、政治問題、体制問題でめちゃくちゃになっていて、原資材の消耗だということは考えもしないのです。今後は、誰が原資材を支配するのかということが問題です。先生は、それを準備しています。
(236-22, 1992.11.2)
それで、誰が北極を主管するかということが重要です。北極を主管すれば、世界を主管できるのです。極がそうなのではありませんか。北極を主管して主体的立場に立てば、南極の主管は、自動的になされるのです。
(253-299, 1994.1.30)
「アラスカ精神」という言葉を聞きましたか。アラスカ精神とは何でしょうか。朝5時に起きて、ご飯を食べて海に出ていけば、夜の12時にならなければ帰らず、1時や2時に帰ってくるときもあるのです。責任量を果たすことができなければ、帰ってくることはできません。事情をくんであげるのではありません。修練過程では、責任を果たすことができなければならないのです。
ですから、魚を釣るのを見物するのではありません。魚釣りの訓練をするのは、今後、世界中どこへでも行ける指導者を育て上げるためです。誰もが魚を釣ることができるのではありません。専門的にならなければなりません。多くの経験を通して学んでこそ魚を釣ることができるのです。
(263-10, 1994.8.16)

 

ニ) 養殖業
その地方に水産大学の教授がいるとして、それらの教授が、その地方の水域にはどのような魚がんでいて、どこの水域には何という魚が棲んでいるということを研究したものがあれば、皆さんは、彼らの研究したものが正しく合っているかをテストして、しっかり記録をし、それを本にしなければなりません。50州の海を調べて、その情報をすべて1箇所に集め、どこへでも出ていって魚をる計画を立てるのです。海に沿った州の全体の海域、漁業をする地域全体の深さと温度をすべて測り、その海域に何という魚が棲んでいるかをすべて調べ、それを本にしなければなりません。そのようにすれば、ボートを買ってあげるのです。30数州、すなわち海に沿っているすべての州は、漁場を中心として本を作り、もし、海がなければ湖を中心としてそのようにさせるつもりです。そして今後、私は、養魚ようぎょをコーチしようと思っています。
(94-109, 1977.7.29)
先日、私はフロリダに行きましたが、そこには、わにが暮らす湿地がありました。私は、国家と交渉してそこに養魚場を造ることを考えています。海水魚の養魚場、淡水魚の養魚場など、どのような養魚場でも造ることができます。何でもすることができるというのです。ニューヨークのすぐ前にある干潟ひがた地でも今後、カニから魚まで、すべて養殖することができます。それを研究しなければなりません。その事業がどれほど膨大な事業になるかを考えてみてください。海水魚の骨で動物の飼料をつくることもできます。飼料のようなものは、雑魚を捕まえ、それでつくることもできるし、それから調合をしても作ることができます。相当な事業になるだろうと思っています。その世界的な組織網をもって、それぞれの国で事業をすることを考えてみてください。そして、缶詰工場を運営すれば、相当な事業になります。
(88-179, 1976.8.10)


南米のような所には山がないので、水を完全にコントロールすることができます。井戸はそこでだけ掘るのであって、ほかの所はいくら掘っても水は出てきません。ですから、水の商売だけをしても暮らすことができます。海水を水蒸気にして、水をいくらでもつくることができます。今の科学的な力をもってトンネルを掘り、1里、10里、100里の遠くにまでフィッシング・ファーム(fishing farm:養魚場)・ビルを造ることができます。ニューヨークの貿易センターよりも高いビルが造られることでしょう。パンタナールで魚の種類に従ってビルで養殖をし、コンピューターにその資料を入れておくのです。そのようにして、ボタン一つ押せば、昼食時にはそこを通っていく人がその中から魚を選んで買って食べることができるようにするのです。ぴちぴちはねている魚を、刺身にして食べることができる場所をつくるのです。
(302-99, 1999.6.1)
現在、世界には水の多い湖がたくさんありますが、アラスカだけでも2万坪以上の湖が300万箇所あります。2万坪を中心として魚を養殖すれば、200世帯、300世帯が暮らすことができます。では、300万箇所ならばどれくらいですか。2万坪ずつとすれば、6億という人が暮らせるのです。2×3は6ですから、6億です。ですから、アフリカの湖畔に養殖場をつくってあげれば、6億5000万のアフリカ人を食べさせてあげることができるのです。ですから、人類の食糧は、問題になりません。牛肉などの陸地の肉よりも、魚は健康に良いのです。消化吸収が良いのです。ですから、今後、「牛肉などの肉類を食べなさい」と言っても食べない時代が来るのです。
(271-39, 1995.8.15)
南米にあるアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイに湖がどれほど多いでしょうか。何千万になるはずです。アラスカにあるのが300万箇所とすれば、何千万箇所になるはずです。そこに多くの水は必要ありません。何百坪だけつくって、そこに水を入れて何種類かの魚だけを育てれば、それを食べて暮らすことができます。人工的につくって、それをモデル形態として教育し、運営させれば、食べて暮らせます。食糧問題が解決します。水と土地がある場所では、食べて生きる問題は解決されるのです。ゆえに、海に対する関心をもって釣りの訓練をしなければなりません。
(289-50, 1997.12.30)
先生がなぜ、ツナに関心をもつのでしょうか。ツナ1匹がどれくらい卵を産むかというと、200万個産みます。それがどれくらい孵化ふか化するかというと、0.8パーセントしか孵化しません。なぜでしょうか。卵を産めば、小さな魚がすべてそれをのみ込んでしまうからです。ですから、先生はツナの養殖場をつくろうと思っています。卵を100パーセント孵化させ得る技術さえもてば、人類の食糧問題は、一瞬のうちに解決されるとみるのです。
(119-63, 1982.7.3)


皆さんの好きな魚がナンバーワンとするならば「ナンバーワン」と呼ぶように、魚の番号が世界的に統一されるようになります。百何番ならば百何番、あるいは五十何番ならば五十何番というように、その種類の中に好きな魚がいれば、電話1本で注文するのです。「何時何分に養殖場に行きますから、何番と何番の魚を準備しておいてください」と注文するのです。その時は、刺身にする包丁が1本あればよいのです。その包丁で刺身にして、おいしく食べればよいのです。そのような時代が来ます。
(274-109, 1995.10.29)
今後は、世界的に大きな湖をつくって、そこに魚を養殖して釣りをさせる事業が、最も魅力的な事業になるだろうとみているので、今から、それを準備しなければなりません。養殖場をつくって魚を捕まえて、どんどん釣り堀に入れるのです。そのようにすれば、1年12ヵ月、釣りをすることができるのです。
(207-122, 1990.11.1)
牧場のようなものを大きく営んで生活するよりも、養殖をすれば、50坪くらいでも、一つの家庭が暮らすのに問題はありません。高い山でも、海水をいくらでも引いてきて養殖をすることができるのです。海水が全くなければ、塩水を入れて塩分濃度を調節すればよいのです。いくらでもできます。そして、山にも養殖場を造り、そこを一人で管理しても、数十万、数百万の人が食べて暮らすことができるようになるのです。それで、今回、私がアメリカに行った時も、海に出ていってそのことをしたのです。良い種類の魚を捕まえて養殖をするのです。
(189-290, 1989.6.17)
釣り場に魚がいなければ、養殖場を造って魚を養殖し、その養殖した魚で釣りをするのです。魚を養殖して、それをどこへでも運搬して釣りをする、そのようなことができる時代になりました。気候が合い、温度が合う場所で養殖場を造って養殖をすれば、どこでも、どのような魚でも釣り場に入れることができます。船で運搬して放してあげ、それを釣ることができるのです。また、獣でも、とらのハンティングまでできる時代が来ます。おおかみを育てて猟場に放ち、ハンティングすることもできます。くまのハンティングもでき、どのような動物でも飼育してハンティングすることができるのです。
(275-104, 1995.11.3)
私は、養殖場を運営しようと思います。今、日本で活魚の料理が可能なのも、私がコーチしたからです。私のアイディアです。濾過ろか装置を使って水槽の水を長時間使うことができるようにしたのも、私たちが研究したことです。養殖場がなぜ必要なのでしょうか。人々が活魚を欲しがるからです。海で獲るものだけでは、需要を満たすだけの供給をすることができません。釣ったものを生きたままで供給することもできますが、養殖をして活魚を補給しなければなりません。「各州でも養殖場を造る計画を立てて釣りができるように訓練しなさい」と言ってワン・ホープ号をそれぞれに分けてあげたのですが、それをしているのかどうか分かりません。それをすれば、今後、船だけ30隻から50隻売っても暮らすことができるのです。それは世界的です。ワン・ホープ号にしても、10年前から「買いたい」と言ってくる人はたくさんいたのです。


海兵隊から72隻の注文が入ってきた時も売りませんでした。なぜ売らなかったのでしょうか。この船がどれほど素晴らしいか分かりません。今ではうわさが立ったので、みな「あの船は釣りをするには最も良い船だ」ということを知っています。ですから、みな「買いたい」と言ってくるのです。ですから、今は公開して売ろうと思います。釣りをする人たちは、この船がどれほど良い船かを知っているのです。ですから、買いたがるのです。本当に素晴らしい船です。
(207-120, 1990.11.1)
今、大学を卒業しても、15万人くらいの人は就職できずにいるでしょう? それで、私は、水産事業をして養殖場を造っているのです。スペインでもしています。ツナを閉じ込めて育てているのです。金もうけも上手にするのです。私は、化け物みたいに何でもしているのです。
(209-317, 1990.11.30)
今後、荒廃した土地を沃土よくどにして、飢えて死んでいく人々を救わなければなりません。それは、土地と水があればできるのです。水のある所では養魚をするのです。養殖場を造るのです。土地がある所では、5色の穀物を植えるのです。西洋人は、アフリカ人に農業を教えてあげませんでした。ですから、滅びるのです。これを蕩減とうげんしてあげなければなりません。
(246-82, 1993.3.23)
全世界で飢え死にしていく何千万の人々のために、先生は養殖場を造ったのです。公害によるオゾン層の破壊問題を人類の代表として解決できる人は、先生しかいません。そのように、各方面に関心をもって進んでいかなければなりません。
先生が行くことができなければ、皆さんが涙を流し、汗を流しながらでも行かなければなりません。「先生の足跡の上に、自分も足跡を残そう」という心をもたなければなりません。原理の道は、そのまま踏襲していく道です。越えていく道ではありません。おじいさんも行かなければならず、お父さんもお母さんも行かなければならず、子々孫々、何千代の子孫も、それと全く同じように行かなければならないのが原理の道です。ですから、蕩減の道です。
(246-202, 1993.4.16)

 

ホ) オーシャン・チャーチと海洋訓練
レバレンド・ムーンを中心とした統一教会は、世界的です。西洋人は、レバレンド・ムーンは韓国人でも、韓国のためだけに仕事をしているとは思っていません。世界のために仕事をしているという観念が強いのです。それで、陸地でも海でも、迫害を受けながらも雄々しく勇敢に世界的な協会をつくっているのです。
そのような意味で、一般の思想を中心としてしているのではなく、宗教という背景を中心としてこのような体制を整え、「海洋教会」というタイトルを掲げたということは恐ろしい宣言です。これはレバレンド・ムーンの恐ろしい課題設定です。今後、オーシャン・チャーチをして何をするのでしょうか。海に出ていって訓練するという、その程度のものではありません。海を主管し、海を愛するのです。海を主管するからといって何をどのようにするというのではありません。創造主の本意に合うように海を管理し、海を愛する意味から、海を中心として世界を結束することができる舞台をつくろうというのです。
(128-249, 1983.8.28)


船に乗って荒波を切っていくのは男性たちのする仕事です。女性にはできないことです。それは、どれほど魅力的でしょうか。それで、私は船に乗るのです。皆さんに、それを教えてあげようとして船に乗るのです。今後、そのような海を開拓しなければならない責任を担っているのです。ですから、先生に従い、先生が好きになれば、船が好きにならざるを得なくなるのです。大きなツナは何ポンドになりますか。1000ポンドを超えます。1000ポンドのものが山ほどいます。
普通の人の体重が120ポンドとすれば、ほとんどその8倍です。そのような魚を釣る時の気分はどのようなものか想像してみてください。商売の中でそのような商売はありません。それを1匹釣れば、1年食べることができます。皆さんが1日に3ポンド食べるとすれば、1年で1匹を食べるということです。
(119-63, 1982.7.3)
既に陸地は人でいっぱいなので、船を造って海に出ていくのです。将来、遠からず海で暮らす時代がやって来ます。では、私たちは海で何をしなければならないのでしょうか。世界の海洋基地で統一教会の男性ムーニーたちが暮らすのです。これさえつかめば、現在の世界におけるすべての文化を思いどおりにすることができます。男性ムーニーたちがすべて海岸に集まり、世界の海岸を占領するのです。
(116-326, 1982.1.2)
アメリカ海域には無限の水産資源があるので、アメリ水産庁ではそれを開発するために全力投球をしています。しかし、人がいません。それで、国家で計画を立てたのです。誰でも2年半船に乗れば、その人が「船を買いたい」と言う時には、10パーセントのお金だけ出せば、200万ドルに相当する船を造ってあげるというのです。200万ドルならば、120トンの船に相当します。120トンならば大変なものです。それで、300箇所の港を中心としてこの事業をしています。また、特別に考案して船を造りました。小さな釣り船から訓練をするのに良い船まで、特別に考案して造りました。それは、レバレンド・ムーンが考案したのです。人に例えれば、とにかくハンサムな船です。
フィッシングの訓練をさせるために、1隻の大きな船が中心となり、10隻の船をまとめて出ていくのです。ですから、一人が10隻の船をまとめて行くことになるのです。そして、「5人だけ編成すれば、3万ドルに相当する船をあげる」と言って宣伝するのです。そのようになれば、小さな船も3万ドルで売ることになります。現在、水産都市の開発のための計画もしています。
(110-202, 1980.11.17)


1箇所に60人の要員を集めて教育するための対策を立てています。今回、私は30箇所に配置してきました。30箇所の基準が完成すれば、300箇所に拡大し、統一神学校を出た人たちを責任者として立たせて海洋教会をつくろうと思っています。これは歴史上になかった教会です。「海洋教会」という名前をもって船に乗り、そこで聖日礼拝も行うのです。今、この運動を展開するために準備しています。このようになれば、どのようになるのでしょうか。私たちの要員は、2年だけ船に乗ればよいのです。大きな漁船をもっているので、それに交代で乗るのです。
そうすることにより、その都市の市長や海洋警察署長がサインだけしてくれれば、いくらでも国家で船を造ってくれるのです。このようにすれば、数千隻の船ができます。それを実際に消化することができる基盤を拡大するために世界的な組織を計画しています。すなわち販売組織を計画し、ヨーロッパ、日本でもそれを準備しています。このような膨大なことを準備しているのです。
(110-204, 1980.11.17)
皆さんはホーム・チャーチをしていますが、300隻のボートは何かというとホーム・チャーチです。オーシャン・チャーチ(ocean church:海洋教会)です。皆さんがどこかへ行って困ったときは、そこが港町であれば、「ワン・ホープという船がある所はどこですか」と尋ねなさい。港の人であれば、誰でも知っているはずです。アメリカの海岸にいる人は、みな知っているはずです。そこに私たちが集まって歌を歌い、祈祷しているのです。お昼を食べる時にも祈祷するのです。
(108-217, 1980.10.5)
南米には、えびり船が30隻あり、ツナ獲り船が5隻あります。ですから、今後の私たちの中心メンバーは、誰もがみな1年6ヵ月は海洋訓練をしなければならないというのが先生の考えです。そして、統一教会の責任者は、1年に2週間は、誰もがみな動員されて海洋教会の活動をしなければなりません。そして、その海洋教会の活動をする時は、どこどこの教会の責任者などという、そのようなものは関係ありません。すべて同じように仕事をさせるのです。それで、先生が「お前、どこどこに行って釣りをしてきなさい!」と指令を出すのです。それは、いつ行くか分かりません。
(119-256, 1982.9.13)
今年に入って、4月から今まで、私は5時に起きて夜11時まで船に乗って、海に出てきました。ある人が、「若い者たちも逃げ回り、隠れて寝ようとするのに、70を超えたおじいさんが船に乗って釣りをするのか」と言って舌を巻きました。それを見ながら、「私は大きな罪を犯したものだ。なぜ若者を捕まえてあのように苦労させるのだろう」と思ったのです。しかし、そのようなことに勝てなければ脱落するのです。世界の頂上に上がっていくことができないので、そのようにするのです。
(223-280, 1991.11.12)


皆さんを訓練させるのです。ここで先生を追い越すことができる者は何人いますか。それは過激な重労働と同じです。重労働の中でも、そのような重労働はありません。1日中立って釣りをするのです。10日間座ってはいけません。やってみれば、夜の12時になっているのです。アラスカでは12時になっても明るいのです。夜中の1時でも明るいです。朝5時に起きて夜12時までやれば、何時間ですか。19時間、釣りをするのです。
(231-308, 1992.6.21)
海と陸地の境界線は海岸線です。今後、海は陸地を連結しなければならず、陸地は海を連結しなければなりません。このような二つの目的が重複している境界線は海岸線しかありません。今後、「陸地も必要で、海も必要だ」となる時には、海岸線が最も重要になります。このように見れば、今後、海岸線が陸地のどこの土地よりも高価になる時代が来る、このようにみるのです。
(128-249, 1983.8.28)
水産業をなぜするのでしょうか。なぜアラバマで船を造るのでしょうか。神学生たちが「オーシャン・チャーチ(ocean church:海洋教会)に行かない」と言えば、女性たちを船長にして、女性船長が男性たちを連れてほっペたをひっぱたいて、「こいつ! 私もこのような仕事をしているのに男性が何をしているのだ」と言わせようと思います。男性たちを連れていって海洋教会を指導するのですが、男性が「船に乗らない」と言えば、ほっぺたをひっぱたきなさいというのです。男性が「行かない」と言えば、女性を船長にして、そのようにするつもりです。
(116-326, 1982.1.2)

 

 

② 南米を中心とした海洋摂理

イ) ジャルジンの新エデン建設
ジャルジンは、どれほど不便な所でしょうか。二度と行きたくないジャルジンを、どこのいかなる場所よりも慕い、行きたくて泣き、月を見ながらも慕わなければならず、太陽を見ながらも慕わなければなりません。そのようにして、その太陽の支配下にある生命体とあらゆる万物を見て、自らの心情を吐露し、ハンのハナニムの祭物的な条件となることを、すべて心で洗ってしまわなければなりません。ジャルジンは源初(源焦)地です。創造物自体が一つの博物館のように総合的に集まっている源初(源焦)地です。
それゆえに初(焦)点地域です。万物創造の焦点です。その源初(源焦)物が生息している所に行き、3年以上、血と汗を流さなければなりません。3年間労働をしなければなりません。なぜでしょうか。祖国光復のためにです。水の中でそれをするのです。水は、世の中を象徴しているので、水の中に天国を建設しなければなりません。まことの父母様が立てたように皆さんがそれをしなければなりません。
(303-157, 1999.8.17)
人間の堕落によって破壊されたものを早く復帰して管理し、昔、絶滅した種をここから再び世界に拡大させなければなりません。ゆえに、新しい博物館を造らなければなりません。鳥も1500種類の鳥がいます。その博物館を造り、また昆虫博物館を造らなければなりません。それを造っておけば、そこは摂理のみ旨の中で登場した所なので、世界中の人々が息子、娘の教育場所として訪問するようになるのです。ハナニムが造られたものを見て喜ぶことができる環境をつくるために、ジャルジンを開発するのです。ジャルジンは、エデンです。その場所を通じて多くの人々が、「再臨主が来られる」と言ったのです。
(294-56, 1998.6.10)


「ジャルジン」という言葉は何でしょうか。堕落の「位置に入った(자리에ジャリエ 들었다ドゥロッタ)」、そのような意味にもなります。サタンが人類先祖の位置に入ったので「ジャルジン」です。エデンの園で堕落の位置に入った人類先祖をサタンが「パンタナール」、すなわち「お前を売る(너를ノルル 판다パンダ)」ということです。お前を売って「サロブラ」です。これは「生かしてみろ(살려サルリョ봐라バラ)」ということです。「サロブラ」は「復活しよう」という意味です。韓国語にすれば、そのような意味が入っています。
(294-56, 1998.6.10)
ブラジルで最も良い水は、黄土水です。黄土水の流れる川を、黄金の川といいます。一方、澄んだ水の流れる川を水晶、銀の川といいます。そのような2種類の川が合流する三角地帯に、私たちは土地を買い、ジャルジン基地をつくりました。
(285-136, 1997.4.21)
ここで養魚場をしても、とても良いのです。パラグアイでも、電気が余って困っているくらいなのです。湖のような所の温度を調節すれば、南方の魚でも、北方でいくらでも養殖をすることができます。
ジャルジンを中心として、このミランダに生息している魚を北方地帯にもっていき、そこでそのまま温度を調節してませれば、南方の人も来て見物し、北方の人も来て見物するようになっているのです。「私はアラスカだけが良い」と言うのは南方では落第です。「アラスカも良いが南方も良い」と言ってこそ合格です。「朝はアラスカで生活し、夕方は南米で生活しなさい」と言う時、一生の間そのように暮らすことができ、また「それ以上でもします」と言う人は、アラスカや南方世界をすべて統治する主人になれます。ハナニムは、そのような人に会いたいと思っていらっしゃるのです。
(276-77, 1996.2.4)
イグアスの滝は一つですが、観光地としてそれ以上に良い所はありません。水泳もできます。そこにはドラドもいるし、魚もたくさんいます。そうでなくても、釣りをすれば魚がよく食いついてくるのです。ですから、えさをあげれば飛ぶように集まってきて、捕まえることができます。子供たちが一度来れば、「ここで暮らそう」と言って大騒ぎになるでしょう。周囲の人々が、「レバレンド・ムーンはなぜジャルジンに関心があるのか」と言いながらも、来て見てみれば、「いやあ! ここは天国のようだ。州は、それも知らず、ああ、レバレンド・ムーンに奪われた!」とそのように言っているのです。ですから、その州では、私を援助せざるを得ないのです。
(279-198, 1996.8.4)
ジャルジンの農場では、たくさんの種類のおうむを飼っています。おうむも自然の人々と一緒に暮らすことができるし、だちょうも餌をあげれば、どんどん寄ってくるのです。人に慣れて、人が行って餌をあげても逃げていきません。
ハナニムが創造されてそれを見て喜んだように、アダムのように遊んだ世界をつくってみようというのです。今、その仕事をしているのです。
(278-103, 1996.5.1)


先生は、水を愛しています。水は、すべての生命の根源です。水は、すべてのものを抱いて消化します。ジャルジンにはミランダ川とラプラタ川がありますが、その二つは陰陽です。ラプラタ川は澄んだ水ですが、ミランダ川は泥水です。泥水があれば、世の中であれば逃げていってしまうところですが、きのう見ると、その泥水の渦の中に、澄んだ水がためらいもなく巻かれていくのです。自らの姿勢を備え、泥水と和合してその色も変わっていくのですが、流れ流れて日がたてばたつほど、再び自らの光を取り戻し、澄んでいくことができる力をもっているのです。
(276-140, 1996.2.18)
水は、いくら汚れていても水平を取ることができます。人も水平を取ることができなければなりません。私がここジャルジンに来たからといって、ブラジルとは関係ありません。ここには五色人種が生活していますが、言葉が通じなくても、私は別の種とは考えないのです。自分の親戚しんせきであり、自分の弟であり、みな6000年間離れて暮らしたのちに再び出会った人々です。ですから、言葉が通じない事情を乗り越え、習慣と風習が通じなくても自然の中で、懐かしく思い、受け入れています。
(276-90, 1996.2.4)
今後、この場所は、貴い場所になるでしょう。パンタナールは先生が訪ねてきて、このようなことをしている所です。それくらいここは貴い場所なので、この地をすべて私たちが買わなければならないと考えています。サロブラも、ジャルジンの地も、すべて買おうと思います。ここを中心として連結できるものがパンタナールです。パンタナールを連結するのです。
(293-263, 1998.6.1)
今後、ここは世界的な観光の名所になります。霊界と肉界が連合できる内容を、ここで決定するのです。水陸、すなわち水と陸地が連結する場所です。おもしろいのは水の上に草があるのです。このような水と陸地が連結しているこの場所において、すべてのことを決定し、摂理を成し遂げていくのです。
(293-272, 1998.6.2)
統一教会には、ジャルジン宣言があります。第2次40年路程を発表したのです。エデン復帰です。エデンに帰ってきたのです。エデンに帰っていってハナニムの絶対信仰、絶対愛、絶対服従の平衡基準に立たなければなりません。それで、ジャルジンで、「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」の宣布をしたのです。それを宣布することにより、堕落のなかった万物全体、すなわち絶対信仰、絶対愛、絶対服従の上に造られたこの世界をすべて管理し、同一圏において接触することができるようになるのです。それで、先生は、ジャルジンで教育をしているのです。
ジャルジンで、祝福を受けた家庭は、縦的には上がってきましたが、横的には基準に立っていないので、今からは、横的基準においてハナニムと共に暮らすことができる家庭をつくらなければなりません。そのために、世界平和に向けた理想家庭教育センターをつくり、今まで祝福を受けた家庭をジャルジンで新たに教育するのです。ハナニムの絶対栄光の家庭に同参できる内容を、再び訓練しなければならないというのです。それが、ジャルジン家庭訓練です。
(294-319, 1998.8.9)


ジャルジンで小学校から中学、高校まで造ろうとすれば八つの教室が必要ですが、12教室になる小学校、中学、高校を建てるプログラムを組みました。ジャルジンに、2000人以上の人々がいつでも生活することができる基盤を築くのです。講堂を中心として、血と汗をもって教育基盤を準備するのです。そこに小学校から中学、高校、そして大学まで建てる準備をしています。小学校から本格的に出発するのです。ジャルジンを中心として周辺には33の都市がありますが、その33ヵ都市の大部分には中学、高校の施設を造るつもりです。
今、このジャルジン本部では、小学校から中学、高校、大学までのシステムをもって、その地方の優秀な人々を教育し、今後、全国に広げることができる、すべての準備を整えるのです。それゆえに、ここには2500人以上が収容できるようになり、講堂は1万人まで入ることができるように造っています。今後ここは、この州の33ヵ都市のすべての和動の主体になるはずです。政府には、そのようなことはできません。
(281-295, 1997.3.9)
ジャルジンの教育計画は、水産事業と山林、そして農業方法、それから工業方法に関するものです。その全般的なことが分かるので、各市を中心として、ここが本部のような仕事をするのです。ジャルジンに建てたものと同じものを拡大し、そのようなシステムをもって単科大学を中心として総合大学を造る計画をもっています。本当におもしろいのです。
ウルグアイも33人の独立軍があり、韓国にも三・一独立運動の有功者が33人いました。また、南米の国は、33ヵ国です。本当に不思議なのは、このジャルジンがある州には33の市があるのです。それは摂理的です。33人を中心として摂理していくすべての内容が、そのように完全に自動的に一致したということは摂理的です。ですから、ジャルジンには、「東洋人が来てジャルジンで拠点を構え、その名前が知れわたるようになれば、その方が来られるメシヤだ」という預言があります。インディアンたちが既に知っていたのです。
「ジャルジンに韓国人が来て、思想的にすべてのことを革新する運動を行えば、その方がメシヤだ!」。それを知っているのです。インディアン全体が巻き込まれてくる傾向を見せているのです。
(281-297, 1997.3.9)
本当に、ハナニムが生きていらっしゃるということを実感します。韓国の独立万歳運動の指導者は33人でした。韓国の裏側がウルグアイですが、そのウルグアイの独立軍も33人です。南米の国も33ヵ国で、今、私はジャルジンに来て仕事をしていますが、そこも都市が33です。本当に不思議です。その周辺にある主要都市が33ヵ都市です。これは本当に不思議です。
(281-245, 1997.2.14)


私は、ジャルジンから400キロ内外の場所を中心として、そこにどのような魚が棲んでいるのかを調査しました。蚊に刺されながら調査したのです。お金が必要だから、そのようなことをするのでしょうか。名誉が必要だからでしょうか。政治的背景が必要だからでしょうか。死んでいく人を助けてあげるためです。彼らは兄弟です。私がこのような考えをもたなければ、誰が万民を救ってあげるのですか。どこの政治家や、どこの国の主権がそのようなことを考えますか。このような基盤をもって、私は、その地ですべての原資材を掘って輸出するのです。彼らがしようと思っているとおりにしてあげるのです。工場が必要ならば、工場を造ってあげるでしょうし、「何かが必要だ」と言えば、それを援助してあげるのです。私は、そのような実力をもった人です。
(276-196, 1996.2.19)
ジャルジンで400キロメートルの土地を取得すれば、フィッシュ・パウダー(fish powder:魚粉)工場を建てるのです。フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、日本など、先進国家が研究して失敗したものを私たちが開発して成功しました。全世界がパウダーを作り、食糧を補給する道を解決しようというのです。輸送が問題ですが、国連と赤十字社が、「我々と共に世界の難民を救いましょう!」と言っているのです。それで、ジャルジンの400キロ以内の農村に豆を植え、とうもろこしを植え、マンジョーカを植え、いかなる穀物でも植えるのです。そして、収穫されたものをすべて粉にして20倍に拡大した食糧を作り、それで、難民を救ってあげるのです。
それでは、魚はどこでるのでしょうか。魚の粉はどこで作るのですか。ここには川がたくさんあります。湖をつくり、釣り場をつくって魚を釣るのです。これを私たちがすべて買ってあげるのです。ぴちぴち跳ねている魚が10分以内で粉になって出てきます。ですから、これはジャルジンで歓迎できる内容ですか、歓迎できない内容ですか。
(276-194, 1996.2.19)
第3世界の難民は、レバレンド・ムーンが自分たちを生かすために苦労しているということを知っています。うわさが立ったので知っているのです。魚でフィッシュ・パウダーを作り、それをするためにジャルジンに農場をつくり、粉工場を造るための準備をしているということをすべての人が知っているのです。今後、全世界の人々が統一教会の信者になることを考えたとき、その人々がジャルジンを訪ねてくるでしょうか、来ないでしょうか。先生の行った場所、名のある場所はすべて訪ねていこうとするのです。そこが聖地になるのです。
魚を養殖して人類を生かすために苦労したその公的な基盤を中心として、万民が口をそろえて称賛し、足取りを速めて「天国を建設しよう!」という喊声かんせいが世界に響き渡るのです。
(277-142, 1996.4.7)
ブラジルやウルグアイには、牧場をつくり、自給自足できる豊富な内容があります。アフリカで果物の農業をする人にも、ここで模範的農場をつくり、木を植えてありとあらゆることをして教育しようと思っています。それで、彼らが帰っていく時には、300頭の牛を与え、その国で牧場を寄付してもらうようにしてから送り出そうと思っています。それは160ヵ国で競争するようになっています。ここで育てた子牛をもって行くのです。お金は使えばなくなりますが、牛は使えば使うほどどんどん増えていきます。皆さんも今は、みなかわいそうに暮らしている人々ですが、世界的な牧場の主人になり、農場の主人になり、また、水産業もでき、釣りもして、どこでも楽しむことができる世界版図が完全にできるのです。
(266-139, 1994.12.22)


私たちがここに来た時、1000ヘクタールの土地が70万ドルでした。その70万ドルで、700頭の牛までくれたのです。そのような所がパラグアイです。そこでは鶏も飼っています。そこには、トラクターなどの農作業に必要な器具がすべてあります。理想的な故郷や国をつくることができるように、私がコーチをしようと思っています。
皆さんがもっている土地を売り、その費用で私がここを買うのですが、皆さんにここの土地をそのままあげるのです。すべて開発し、飢え死にすることはありません。その農場の中に幼稚園を造り、中学、高校を造り、大学まで造ることができます。そして、五色人種が共に暮らすのです。郷土を開発すれば、プラスが相対を再創造する役事が起きるのです。関心がありますか。そのようにすれば、本当に良いでしょう。そこで釣りもし、ハンティングもして、世界的なことを準備しているのです。
(266-139, 1994.12.22)
広大な草原地帯に無数の果物があり、無数の鳥がいて、無数の動物がいます。ありとあらゆる動物がいます。釣り糸を垂れれば、水のある所には魚がいくらでもいます。女性が夕食を作る時、おかずがなければ、川の流れている裏口の外で釣りをし、その釣った魚をてんぷらにすることもできます。ブラジルは、そのような国です。世界にそのような所はありません。そこしかありません。投網を一度投げれば、ひとかますもの魚がかかってくるのです。
(267-59, 1994.12.27)
今後、牧場と合わせて養魚場も造り、猟場もつくるのです。春になれば数多くの魚が川を上ってきます。ここにミランダ川がありますが、この川を中心として運河を掘るのです。そのようにすれば、この川は10個以上の川と同じ面積になりますが、これをせき止めて、春になってここに入ってくる魚を帰れないようにすれば、春夏秋冬、季節を超越した釣り場にできるのです。
ここでは季節を超越して養殖をすることができます。そのようになれば、魚を養殖して釣り場に供給できる世界的な場所になるのです。私が関心をもっていることは、パンタナールに棲む3600種類の魚を捕まえて養殖場で養殖し、3600箇所の釣り場をつくることです。その魚を養殖する方法を開発して、世界の各地にこれと同じ場所をつくって広げていくのです。
(270-55, 1995.5.4)


アメリカが上にあり南米が下にあるとすれば、上にあるアメリカが嫌っている南米、その南米の中でもアメリカが最も嫌っているブラジル、そしてブラジルの中でも最も嫌っている山奥に私が行ったのです。私は、ジャルジンという所に行って蚊に食われながら鳥を友とし、蛇とも友達になり、魚を友として暮らしているのです。教主が、はだしになって歩き回っているのです。皆さんが見れば、「あれは、私たち統一教会の先生ではない」と言うような生活をしています。「彼は、本当に農夫か漁夫だ」と言われるような生活をしているのです。アメリカで24年の間に築き上げた基盤を、1年6ヵ月間で一度に、さーっと築き上げたのです。
(293-293, 1998.6.7)
ブリッジポート大学と鮮文ソンムン大を造り、今は南米に大学を造っています。ジャルジンに大学を造っています。幼稚園から中学、高校、大学まで造っています。大学に行くことができるように、すべて準備しています。今後、そこを通過しなければなりません。この世の大学は、必要ありません。そこに行って何をするのですか。それは、すべてがらくたです。ホモ、レズビアンのような道徳的根本を破壊するとりでになっているのです。ハナニムの怨讐おんしゅうの基地です。軍隊基地と同じようにサタンの基地となっているのです。そこからすべての影響を及ぼしています。それはサタンの場所です。それを壊さなければなりません。彼らは、「ハナニムが死んだ」と言ったのです。
(303-231, 1999.8.31)

 

ロ) パンタナール聖地
日本の2倍もある湖がパンタナールです。パンタナールには3600種類の魚がいます。3600種類の魚が、そこにんでいるのです。それならば、そこの水温や、立地条件や、環境など、それらのすべてが同じ条件の湖は、世界的にどれほどたくさんあるでしょうか。そのような水が、どれほどたくさんあるでしょうか。これを分科別に研究して、養殖ができる所をつくるのです。そのようにすれば、世界的にすべてできるのです。
(271-39, 1995.8.15)
パンタナールには、ハナニムが創造された原初的な自然がそのままたくさん残されています。ほかの場所は、種の基準が残らずに絶滅している所が多いのですが、唯一残っている所がパンタナールを中心としたこの地域と、アマゾンの流域です。自然の存在がそのまま残されていて、ハナニムが創造した原初的なすべての万物が集約している場所です。
(296-20, 1998.10.1)(*)
(*) 引用箇所の誤りを訂正
どうして私が、ここに来たのでしょうか。私だけが来たのではありません。ハナニムが共に来られて、歴史的に犠牲になったすべての万物を愛するのです。ノアの時代に、魚は審判を受けませんでした。審判を受けなかった魚と因縁を結ぶことによって、万物が蕩減とうげんして戻ることができる道を築こうとパンタナールに来たのです。ハナニムが造った万物を愛さなければなりません。先生には、これを保護する責任があります。種をもっと繁殖させなければなりません。ハナニムが創造した時よりも、種を絶滅させてはいけないのです。
(300-266, 1999.3.24)


パンタナールには、草や魚の種類がたくさんあります。魚の種類も3600種です。アマゾン川には3000種がいますが、パンタナールには3600種がいます。その種類を考えてみてください。ですから、草や穀物や木など、万物には数多くの種類があるのですが、ハナニムは洪吉童ホンギルドン(注:李朝時代に、魔法を使って金持ちから財を奪い貧民に分け与えたという小説の主人公)のように「このようになれ」と言ってそれらを造ったのではありません。すべて考えがあって造ったのです。構造的なすべての内容が自然世界の法度と気候の条件に合うように、批准を合わせて造ったのです。
(291-164, 1998.3.11)
パンタナールは、動物や植物など、本来ハナニムが創造された原初的な宝庫となる場所です。私は、それを守って保護するための世界的な運動を起こしています。協助しますか、しませんか。
エバゆえに堕落しました。ゆえに、日本の国家メシヤをパンタナールの先頭に立たせ、すべてのことを進行するように命令しました。それは有り難いことですか、それとも悪いことですか。母親の肉を売ったとしても子供を育てなければなりません。植物や動物を育てることができるように後援をしなければなりません。日本がこのように世界の地に血統を連結させれば、そこは自然に日本の所有になるのです。
(304-255, 1999.11.8)
アマゾン流域、パンタナールの奥地には3600種もの魚がいます。3600種ですが、そこにはハナニムの創造された本然的なすべての創造物が残されています。アマゾン流域がそうであり、パラグアイ川の流域がそうです。3600種を中心として、そこに養殖場をつくるのです。魚に関心のある人は、「来るな」と言っても来るようになっています。私たちの新聞社があるので、そこで「3600種を育てている養殖場だ」と書いて評判を立てるのです。「36種になった。もうすぐ360種に増える。360種は何年で終わる。3600種は何年で終わる」と宣伝してみてください。魚に関心のある人は、ここに来るでしょうか、来ないでしょうか。
(292-24, 1998.3.27)
パンタナールのような所には、魚がどれほど多いか分かりません。何かを投げると、いつの間にかきれいになくなっているのです。稲妻のように素早く、きれいに片づけてしまうのです。汚いものでも、いつきれいにしたのか分からないうちに、きれいになっているのです。様々な種類、ありとあらゆるものがいますが、種類によって食べるものが異なります。そのようなものが混ざり合い、休むことなく海の清掃作業をしているのです。食べるという行為自体が清掃作業だということを知らなければなりません。彼らは自分の目的のために生きているのではなく、環境を整理しながら、周辺をすべてきれいにしながら、互いに助け合いながら生きているのです。それが自然協助体制です。
また、パンタナールにはホテイアオイという水草があります。その草の葉っぱの裏を見ると、それをかじって食べる虫がたくさんついています。その虫は、すべて魚のえさです。その虫がいれば、葉っぱをすべてかじって食べてしまうのですが、それを捕って食べる魚がいるので、その草が生存できるのです。
(293-283, 1998.6.7)


スルビとは何かというと、海にいるナマズのような魚です。一番底に棲んでいる魚です。そして、ボガは水が流れている所を好みます。ドラドも水の流れが速い場所に棲んでいる魚です。このボガは釣りの餌を入れれば、餌だけ食べて、いなくなってしまいます。ドラドは餌に食いつけば離れることができません。しかしボガは、ぱっとやると、そのまま食べてしまいます。ですから、このボガは釣りやすい魚ですか、釣りにくい魚ですか。(「釣りにくい魚です」)。皆さんに釣りにくいものから教えてあげなければなりませんか、それとも釣りやすいものから教えてあげなければなりませんか。スルビを釣ろうとすれば、夜釣らなければなりません。
(293-232, 1998.5.26)
草食性の魚がいます。このドラドは、돌아도ドラド 돌아도ドラド (回っても回っても)どこに行っても勇猛です。こいつが餌に食いつくと、ひゅっと出てきます。5人が船から釣り糸を遠くに投げた場合、こいつが動けば、どの釣り竿さおか区別できません。誰の釣り糸にかかったのか分からないのです。「誰のだ、誰のだ」と言って、すっと自分の竿を振り返ると、「あっ、自分のだ!」。このように驚くのです。3度、4度、5度、6度、徹底してするのです。その味が、またとても良いのです。夕日の光、その黄金に光る魚、そのまばゆい光景というものは、ドラドを釣る所以外では決して味わうことができない光景です。人として生まれれば、一度は味わってみるだけの価値をもつ、趣のある光景です。そのような光景を自ら迎えてみたいと思うのが人情です。
(293-232, 1998.5.26)
パンタナールは、海と陸地、水と植物が共に暮らしている所です。本当に不思議です。パンタナールを中心としてアマゾン川の流域には、創造本然の生物がすべて残っています。創造以後、被害を受けることなく自然に生息しながら、種別の鎖がそのままつながってきているのです。ですから、パンタナールは世界の聖地になるのです。
(294-56, 1998.6.10)(*)
(*) ページ数の追記
パンタナールに行けば、そのようなものをたくさん見るはずです。パクが、ワニの子を捕って食べることもあります。そして、捕って食べる時、「やいっ、お前は腹の中にふんをもっているだろう?」と言いながら食べたりはしません。虫を捕って食べる時、その虫の羽には糞がついています。人糞や犬の糞など、汚いものがすべてくっついているのです。しかし、それをすべて洗い落としてから食べるのですか、それとも丸ごとのみ込むのですか。丸ごとのみ込むことができない人は、天下を統一することはできません。丸ごと食べることができなければなりません。良いものも食べるし、悪いものも食べることができなければならないのです。堕落した人間は、悪いものは投げ捨て、良いものだけを食べようとするでしょう? 愛は、そうではありません。愛は、地獄まで中に入れて消化するのです。
(295-186, 1998.8.28)
パンタナールの魚は、大きい魚が小さい魚をのみ込みます。大便があり、小便があり、内臓があり、汚物があるのですが、それをそのまま丸ごとのみ込んでしまうのです。頭も、においのするしっぽの箇所も、すべて丸ごとのみ込んでしまうのです。「そのように丸ごとのみ込む者が解放圏の世界における王子ではないか」。そのようにみます。
(295-220, 1998.8.28)


パンタナールに行って、「丸ごとのみ込もう。丸ごとのみ込もう!」。魚の世界に行って、丸ごとのみ込もうというのです。それで、この地において、丸ごとのみ込むことができる教育をしているのです。自分の一族、家庭、先祖、親族を丸ごとのみ込むことができない弱者になってはいけません。強者にならなければなりません。
(295-237, 1998.8.28)
夏にパンタナールに行くと、そこでは少しでも大きければ、小さいものをすべてのみ込んでしまいます。さめの子も、たらより小さければ、それにぺろっとのみ込まれてしまいます。躊躇ちゅうちょしません。自分より小さければ、どのようなものでもすべてのみ込んでしまいます。それは素晴らしいことでしょう? 大きい種類が小さい種類だけのみ込んでしまえば、小さいものが、「ハナニム、なぜ私たちは食べられてばかりいるのでしょうか」と言ってハナニムに抗議することでしょう。しかし、水からすべての天地を創造される時、大きいものも小さいものも、どのような種類でも、少しだけ大きければすべてのみ込めるようにしたのです。ゆえに、自分も大きくなれば、小さいものを捕って食べられるので、不平を言わないのです。
(296-90, 1998.11.3)
丸ごとのみ込む関係の世界が、パンタナールです。「パンタナール」とは何かというと、「나를ナルル 판다パンダ(私を売る)」、すなわち「売ってしまう」ということです。目的のためには関係ないということです。ゆえに、パンタナール精神とは、良いものも悪いものもそのままのみ込んで消化し、自分が生きることができるように影響を及ぼしながら、互いに大きくなっていくことです。ハナニムのみ旨とは、サタン世界も善の世界も、そのままのみ込んでしまうことではありませんか。
(296-305, 1998.11.18)
ハナニムが人間を堕落のなかった世界に回復させるということは必然的なことです。ハナニムは、堕落のなかった完成したアダム世界のために、すべての怨讐おんしゅうを収拾しなければなりません。そこには怨讐がありません。すべてが兄弟であり、一つの家庭であるという概念しかありません。のみ込むのです。パンタナールの魚の世界では、大きいものが小さいものをのみ込んでしまいます。そこに何かの汚いものがあろうとなかろうと関係なく、すべてのみ込むのです。内臓の糞だろうと何だろうと、丸ごとのみ込んでしまうのです。
(297-170, 1998.11.19)
パンタナール精神とは何かというと、のみ込んでしまうことです。食べる時、糞がついていようと菌がついていようと気にしません。菌がついているからといって、それを取ってきれいに洗って食べたりしますか。そのようなことをすれば食べる物がありません。逃げていってしまわなければなりません。糞どころか毒薬を食べたとしても、それが自分の腹に入っていけば、「体と一つになって体は死んだとしても、私は消化することができる」という精神をもたなければなりません。それが偉大なことです。消化力が強いので、昆虫を殺すことができる毒薬を食べたとしても、また毒薬を食べた魚を食べたとしても、「私は毒薬を消化することができる」と考えなければなりません。
今、パンタナールを中心として、そのようなことをするのです。宇宙的メシヤであるハナニム、そして世界的メシヤである再臨主、国家的メシヤであるその国のアベルの王、宗族的メシヤであるアベル宗族の王、家庭的メシヤであるアベル家庭の王、これがアダムの理想圏です。それで、このすべて、すなわちハナニム、再臨主、国家的メシヤ、宗族的メシヤ、家庭的メシヤがいるのですが、ここで宗族的メシヤが病気になれば、家庭的に代わって立つことができ、国家的メシヤが病気になれば、代わって立つことができ、世界的メシヤが病気になれば、代わって立つことができるのです。ハナニムが病気になるはずはありませんが、病気になれば、代わって立つことができるすべてのものを備えておいてこそ、主体と対象が循環運動できる相対圏をもつのです。
(296-92, 1998.11.3)