八大教材教本 訓読

八大教材教本は、人類へ恵与された神聖なる御言であり、真のお父様がその畢生の掉尾まで精選された遺言書です。

天聖経 5-8

八大教材教本 天聖経(2012年版)p1496-1531

【天啓の御言】(5-8)

 


共産主義や民主主義は、左右思想です。左右思想とは何かといえば、カイン、アベルの兄弟思想ですが、東洋から出てくる新しい思想は、父母の思想だというのです。父母を中心とし、アジアを中心として左右が統一されなければならないというのです。これを「頭翼思想」と言うのです。それで両者に、「これ、間違っているぞ」と言えば「そうです」と言い、「私の言うことを聞け」と言えば「はい」と言うのです。それですべて終わるのです。「お前たちが主張することよりも、父母様が主張することがもっと良いので、従わなければならない」と言うときは、「はい」と言うのです。
(168-60, 1987.9.1)
私たちが共産主義の本質が無神論にあることを看破するとき、これを克服するイデオロギーがハナニムを認め、ハナニムを中心とする理念でなければならないことは言うまでもありません。私たちはこのイデオロギーを「神主義」または「頭翼思想」と呼びます。絶対的なハナニム中心の世界観こそ、共産主義から人間を解放できる最も効果的な武器なのです。それは、「ハナニムがいらっしゃる」という真の真理のみが、「ハナニムがいない」という偽りを一掃できるからです。
(168-237, 1987.9.21)
復帰の道は、それほど簡単ではないのです。今は左右の終末時代です。左右を残して死んでいったイエス様は、父母のハンを残して逝きました。それで父母の思想をもって「頭翼思想」とハナニムを中心として、左翼の讒訴ざんそ圏を離れた立場で統一圏を論議し、反対に回れ右をして無限に進んでいける環境をつくらなければ天国ができません。そのような時です。そのような意味で、先生が「神主義」と「頭翼思想」を掲げて兄弟主義をなだめるようなことをするのです。
(169-212, 1987.10.31)
現在、統一教会でいう「統一思想」とは何ですか。「神主義」は後です。「統一思想」とは何ですか。左翼と右翼が闘うのは、頭がないので闘うのではないですか。ですから頭があれば、「頭翼思想」、左翼思想、右翼思想、三つの思想が合わさって連合思想が出てくるのではありませんか。その連合思想の主体とは誰ですか。どんなに考えてみても、頭の上がすべての神経系統の中枢神経の根なので、そこを通過しなければ出ることができないのです。それでは、その根の中の根とは何ですか。それを知らないでいるのです。根の中の根は、ハナニムです。ハナニムから出てくる「頭翼思想」です。
(172-31, 1988.1.3)
左翼、右翼がいつも双子のように一つの懐に抱かれてお互いに足でけったりしないで、乳を分かち合って飲みながら、取り替えてもいいと言える双子にならなければなりません。アダムとエバが、そのようにハナニムの懐で愛し得る立場に立たなければ、天国は出てこないのです。ですから私が、アメリカに行って怨讐おんしゅうを合わせ、怨讐の国で天の国の伝統基盤を立てて、天国の出帆を宣言したのです。聖書でいう怨讐は、個人ではありません。国です。
(176-131, 1988.5.3)


皆さんには、ハナニムと真の父母以外にはいないというのです。そうでなければ、サタン世界に伝統的基盤を立てることはできないのです。サタンは、これ以下のものなので、それ以上に進めないのです。このような時が来るので、金日成キムイルソンも、ソ連も、アメリカも、長くないというのです。ただムン総裁の思想だけが世界に、「頭翼思想」として残るのです。頭翼です。右側の右翼を中心として、左側の左翼を中心として、頭が治め得る水平線上に置いておいて一回りだけすればよいのです。左側が右になり、右側が左になる日にはすべてが終わるのです。
(176-277, 1988.5.11)
韓国はもちろん、全世界は今、価値観の没落によって大混乱に処するようになりました。私は、このような世界に向かって今まで世界的な碩学せきがくたちを対象に、愛を中心とした絶対価値を主張し、「頭翼思想」を宣布して、左翼と右翼の間違いを正し、新しい世界へと進んでいけるように指導してきました。そうして我が祖国、韓国の地から世界的な指導者たちを輩出して、統一の世界、平和の世界である地上の楽園を成就しなければなりません。我が祖国の統一はもちろん、東西の文化的な違いと南北の貧富の格差を「神主義」と「頭翼思想」によって解消し、愛を中心とした人類大家族社会である平和の世界を建設していかなければいけません。
(195-52, 1989.11.3)
南北が引き裂かれて、南北の貧富の格差が開いたのを一つにしなければなりません。東西の文化を一つにしなければなりません。人種差別、文化の差別をなくして一つにしなければなりません。何によって一つになり得るのでしょうか。これが絶対的な一つの愛から出発できなかったので、この絶対的な愛によって宇宙版図の上にしっかりとしておけば、統一教会に反対する喊声かんせいがなくなるのです。そのようになるとき、世界は、この愛のふろしきに、老若男女を問わず一つに包まれるだけでなく、霊界にいるすべての霊人も、このふろしきに包まれることを願うでしょう。ですから、「頭翼思想」を中心とした「天宙統一」という言葉が、妥当な言葉なのです。アーメン!
(195-122, 1989.11.5)
社会主義共産主義は、絶対的な一つの国を指向しているのです。これからハナニムの理想を中心とした所有権復帰の時代が来るので、サタンは先に知って、共産主義を通じて世界的なハナニムの所有権をなくしてしまおうと計画したのです。それで、サタンとしては、できることをみなやりました。先生は、ハナニムの側にすべてを復帰しました。それで、理論的にも、思想的にも、みな手を挙げたのです。今は、文先生の前に、ハナニムの前には、反対するものが何もありません。
(229-156, 1992.4.11)
今も所有権が問題になっているでしょう。共産主義社会主義は、国家が所有主になっています。民主主義は、個人が所有主になっています。それを移行して誰の所有でしょうか。全世界の所有はハナニムのものであり、全世界はその子女たちのものであり、その子女は家庭のものなので、その移行する過程において、1箇所に集めなければなりません。そのような主人には、唯一、ハナニムがならなければなりません。ハナニムが主人となり、ハナニムが所有権をもつ主人となって、真の父母に伝授し、真の父母によって子女に伝授されてこそ、その所有決定権は、ハナニムの世界のものになるのです。
(183-82, 1988.10.29)


自分の物、自分の息子、自分の夫婦自体が自分のものではありません。天使長の立場にいるので、絶対否定の立場、所有権を否定する時代を超えなければなりません。そのような時代に行くので、社会主義共産主義というものは個人の所有がありません。「国家の所有、社会の所有だ」と言っているのです。大韓民国も、そのようになるでしょう。お金をもうけても、みな取られるではありませんか。そうでしょう。そのような時代に入るのです。
(200-303, 1990.2.26)

 

② 宗教と哲学を収拾する頭翼思想

哲学において観が違い、物質が先だとすることによって共産主義が生じ、心が先だとした観から民主世界ができたのです。唯心史観と唯物史観が起こったのです。このようにして歴史が変わり、目的が変わったのですが、それが正しくないので、全部壊れてしまわなければなりません。心と体というのが、主体と対象の関係になっていることを知らなかったのです。これを別々に切り離して考えたので、行く道がないのです。そのような意味で今、ムン総裁が主張する「神主義」や「頭翼思想」という、このようなものが問題になるのです。主体自体が生じるとき、主体自体のためにできたのではなかったのです。
(201-17, 1990.2.28)
「頭翼思想」とは何かといえば、完成したアダム主義です。アダムが堕落することによって完成したアダムになれなかったので、アダムを育てあげるためにサタン側の息子、神側の息子を育てていったのです。それで、左右が互いに主人になろうとして闘ったのです。そのような歴史です。「頭翼思想」は、何を中心とした思想でしょうか。原理で見れば、間接主管圏と直接主管圏が統一されていません。アダムが責任分担を果たすことによって、間接主管圏と直接主管圏が一つになるのです。どこで一つになるのでしょうか。10段階を超えてです。
(202-270, 1990.5.25)
統一をどのようにするのですか。強制的に殴ってできますか。そのようにしては、絶対いけません。たたいては、一人も統一できません。どのようにしますか。「ため」に生きるのです。一番貴い愛と生命と血を投入するのです。それをする群れが統一教会です。統一教会とは何ですか。どのように統一するのですか。それでは、それはどんな主義ですか。それは「神主義」であり、まことの父母主義です。真の父母主義とは何かといえば、「頭翼思想」です。
(202-334, 1990.5.27)


今までの数多くの「主義」は、不変の方向を取ることができませんでした。アメリカはアメリカだけを中心として、ソ連ソ連だけを中心として、民主主義は民主主義だけを中心として、共産主義共産主義だけを中心としてきたのです。
宗教も、それと同じでした。それは、ハナニムが願われる方向ではありません。一時も同じ方向を取ることができず、すべて東西南北にそれぞれ分かれました。今まではどんな組織、どんな責任者、どんな国家も、ハナニムが願われる方向に定めることができませんでした。ですからこれからは、個人、家庭、社会、国家、世界、宇宙、天宙などすべてのものは、永遠不変の方向性に定めていかなければならないのです。そのようなものを代表したのが「頭翼思想」、「神主義」だというのです。
(203-27, 1990.6.14)
今、東西問題を中心として見たとき、民主主義が勝ったと思わないでください。民主主義は何もありません。民主主義というのは政治形態の一つの解説方法です。思想的基礎は何もありません。今、思想の空白期に入ったのです。これから、私たちの思想を教育しなければなりません。「神主義」、「頭翼思想」を掲げていかなければなりません。それをもって、制度化して引っ張っていく機関が必要なのです。統一教会をもってしては駄目なのです。
(203-117, 1990.6.23)
皆さんは、ここに何のために来たのでしょうか。世界のために来たのです。世界のために闘っているのです。すべてが世界のために投入し、また投入する人たちです。このような原則から見れば、理論的にハナニムの創造原則と一致するので、統一教会は後退しないのです。発展、発展、発展するのです。今は、「頭翼思想」を中心としています。これは右翼と左翼のすべてを包容するのです。また、これは「神主義」を中心として霊界までも収拾できるのです。霊界と地上界を収拾して、真の愛による世界を出現させることが、ハナニムの創造理想であり、原理にかなったことなのです。
(205-95, 1990.7.7)
民主世界は右翼を代表し、共産世界は左翼を代表します。これらは今、崩れつつあります。アメリカも同じです。両世界ともセンターがありません。これから必要なものは、「統一思想」と「神主義」だと、レバレンド・ムーンが宣布しました。いかなるヒューマニズムも、ハナニムの前に出ることはできません。「神主義」しかあり得ません。ハナニムだけが絶対的であり、永遠のセンターです。「頭翼思想」だけが全人類のセンターになることができます。真の意味の霊界と肉界のセンターになるのが真の父母主義です。
(205-261, 1990.9.9)
聖書でも、「終りの日」には自分の家の家族が怨讐おんしゅうだと言っています。「終りの日」には家族が怨讐になるというのです。このような逆説的な論理が、どうして設定されたのでしょうか。これは一度、反対にならなければなりません。左右が180度回ればどうなるかということです。大変なことになります。方向が変わるというのです。それで主体思想、「頭翼思想」が必要だというのです。それでは「頭翼思想」とは何でしょうか。「神主義」を求めていくことです。「神主義」を求めて何をするのでしょうか。平和主義として再度、出発するのです。


「神主義」はハナニムと出会って愛を中心として一つとなり、平和主義として再度、出発することによって、この世界で本然的な地上天国の出発基地ができるというのです。そこで一生涯生きた人は、間違いなく永遠の世界にそのまま入っていきます。手続きもせずに、そのまま入っていきます。鑑定がありません。
(206-131, 1990.10.3)
聖人たちも、道端に立ち止まっています。自分が行くべき道を行くことができません。根本を知らないからです。しかし、統一教会の文総裁は直行するのです。み前に直行して、み前で報告するのです。その道が真の父母が提示した基準であることを知り、「頭翼思想」、「神主義」の思想に従って、花咲けというのです。これが心身一体理想です。アーメン。
(206-224, 1990.10.7)
エス様が死ぬことによって左翼と右翼が生じ、バラバ圏が生じました。願わない死でした。生きて統一すべきでしたが、死ぬことによって今まで個人、家庭、宗族、イスラエルが戦ってきたというのです。ですから、このようなすべてのことが統一されなければならないのです。「頭翼思想」を中心として、「神主義」を中心として、完全に統一されなければならないのです。バラバ圏の前に、サタンが立っています。それでイエス様が行こうとするとき、イスラエルの国の前に怨讐であるイスラームイスラム教)圏が生じたのです。
(238-201, 1992.11.22)

 

5) ハナニムを中心とした主義が復帰されれば

 

① ハナニムのみ旨が成就した世界

人間の力、人間の知恵、人間の文化、このどれをもってしてもまことの意味の平和の世界や、一つに統一された世界を願うことができない時点にあるということを私たちは知っています。このような立場で世界文化を解決する上で、一番中心となる問題は何でしょうか。ハナニムがいるのか、いないのかという問題を、確実に解明することが何よりも重要な問題だと見るのです。
もし、ハナニムがいるということを全人類が知った日には、ハナニムのみ旨がどのようなものを指向するのかを確実に知るようになるでしょうし、その指向するみ旨を知るときには、その世界はまさしく一つの世界であり、平和の世界であり、理想の世界でないはずがありません。
(56-131, 1972.5.14)
大きいものを得るために小さいものを犠牲にすることは、正常なことです。より価値のあるものと取り替える人が、知恵のある人です。これが世界に行くための正当な道です。人間は、より大きなものを憧憬どうけいするのであって、小さいものを憧憬しません。より大きいものを願うのであって、小さいものを願いません。
(35-278, 1970.10.25)


私たち統一教会が違うのは、これです。統一教会は、父母を愛するように兄弟を愛し、兄弟を愛するように宗族を愛し、民族を愛し、国家を愛そうというのです。父母を捨ててでも国家を愛そうというのです。世界を愛するためには自分の国も捨てなければならないのです。また、天を愛するためには世界まで捨てようというのです。もっと遠く大きいもののために、私に近く小さいものを犠牲にする愛の道を求めていこうというのが、統一教会の主流思想です。
(100-79, 1978.10.8)
今日、民主世界が第3解放を要求するならば、共産世界では第2解放を要求するのではないでしょうか。このような問題を考えてみるとき、第2解放、第3解放の旗手になり、その源泉とし得る新しい主義と思想は、どこから来るのでしょうか。これは、人間世界からは出てくることができません。人間は、今まで数千年の間、この解放を迎えるために身もだえして努力してきましたが、そのような環境も、内容ももつことができませんでした。それゆえ、人間だけを中心としては解放することができません。
(33-224, 1970.8.16)
皆さんは、民族主義者になりますか、世界主義者になりますか。宗教は、世界主義だけではありません。人間だけを良くしようという主義ではなく、ハナニムまで良くしようという主義です。しかし、共産主義や民主主義は、人間だけを良くしようという主義です。それでハナニムまで良くしようという主義と、人間だけ良くしようという主義と、どちらの主義が良いですか。ハナニムも良いし人間も良い主義が良いですか、主人を除いてしもべたちだけで喜んでいる主義が良いですか。それゆえ、宗教は良いものなのです。
(41-44, 1971.2.12)
最後に残る思想は何でしょうか。世界のために、自分の国や国民よりも、世界をもっと愛する運動、ハナニムをもっと愛する運動だけが、最後に残る主義になるでしょうし、思想になるでしょう。ですから、この国を越え得る超民族的運動を世界的に提示し、超民族的に天が愛する立場に、あるいは世界の人々が愛する立場に、自由に行けるようにするためには、どのようにすべきかを模索する主義だけが問題となるのです。
(53-24, 1972.2.4)
今後、この世界を受け継ぐ主義、思想は、自分の国家を犠牲にしても世界を救おうとする主義、思想です。このような思想をもつ国、このような新しい運動を中心とした国家と国民が登場するようになるとき、この世の中には新しい希望の世界が顕現するでしょう。そこから新しい統一の世界、理想世界が顕現することでしょう。国を越えることができない国家観、歴史観は、ハナニムの理想世界を引き継ぐことはできません。
(51-44, 1971.11.4)
一つの目的に帰一させ得る思想は、自分を中心とする世界観ではありません。この思想は、世界を中心とする世界観であり、万国を中心とする世界観です。これが、一つの目的に帰結させ得る思想です。これは、世界と分離された立場から自分の宗族を誇る思想ではなく、人間自体のために生きる思想です。人間ならば誰でも、このような思想によって成された世界を願っているというのです。
(36-175, 1970.11.29)


(ノアの三人の息子のように)黄色人種は長男であり、黒人は次男であり、白人は三男ですが、彼らが争うのを、韓国が「統一思想」を通じて統一し得るというのです。このようになることによって、ハナニムを中心とした理想的祖国創建ができるというのです。そこから初めて、平和の世界、一つの世界、統一の世界、勝利の世界へと、世界は収拾されていくというのです。そのようにして地上に天国を形成すると同時に、ハナニムと一致しなければなりません。天上天国の主体であられるハナニムを地上にお迎えして、統一された一つの天国を形成しなければならないのです。これが統一信徒たちのやらなければならない使命であることを、はっきり知らなければなりません。このような基盤のもとで初めて父母と一つとなることによって、平和の天国生活が始まるのです。
(79-83, 1975.6.1)
統一教会とは、いったい何ですか。右翼を抱き左翼を抱いて、これらをつかんでどこに行くのでしょうか。ここから追い込まれて争う闘争の世界を越え、天が導く幸福の世界、ユートピアの世界に導くのです。これらを抱いて平面的にってはいけません。これが何のことかといえば、統一教会が、思想的に体制によって没落して失敗したことを全部収拾できる論理体系をもっていると同時に、これを抱いて横的に運行できるのです。また同時に、宗教を中心として縦的な基準で運行し得る霊的な体験の基盤を中心として、超越的実体を追求しなければならない内容をもつべきなのです。
統一教会は、人間的な面での人本主義や物本主義、今までの過去のすべての神本主義も体系的に理論化し、それを統合できる内容をもつと同時に、縦的な面で宗派を超越して連結していける、超自然的な体験の宗教思想にならなければなりません。その事実を知らなければならないのです。
(162-102, 1987.3.30)
すべての物質主義者、共産主義者たちが見るとき、「統一教会の信者であるあの人は、私たち共産党よりも徹底していて、人格的に、良心的に、内外すべての面において徹底している。共産党自体があのような人を必要とする」と言うことができ、また、世俗的な人本主義者たちが見るときにも、「ああ、私たちの世界に、あのような人がいたらいい」と言うことができ、今までの既存宗団たちが見る時にも、「ああ! 統一教会の信者は、私たちの宗団を越えた立派な人だ。あのような人が、私たちの宗団の人だったらいいのに」と言うことができ、ハナニムが御覧になれば、「ああ! この人は、私に絶対必要だ」と言うことができる、この4大面において、必要とされる資格を備えた人がいたならば、問題は解決されます。
(162-102, 1987.3.30)


 

② その国を求めていかなければならない

皆さんが願う、その国とは、どのような国ですか。その国は、今日、皆さんが生活している、このような国ではありません。このような国は、いずれ別れを告げなければならない国です。皆さんがこのような国と因縁があるとすれば、罪悪の因縁があるというのです。皆さんは、本来、その国のみ旨とハナニムのみ旨が結びつける善の因縁をもてなかった、堕落した人間の子孫として生まれたということを、自らがよく知っています。
(37-217, 1970.12.27)
国がなければ国籍がありません。国がなければ入籍し得る土台がないのです。私たちは、民族編成をして、新しい入籍をしなければなりません。この地上に天の国を編成し、その国籍をもち、愛国、愛族する、まことであり善なる父母の血統を受け継いだ勝利的息子、娘として、自分の血族、あるいは家族を率いて生きたのちに逝ってこそ、天上世界の天国に入れるのです。これが原理です。
(58-145, 1972.5.22)
国があって初めて、千秋万代の私たちの子孫に、大切に残してあげられる伝統も残るのであり、私たちの血と汗を流したすべての努力も残るのであり、天の苦労を祝える記念の塔がこの地上に生じるのであり、すべての栄光の痕跡こんせきがこの地上に残れるのであって、国がなくなるときには、すべて無駄になるというのです。今日の世界キリスト教において残された十字架だとか、すべての文物ぶんぶつも、天が求めようとする国がなくなるときには、全部を川に流さなければならず、燃やしてしまわなければなりません。サタンの籠絡ろうらく(注:まるめこむこと)に倒されていくということを知らなければなりません。それゆえに、国が問題だということを皆さんは知らなければなりません。
(55-339, 1972.5.9)
真の父母の愛を受け、ハナニムの愛を受けなければなりません。ところがハナニムの愛は、国がなくては受けられないのです。本来のアダムは、一人でも国の始まりです。サタン世界のサタンの国より優れた国があってこそ、ハナニムの愛を受けるのです。私たちは、ハナニムの愛を受けますが、代わりに受けるのであって、直接受ける立場になっていないのです。真の父母の愛は受けることができますが、ハナニムの愛を受けようとするなら、国までもたなければなりません。なぜでしょうか。サタンが残っていて、サタンの国が残っているからです。それよりも上がっていかなければならないでしょう。そのような道を、皆さんが行かなければならないということを、はっきり知らなければならないのです。
(90-116, 1976.10.21)
先生は、復帰摂理を歩んでいます。この世の政治と経済、文化世界を基盤としてハナニムの摂理を解いたということは、歴史上にないことです。今、世界の学者たちの中で、韓国語を勉強する人が増えています。レバレンド・ムーンのみことば選集を原語で読むためです。それは通訳、翻訳すれば権威がないのです。皆さんは、これを読むことができなければいけません。皆さんが、この原語で書かれた先生のみ言集を一度、読んでみなければならないのではありませんか。
(161-289, 1987.2.26)


私たちが求めなければならない祖国というものは、今日この地上にある、そのような歴史と伝統をもつ国ではありません。そのような国とは、本質的に次元が違うのです。私たちが次元の違うその国を受け継ごうとするならば、そのようにできる思想的な主体性をもった国民にならなければなりません。しかし、その主体的な思想は、絶対的な創造主の思想と一致した思想でなければならないのです。絶対者が願う国が存在するには、その国の主権を中心として、その国の国民が一致できる国になることを願わなければならないのです。そのような国民性をもち、国家形態をもたなければならないのです。
(49-93, 1971.10.9)
本然の地とは、どんなところでしょうか。悪が宿るところではありません。悪と絶縁して、あふれ流れる本然の愛を中心として、永遠無窮に幸福を謳歌おうかしつつ生きる、永遠の統一世界です。ところで、そのような所で生活した人がいたでしょうか。一人もいませんでした。歴史上、数多くの人々がそのような世界を追求しましたが、そのような世界は、この地上に建てられませんでした。その世界が、どんな世界だということを語った人はたくさんいましたが、自ら実践して、そのような世界を成した人はいなかったというのです。
(18-102, 1967.5.28)
一つの国が形成されるためには、主権がなければならず、国民がいなければならず、国土がなければなりません。天の国も、やはり同じです。主権を代表するのが父母であり、国民を代表するのが息子、娘であり、国土を代表するのが国だというのです。この中で、どの一つも除くことはできないのです。これは鉄則です。
(35-279, 1970.10.25)
国が形成されるためには、国土がなければならず、国民がいなければならず、主権がなければなりません。主権とは何でしょうか。根源的なハナニムと因縁を結ぶことです。国を治める人々は、国民が深く寝入ったあとに、ハナニムと因縁を結んで政治をしなければなりません。そうして、主権者は、国民と一つとならなければなりません。国民と一つとなって、自分にあるすべてのものは自分のためのものではなく、国のためのものであると考えなければなりません。そのようになれば、その国は繁栄するのです。
(30-88, 1970.3.17)
一つの国を見れば、国が形成されるためには、その国の主権がなければならないのです。国民がいなければならないのです。国土がなければならないのです。そのような観点から地上に天国を実現するという問題を考えてみるとき、天国の主人とは誰でしょうか。主権者とは誰でしょうか。間違いなくハナニムが主権者です。そして国民とは誰でしょうか。国民は万民です。それでは、国土とはどこでしょうか。地球ぼしです。
(96-15, 1978.1.1)
どんなに大きい社会、どんなに大きい国家だとしても、人に似なければなりません。これは、ハナニムがご自身の形状に似ているものを好まれるからです。それでは、人が一番好きなものとは何でしょうか。自分の形状に似たものです。それゆえ、理想的な国家は、人に似なければならないのです。似ていますか、似ていませんか。天地人に似ているというのです。
(26-183, 1969.10.25)


私が行き来するのも、その国を取り戻すための、祖国光復のための、建国の功臣になるためです。そのような使命を担って、あるいは天の密使として指令を受け、今日、悪い世の中に来てこのようなことをしているという事実を考えながら、生きていかなければなりません。そうでなければ、皆さんは今後、やがて到来する国の国民として、その威信と体面を立てることができないということを知らなければなりません。
(50-255, 1971.11.7)
6000年の間、ハナニムに打撃を与えてきたサタンがただ素直に、「ああ、私は下降します」と視線を落として帰るでしょうか。皆さんは、ぞうきんのような物でも、捨てようとすればもったいないと思うでしょう。ぞうきんの切れ端でもひっくり返して、においをかいでみて捨てるでしょう。サタンが、ただで引き下がるはずはありません。それで執拗しつように闘いを挑んでくるというのです。
ですから、中心に合わせなければなりません。統一教会ムン先生も、中心からずれてしまうときは、折れていくのです。方向が合っていなければ発展しません。
(57-276, 1972.6.4)
統一教会員たちは、裸足はだしで立ち上がり、祖国を創建しなければなりません。食べ残しをもってこの国を生かせるでしょうか。いつ食べて、着て、乗り回ることに気を遣っていられるでしょうか。裸足で、素手で開拓していこう、このようにする所が統一教会です。
(14-201, 1964.10.7)


 

第4章 成約人への道

   

1) 真の父母様の勝利圏確定

 

① 八定式 ‐ 長子権、父母権、王権復帰

<1989년 8월 31일(음 8월 1일) 알래스카 코디악>
1989年8月31日(陰8月1日)アラスカ、コディアック
縦的な蕩減とうげん、横的な蕩減、8段階の蕩減がすべて終わったので、1989年8月31日を中心として「八定式」というものを、西洋社会で最も高いアラスカに行ってしたのです。最も高い所です。そして9月1日に天父主義を発表しました。天父主義です。愛援主義であると同時に父母主義です。父母主義とは、愛そうということです。愛することに、サタンは反対できません。
統一教会が行く道の前にサタンが反対しなければ、あっという間に世界的なものとして展開されるのです。
(199-157, 1990.2.16)
個人蕩減、家庭蕩減、宗族蕩減、民族蕩減、国家蕩減、世界蕩減、天宙蕩減、ハナニムの心情的蕩減まで8段階があります。それは個人復帰、家庭復帰、宗族復帰、民族復帰、国家復帰、世界復帰、天宙復帰、ハナニムまでの8段階です。これは、縦的な蕩減路程、横的な蕩減路程によって、愛を中心として上下にすべて無事通過できるのです。このように連結されれば、その球自体は愛圏の所有物となるのです。そうなれば、この地球ぼしではサタンが所有権をもつことができないので、サタンは自動的に追放されます。おしまいなのです。
(199-188, 1990.2.16)
1989年は新しい時代の1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月の末です。8月末ですね。8ヵ月間で世界的な蕩減路程を終えました。それで昨年の結婚式、交叉こうさ結婚式、「世界統一国開天日」の宣布など、様々なことをしました。総合蕩減条件を樹立したのです。すべてをそのようにして、8月に終えました。海上、水上にまで連結したのです。先生は、ここまでやってきました。
(193-100, 1989.8.31)
「八定式」とは、縦的な蕩減歴史的路程、横的な個人、家庭、民族、国家、世界蕩減路程、8段階の縦横の路程を経て定着するので、長子権復帰が成され、地上世界の人間の前には蕩減の路程が解消されるのです。「八定式」をすることによって、そうなるのです。
長子権が復帰され、父母様の懐に抱かれることによって、父母の愛圏内で長子権を復帰するための歴史時代における戦争史、闘争史は消え去り、愛によって和合することができ、蕩減の必要がない時代となったのです。そのためには「八定式」をしなければならないのです。「八定式」をすることによって、その息子、娘、長子と次子を前にした父母の立場で、そのような子女を許してあげたので、その次には父母間の許しの圏時代が来るのです。
(193-173, 1989.10.3)


今の民主主義時代は、兄弟主義です。「原理」でいえば、カインとアベルを中心としたのと同じことです。「原理」がぴったりと当てはまっているのです。カインは、あとでハナニムにすべてを奪われます。既に頭も奪われ、体もすべて奪われました。もう行く道がないので、労働者と農民を中心として、民主世界を侵食しようとするのです。それがいけないのです。秋になって実がなっても、そのまま腐ってしまいます。下がるのでなくなります。兄弟圏復帰です。その兄弟主義とは、まことのアダムを探し求めることです。それをするのに、これほど長くかかりました。
(205-178, 1990.9.1)
戦争史でつづられてきたこの民主主義の末路は、いかにすれば終わるのでしょうか。父母が来なければなりません。父母主義が現れなければなりません。ですから統一教会は、この世の救援摂理時代は過ぎ、愛援摂理時代となっていくという、多くの宗教は知らずにいることを宣布したのです。既成教会の牧師たちは、愛援摂理時代とは何で、天父主義時代とは何なのか、全く知らないのです。「八定式」とは何なのかも知りません。
(194-325, 1989.10.30)
「天父主義」を中心として、民主世界と共産世界を消化することによって、王権樹立時代となっていくのです。これをはっきりと知らなければなりません。
(193-212, 1989.10.4)

 

② 「天父主義」によって父母権、王権へと越えていく

「天父主義」というのは何をもって成すかというと、家庭です。それゆえ、ハナニムがこのみ旨を成すときを中心として、サタン世界や民主世界の最も大きな問題は、家庭の破綻はたんの問題です。共産世界は、家庭というものを認めません。
「家庭は搾取の基盤になっている」と言うのです。ハナニムとの関係が結ばれていないのです。民主世界も同じです。ですから実際のところ、家庭形成におけるすべてが傾いているのです。社会基盤であり、国家基盤であり、世界の基盤であるにもかかわらず、これが今まで乱れていたのです。ですから今後、私たちの家庭基盤を中心として、右翼世界と左翼世界は、自然と吸収されるのです。
(194-113, 1989.10.17)
これからは家庭絶対主義時代です。家庭を抜きにしては、天父主義は成り立ちません。主義というのは一つの過程的なものです。橋を渡るようなものです。統一国というのは、家庭を中心としてできるものです。
それゆえ、家庭を絶対視しなければなりません。家庭において絶対的なハナニムのような父母に侍ることによって、絶対的ハナニムの二性性相、性相と形状が絶対的に分立しないように、永遠に共にあったのと同じことです。次には子女が、アダムとエバが堕落することなく完全に一つになったのと同じことです。
(194-122, 1989.10.17)


「天父主義」とは、家庭を中心とした王権を回復して連結することにより、王権が復帰されることです。天宙的王権が復帰されるのです。ですから、家庭がなければならないのです。家庭が中心なのです。統一的家庭基盤を通し、アダム的統一家庭、宗族的アダムの統一家庭、それなのです。アダムの宗族があったはずです。民族的アダムの家庭を中心として統一して、それがすっと連結されなければならないのです。そうしてこそ、統一的家庭基盤を通して王権が復帰されるのです。
(194-115, 1989.10.17)
「天父主義」を宣布することにより、これからは統一王権主義時代とならなければならないのです。ハナニムが王にならなければなりません。私たちは、ハナニムを中心とした一つの主権を誇るのです。イエス様が願い、ハナニムが願われた統一王国をつくって、天上世界と地上世界の地獄を撤廃し、ハナニムが直接統治し得る愛万能圏時代になるのです。愛の伝統に従い、垂直的愛とは何であり、縦的な愛を中心としてどのように連合するのかをはっきりと知り、生活舞台に適応することによって、万国万象世界、天上世界のどこにおいても、それが拒否される圏を越えれば、自然に解放の時代となるのです。統一の時代となるのです。
(193-309, 1989.10.8)
本来、アダムが完成すれば、天国の父が完成し、エバが完成すれば、天国の母が完成します。ですから、家庭の主人となれば、家庭的天国の王権ができるのです。それゆえ、アダムとエバは個人的王であり、家庭的王であり、宗族的王であり、民族的王であり、国家的王であり、世界的王となるのです。今や、そのような国家基準を越え得る時になったので、サタン世界の王権を踏んで、天の世界の王権を定められるのです。その日が、1990年3月27日というわけです。それゆえ、世界は今や、レバレンド・ムーンがブームを起こすとおりに動くようになっているのです。
(201-130, 1990.3.27)
(祈り)お父様、1980年代を中心として、救援摂理の路程を愛援摂理の路程へと転換し、兄弟圏怨恨えんこん蕩減とうげん路程を立てて兄弟解怨かいおん時代を迎えるようにさせ、その上に父母解怨時代を迎え得る歴史的起源を整えました。「八定式」を中心とした天父時代を発表し、理想的摂理時代を越えて、天と地を中心としたすべての復帰摂理のハンの峠を清算し、今後、1990年代には統一家を中心としてすべてが、お父様、摂理圏内の統一世界へと入っていくべき、歴史的で、厳粛な課題を控えております。
(196-146, 1990.1.1)
(祈り)興進フンヂン君が天上世界へ行くことにより、イエス様と一つとなり、キリスト教のすべての聖賢、賢哲を今後、糾合し、今や南北統一を中心とした、その限界線を越える時となりました。天父主義時代を発表いたしました。愛援摂理時代を発表いたしました。


今や、死亡世界のすべての峠を越える分水嶺ぶんすいれいを過ぎましたので、天の圏に接するこの時代を迎え、統一家のすべての氏族が結ばれる基盤を通して、霊界が平面図上で交流でき、交差できる摂理史を迎えるとき、全権的に霊界を中心とした新時代がやって来るということを知っております。ですから、興進君はより一層、この時代において天の法度を立て、地上の法度を立てるため、先君先女(歴代の王、女王)たちと、120の国家の王権を代表し得る君王と忠臣を集め、天に忠孝の道理を誓う教育をし、精誠を尽くすことができますよう、天よ、共にあってください。アーメン。
(196-257, 1990.1.2)

 

2) 摂理的総決算と真の父母様の大宣布

 

① 真の父母(メシヤ)宣布

<1990년 4월 30일 (음 4월 6일) 한국>
1990年4月30日(陰4月6日)、韓国
まことの父母」をなぜ宣布できるのでしょうか。民主世界と共産世界は、カイン、アベルの兄弟です。民主世界と共産世界が二人の息子と同じなのに争っているのです。ところが、私が二人の息子が争っていたのを和解させて歓迎され得る立場に立ったので、初めて父母の特権をもって韓国の地へ来て、「真の父母宣布」を挙国的にやったのです。
(204-187, 1990.7.8)
すべてのことが信じられない世の中であり、見通しのない世の中であり、絶望的な世の中ですが、一つの希望が芽を出しました。それは何かというと、真の父母です。それを韓国の地に宣布したのです。
(202-340, 1990.5.27)
1990年4月9日、「世界言論人大会」をモスクワで開くことにより、民主主義と共産主義の両体制を勝利圏へと導き、その基台の上で韓国に帰ってきて、韓国を起点として全世界に宣布したのです。
(202-358, 1990.5.27)
聖書の目的はただ一つ、真の父母を探し出すことです。それが最も希望に満ちた福音です。サタンも被造物なので、真の父母が現れれば、いなくなるのです。そのような時が近づいたので、共産党が崩れ、北朝鮮も今、崩れようとしているのです。四方を見ても道はありません。先生は、よく知っています。そこに天国が実を結び、天上地獄と地上地獄が解放されるのです。
(202-351, 1990.5.27)
私たちの目的は、ハナニムと人類、そしてサタン圏の中にあるすべてのものを解放し、救うことです。それが私たちの目的です。私たちは、そのような父母の心情を宣布するのです。前進するのです。そこにサタンが存在することはできません。それが原理観です。
(202-354, 1990.5.27)


共産主義は、しもべと主人の主人主義です。自由がないのです。民主主義は、兄弟主義です。兄弟主義なので自由なのです。自分たちの間では自由があります。ですから争いの連続になります。互いに、「自分のほうが優れている」と言って闘うのです。そこで、「ヘッドウィング(頭翼)」とは何かと言えば、父母主義です。上院議員と下院議員が争い、共和党民主党が争いますね。父母がいないからなのです。
父母さえいて、「こら、どうしてけんかするのか。お前たちは僕ではない。私の息子なのだ」と言えば、すべて終わるのです。黒人と白人の間における人種主義も同じことです。
(202-357, 1990.5.27)
共産世界はどうでしょうか。先生はゴルバチョフに、レーニン銅像と、マルクス銅像をも撤去するように言いました。共産党の歴史上、そのようなことを言った人物は、レバレンド・ムーンしかいません。ソ連共産党幹部たちはみな、「我々の前で『神主義』を語るとは、なんと傲慢ごうまんなことだろう」と騒ぎました。彼らがいくら先生が憎いといっても、共産世界は今、そのようになったのです。彼らが世界で最も恐れていた存在が、彼らにとって唯一の希望の存在となりました。ほかに希望はありません。ですから、「私の言うことに従いなさい。さもなければ道はない」と、先生は、はっきりと教えてあげました。
(202-351, 1990.5.27)
今、地上はどうなっているのでしょうか。第1・第2・第3イスラエル圏を通して動いてきたことすべては、真の父母の名を発表してしまえば、その領域はすべてエデンの園のようになり、宗教圏の歴史はすべてなくなるので、天使世界にいる霊は、いつでもここに来れるのです。それゆえ、いつでも再臨できるのです。それはどういうことかというと、原理結果主管圏です。天と地は、僕がついているのですべて霊界と同じです。
真の父母を宣布することによって、このような基準が再び連結され、サタンはいなくなるのです。それゆえ、自由にここに来れるのです。これが縦で、これが横で、この角度は90度です。90度の角度というのは、サタン世界の領域ではないのです。角度が異なるものとなったがゆえに、堕落世界が生じたのです。90度であってこそハナニムが主管できるのです。そこにサタンはいません。解放です。霊界が解放され、地上が解放され、被造物もすべて解放されます。そこには蕩減とうげん路程もありません。
(202-358, 1990.5.27)
真の父母様の宣言を発表することにより、サタンの権限がなくなり、宗教を中心として闘争してきた蕩減法もすべてなくなり、善なる霊が天使世界に匹敵するので、堕落のない世の中となり、思いのままに地上に協助できるのです。その天使たちが皆さんの先祖です。ですから、今から統一教会に反対しようものなら、ありとあらゆることが起こるのです。
(202-358, 1990.5.27)
今日、メシヤに関する事実を宣布するのです。皆さんの両親と、皆さんすべてが解放され得る道を開いて王権を発表し、真の父母を宣布するのです。真の父母とは何かというと、個人的王権が真の父母であり、家庭的王権が真の父母です。すべてがそのようになるのです。王権であると同時に真の父母です。ですから、全世界に真の父母を宣布するのです。真の父母は、真の愛を中心とするのです。
(202-358, 1990.5.27)


皆さんは大胆にならなければなりません。それはどういうことかというと、主体的所有権をもたなければならないということです。いくら困難な環境に置かれたとしても、問題になりません。「このようなものはハナニムも願われない。私の前から消え去れ!」と言えば、なくなるのです。すぐに下りていくのです。霊界も同じです。「私はこんなものはいらない」と言えば、すぐになくなります。周囲のすべてに、そのような力があります。愛の中心が現れれば、すべてはそちらの方に向かって帰っていくのです。東から朝日が昇れば、山川草木さんせんそうもくの中心はすべて、その太陽の方を向きますね。それが生命の本質、愛の本質です。
(202-358, 1990.5.27)
これからは、闘わなくても自動的に連結されます。すべての道が開かれます。皆さんが所有権をもって師となり、真の父母となることができます。それは、皆さんの使命です。どれだけ懸命に活動するかにかかっています。理論的であり、明白な結論です。これからは皆さんがはっきりと知り、「私は、真の父母様が宣布するすべてのことを完全に相続し、世の中のすべてを解放しよう!」と言わなければなりません。皆さんもそうなりたいですか。だとすれば、ハナニムの前に誓いましょう。両手を挙げて、このようにきれいに振ってみてください。さざ波のようですね。
(202-360, 1990.5.27)

 

② ハナニム祝福永遠勝利宣布式(七・一節)

<1991년 7월 1일 서울 한남동 공관>
1991年7月1日、ソウル、漢南カンナム国際研修院
(祈り)愛するお父様! きょうは1991年7月1日、摂理史的転換時期において、最後の峠の位置を占める年であることを知っております。1月から6月まで複雑多端なる環境を越えて、新たに7月を迎えました。1991年の半分を送り、新たに迎える後半期は、お父様の摂理史において、頂上を越え、新しい希望の一峠を越えて、天国の自由と平和の世界へと進入できる分水嶺ぶんすいれいの期間であることを知っております。
今や、韓国という祖国の地を中心として、南北がわかれているという怨恨えんこん、東西の紛糾によって歴史的なハンを残した戦いの苦痛もすべて、まことの父母を中心としてみな解消されました。偽りの父母によって植えられたすべてのことが、真の父母によって勝利的収穫を収め、共産世界と自由世界、北朝鮮と韓国が一つとなり得る時代が訪れました。お父様! きょうを期して、「ハナニム祝福永遠宣布式」(「勝利」は2000年に加えられた)をすることにより、摂理史を代表してきたすべてのこと、天が立ててきたすべての条件を清算し、勝利と解放と栄光の日を自ら祝うに至ったことを、感謝申し上げます。
宗族的メシヤの使命を果たさなければ、その家庭とその国を連結させることができないという摂理史の全体的み旨を思うとき、既に宗族的メシヤを宣布し得る日となりました。この時間、真の父母の一族を宣布できるこの日を迎えさせてくださったことに感謝いたします。


今日まで、すべての路程を天が保護してくださり、今、1991年7月1日を起点として、ハン多き歴史的蕩減とうげん路程を清算しました。新たに創造主なるハナニムと、本然の父母となり得る横的な真の父母に侍り、左右が一つとなり、韓国と北朝鮮、あらゆる宗教圏と政治圏が一つとなり、父母権と王権を受け継いで、本性の世界の解放圏を求めるためのあらゆる宣言が必要だということを私たちは知っております。
のみならず、本性の真の愛を中心として、個人的な中心であり、家庭、宗族、民族、国家全体の中心である真の愛の道理に従わなければなりません。そして、絶対的な一つの方向による絶対的な目的の帰結である本然の天国は、地上を代表して、地上で生活した家庭の基台とならなければならないということを知っております。したがって、統班撃破トンパンギョッパという厳粛な使命的課題を前にして、前進命令を天から受けました。
この決定的峠に向かい、7月1日から自分の家庭と自分の一族を収拾するために総進軍すべき世界史的時代が訪れるということを知らなければなりません。そして7月1日を中心として、全世界的に宗族的メシヤ宣言を申請できる日として定めました。それを申請したすべての群れは、前後、左右を見回すことなく、天の眷属けんぞくの因縁に従い、アダムとエバが失った長子権復帰、父母権復帰、王権復帰の基準を、家庭において鉄の軸を打ち込み、すべてのサタン、誰にも動かし得ない勝利の覇権を確立すべき、祝福家庭の使命を忘れることのないようにしてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
天の前には自由世界、共産世界、南北というものはあり得ませんし、サタンという存在もあり得ません。すべての悪の業を清算し、歴史とともにこれを埋葬して、勝利と解放の天国が地上に到来することを、真の父母のみ名により地上世界と天上世界に宣布いたしますので、万世にわたって永く盾として、主導してくださいますことを、きょう7月1日、この時間、真の父母のみ名により宣布いたします。アーメン。真の父母のみ名によって宣布いたします。アーメン。真の父母のみ名によって宣布いたします。アーメン。アーメン。アーメン
(218-7, 1991.7.1)
きょう「七・一節」を終えることにより、父母様が思いどおりにできる時が来たのです。今までは、自分の思いどおりにはできなかったのです。思いどおりにできたとするならば、どうして先生が苦労したでしょうか。どうしてこの世を相手に、あのようなことをしてきたのでしょうか。物事にはすべて、時というものがあります。時に対する責任を果たせなければ、顔を上げて歩くことはできません。
(218-16, 1991.7.1)
真の父は、サタン圏に打ち勝たなければなりません。これからは、真の父母の名をもって個人的、家庭的、宗族的、民族・国家・世界的な迫害に打ち勝つことができます。自由世界が統一教会とレバレンド・ムーンに反対し、共産世界が反対しましたが、既に、自由世界のワシントンでソ連の指導者層を教育することによって、彼らに対して完璧かんぺきな勝利を収めたのです。
(218-19, 1991.7.1)


上に上がれるのは、真の父母と天の権勢しかありません。ですから、越権を行使する力がなくなったということです。無理やりに力を出したところで崩れるのです。国がそのようになれば、南北もすべてそうなるのです。韓国と北朝鮮の特定の権力者が自分の思いどおりにすることはできないのです。ですから、この宣布式をしておかなければなりません。今までは、偽りの父母が処理してきたので、真の父母がこのように結んで宣布しておかなければならないのです。それを宣布するのがきょう、この日なのです。
(218-32, 1991.7.1)

 

③ 蕩減解消宣布式

<1996년 11월 1일 우루과이>
1996年11月1日、ウルグアイ
「世界平和家庭連合」を中心として、家庭を収拾するのです。家庭的版図で失敗し、国家的版図で失敗したことを、来られる再臨主は、世界的版図で収拾するのです。アダム家庭で失ったものを世界的版図において結んでいって世界的祝福として連結し、アダム家庭の立場に立てて世界的国家を形成し、王権統一時代、地上天上時代へと、いかにして越えていくのでしょうか。今、大転換時代になったことを知らなければなりません。ですから、先生、父母様を中心としてカインとアベル、世界的民主世界とキリスト教文化圏を中心として、統一教会の家庭運勢に反対するのを完全に越えたがゆえに、勝利的覇権をもって家庭を中心として世界平和家庭連合の定着と同時に、蕩減とうげん解消、そのような環境を父母様の名によって宣布するのです。
堕落は、フリーセックスによるものなので、それは絶対セックス、絶対父母を中心とした絶対セックスを中心として越えるのです。血統転換は、絶対セックスによってなされるのであり、フリーセックスや中間セックスによって血統転換されることはありません。血統転換をしなければならないのです。先生が「世界平和家庭連合」で発表したことは、それが越え得る権利を立てることです。ですからこれからは、父母様が世界的版図で勝利したすべてのことを、お母様に代わって祝福家庭がお母様を中心として、カインとアベルが完全に一つとならなければなりません。お母様と一つにならなければならないのです。
世界のフリーセックス、ホモといった青少年倫理の堕落により、家庭を収拾できない世界を、まことの父母の思想を中心として初めて、それを反対にして家庭形成、国家形成、すべて地上・天上天国を形成するようになるのです。それは、平面上で復帰されていくのではありません。家庭版図を中心として、個人、家庭が絶対にお母様、お父様を中心としてカイン、アベルが一つとなり、オモニが一つにならなければなりません。オモニが一つとなることにより、オモニを中心として民主世界と共産世界、キリスト教ではカトリック(旧教)とプロテスタント(新教)が一つとなり、天地が一つとなって、その基盤の上でオモニを中心としてすべてを蕩減してきました。それゆえ、世界平和家庭連合定着と「蕩減解消」を宣布できるということです。
ハナニムが創造するとき、ハナニムご自身が絶対信仰、絶対愛、絶対服従する立場にあるのですが、その相対的家庭を築くことができなかったので、すべてが地獄に落ちたのです。真の父母の勝利権で一つとなったすべての基盤において、絶対信仰、絶対愛、絶対服従により、アダム家庭で失ったものを世界的に越えていくこの時なので、統一教会は、真の父母を中心として絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければならないのです。


真の父母は、ハナニムの前に絶対信仰、絶対愛、絶対服従の伝統を受け継いできたので、それを伝授してもらわなければなりません。分かりましたか。天の祝福が共にあることでしょう。
(280-47, 1996.11.3)

 

④ 天地父母天宙安息圏宣布(七・八節)

<1997년 8월 9일(음 7월 7일) 서울>
1997年8月9日(陰7月7日)、ソウル
(祈り)1997年7月7日7時7分7秒を中心として、360万双家庭祝福を中心としたこの日、「360万双祝福完成はまことの父母様を誇り愛すること」という標語の今年、すべてのことを成就しました。お父様、いかばかりのハンを抱いてこられたことでありましょうか。
お父様、東洋、西洋の文化全体を失い、南北の統一世界を中心として万国の中心国家であるべき祖国の地を失い、祝福を完成してお父様の一族が天の一族となるべきすべてのもの、血族、子女が二分されなければならない立場に立ったがゆえに、再び共産と民主を中心として二分された闘いを経て、40年期間を再び復帰の道を歩むしかなかった歴史的な事実を、統一の群れは知っております。
この40年期間は、摂理史の4000年に代わる期間であるがゆえに、キリスト教キリスト教信仰国、また、宗教と宗教信仰を中心としたすべての人々に加えられてきたサタン世界の主権国家の行使、今日の世界舞台を抱いたお父様のみ旨の前に反対の立場にある全世界が相まって、真の父母を攻撃するという40年歴史に当面してきたお父様の悲しみを知る者は、誰もおりませんでした。
ただ一人、ただ一人、ただ一人この道を開拓してこられたお父様の指導の前に、お父様の個人的な安息所を備えんがための闘い、夫婦的な安息所を備えんがための闘い、家庭的な安息所を備えんがための闘い、宗族的な安息所を備えんがための闘い、国家的、世界的、天宙的な安息所を備えんがために、お父様が自由自在においでになる、そのような創造理想的自由環境を開発するための受難の40年歴史において、今やその峠を越えました。お父様、それによってきょう、真の父母を中心として天宙安息圏を宣布できる、驚くべき時代を迎えました。
きょうこの日は、お父様の息子であるこのムンという者の年が77歳であり、1997年7月7日7時7分7秒を中心として7数を8回連結できる焦点に合わせて7、8数を超えられる安息年と、再出発の数を連結できる時代となったがゆえに、統一家のすべての群れは、天の権威と天の愛の伝統を受け継いだ家庭を中心として天に侍り、国家を中心として天を安息させ、世界を中心として天を安息させ、天宙を中心として天を安息させることにより、ハナニムと真の父母様が自由においでになる安息的基盤が家庭から天宙までつながれ、そして、ハナニムと一体となれる一つの地上天国の王権と天上天国の王権が、一時に樹立され得る限界線を越える時を迎えさせることによって、これを成就しました。


このために、エバ国家としての国を代表するオモニがこの地上に現れて、天使長国家がアメリカを中心とした国連舞台を中心として南北に分かれているものを、アメリカを中心として統一的な運勢を備え、韓国にそれを植えて解放基準において民族的解放を代表する韓国となるべきことを案じていたものを、お父様がお守りくださり、3次にわたり、オモニを中心としてこの地に送り、みことばを伝えることによって、オモニが今回16箇所という16数を超えてこの地上の高位層を、新たに門を開いて解放し得る祝福をしてくださいました。そして、今や国を挙げて、「祝福家庭が聖なるものである」ということを知るに至りました。
そこに南北の女性を中心として、世界の南北に代わる女性を代表した大会において歓迎されることにより、きょう、16数と18大会を中心として、このような日を宣布するに至り、あす10日を中心としては、この国の中枢的な群れ、世界のすべての主権と国家を代表する核心を中心として、天の勝利圏を宣布できる家庭的王権時代へと入っていく、その祝福がこの地上で成就し、統一教会が家庭祝福において先頭を切っていける祝福圏をお立てになったのも、お父様の御苦労のゆえです。そうしなければ、韓国の立つ瀬がなかったのを、お母様と天のお父様が協力することにより、このような基盤を備えるようになったことに、心から感謝申し上げます。
そのような基盤の上に、きょう、このような真の父母を中心とした天地父母天宙解放圏宣布をさせてくださいましたことにも、お父様の前に、千回、千回、千回、感謝申し上げます。
お父様、あなたの願いである家庭的王権時代、国家的王権時代、世界的王権時代と天宙的王権時代の安息の基盤がこの地に造られることにより、囹圄れいごの身であるハナニムの解怨かいおん成就をして、解放的な立場で愛の天宙を抱ける時代を迎えたことをお喜びください。
この息子の歩んできたこの道を、涙で保護し、助けられない父の悲しみはいかばかりであったかを知っておりますから、これからはお父様の願われた、全体、全般、全権の行使を成してください。万国をお父様が主管され、解放天国へと前進できるように祝福してくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
今や真の父母の家族から、悲しみの涙を流したその涙の跡が消える時代となりました。お父様の解放の権限をもって父母様の家庭から万国においでになるときに、滞ることなく行き来できる、愛する子女と、愛する国と、愛する世界と、愛する天宙を創造理想の特権的な最高の頂上において位置を占められる行幸ぎょうこうを、真の父母のみ名と共にお父様の解怨成就と全般的な解放を宣布いたしますので、お受けくださいますことを切にお願い申し上げます。そして、「天地父母天宙解放圏」を宣布する時間を喜んでお受け取りください。天からこれを宣布して、天上世界と地上世界における統一圈の勝利の旗を高くお掲げください。真の父母のみ名によって、この日を宣布いたします。アーメン。アーメン。アーメン。
(286-78, 1997.8.9)


今まで、すべての歴史時代において、ハナニムの安息日がなかったことを知らなければなりません。驚くべきことです。これまでサタンは、33さざんが9(3×3=9)、すべてがサタンの所有権でした。息子、娘もハナニムのものではなく、万物もハナニムのものではなく、国もハナニムのものは一つもありませんでした。ハナニムの理想的相対として、血族を代表する先祖として現れ得る人間が、アダムとエバが堕落することによって失われたのです。私たちの理想家庭は、ハナニムの安息の家、安息の家というものがいったいどのようなものなのかを知らなければなりません。
(286-112, 1997.8.9)
ハナニムが安息の家を失ったのです。ですから堕落した人類の理想家庭というのは、ハナニムの安息の家を取り戻すことです。その安息の家は、何が中心となって形成されるのでしょうか。真の愛と真の父母と真の子女、真の家庭を中心として形成されるのです。家庭が中心です。家庭を中心として一族とならなければなりません。ですから家庭を中心とした一族、宗族的メシヤにならなければなりません。
家庭とは何かというと、家庭的メシヤ、宗族的メシヤ、国家として形成された国家的メシヤ、世界的メシヤ。世界的メシヤは誰かというと、万王の王です。そこに地上天国が形成されるのです。安息が個人から全世界どこでも、天国のどこまでも、ハナニムが行って休むとき、そこが家庭であれば、そこに個人と夫婦と息子、娘、全体がハナニムに待って喜ぶのです。
(286-112, 1997.8.9)
真の父母がとどまって住む所は、どこでしょうか。真の父母が住める所は、どこでしょうか。宇宙の中心です。宇宙の中心であると同時に、ハナニムのみ座となる王権の王子の位置です。天上世界の王子の立場、地上世界の王子の立場、二つの父母の資格を中心としてこれを連結させる王子の立場なのですが、その王子の立場というものは何によって連結するのかというと、お金ではありません。
私がもしお金が好きだったとすれば、韓国で金持ちになっていたことでしょう。知識が好きだったならば、私は既に、ソウル大学の総長になっていたことでしょう。総長に教え、部下にしている人物なのですから。そうではありませんか。世の中で名の知れた人を弟子として足でけり、王だった人に使いをさせる人物なのです。ですから知識を必要とはせず、お金を必要とはせず、権力を必要としない力をもった人物です。何の力でしょうか。愛の力、ハナニムの愛、真の愛の力です。
(286-98, 1997.8.9)
韓国には、世界のどの国の家庭にもないものがあります。民謡をとってみても、民謡が宇宙的であり、歴史を越えた宇宙史的な内容をもっています。


「月よ、月よ、明るい月よ、李太白イテベク李白)が遊んでいた月よ、あのかなたの月に、月桂樹が生えているので、金のおので切り、玉の斧で仕上げて、くさぶきの3間の家を建て、父母に侍って、千年、万年暮らしたいものだ」。何と素晴らしいことでしょうか。「千年、万年暮したいものだ」の父母とは誰のことでしょうか。そのような夢に、夢の中で願った父母を尊重した内容を民謡で賛美した国は、世界にありません。
(286-103, 1997.8.9)
千年、万年暮らしたいものだ。家はどんなにみすぼらしい3間ほどの小さなくさぶきの家でも、千年、万年真の父母様と暮らしたい。韓民族の童謡の理想にぴったりと合っています。そうして何をするのでしょうか。半月のような月、完成していなくてもよい! 家庭的出発は完成してはいないけれども、この世界の半月のような空中の雲の国、人工衛星の船に乗り、帆もなく、竿さおもないけれど、すいすいと進んでいく、東の国、西の国。太陽の光は東から西を照らします。
男性は東を象徴し、女性は西なのですが、女性は東の太陽の光を受けて、男性と対等な価値をもつのです。東西の平準一致世界が築かれるのです。アーメン。何と素晴らしい民族でしょうか。
(286-114, 1997.8.9)
きょうは何の日ですか。「天地父母天宙安息圏宣布」の日です。天地父母です。天地父母の理想安息圏ができるとき、そのような世界となるのです。考えただけでもよいし、夢の中でもよいし、働いてばかりでもよいし、汗を流してもうれしくて、悪くないのが、つまり良くないということのあり得ない立場なので、私は永遠に「アー」と、口を千年開けていても有り難く「メン」、永遠に死んで生きようというのが「アーメン」ということです。そしてハナニムのみ印を押してもらい、天国の宮殿圏内に入って、千年、万年生きられる天の皇族圏、天の国民圏となることにより、人間の願いは万事成就されるのです。
(286-123, 1997.8.9)

 

⑤ 地獄解放と天国開門のための宣布

<1998년 5월 15일, 브라질 판타날 아메리카나 호텔>
1998年 5月15日、ブラジル、パンタナール、アメリカーナ・ホテル
興進君がまことの父母様の直系の子女だという事実と比べて、キリスト教は血統の異なる養子の立場にあります。この二つが一つとなってこそ、父母様が完全に立てるのです。
したがって、既に祝福を受けた興進君と、キリスト教が祝福を受けて一つとなって、初めて真の父母様のみ旨が成就するのです。ですから統一教会は、キリスト教に対して、本格的に教団的な祝福を施さなければなりません。真の父母様を中心として父と母、そして長子圏が一つにならなければならず、さらには父と養子圏(キリスト教)とその他の宗教、そして非宗教圏が一つにならなければなりません。
6月13日に、1億2000万双が祝福を受ければ、3億6000万双の3分の1が祝福を受けることになるので、旧約時代を脱するのです。早くキリスト教を中心として重生式と復活式、そして永生式である祝福式を挙行しなければなりません。既に4人の聖人をみな祝福し、清平チョンピョンでもキリスト教解放のために精誠を尽くしています。第四次アダム圏解放のかぎはすべて、真の父母様がもっています。事実、地上よりも霊界を早く処理してあげなければなりません。したがって、先祖を整理することに努力をするのです。


霊界を正してから、肉界を正さなければならないというのが摂理の順序です。霊界は肉界に対して垂直であり、肉界は水平関係の世界だからです。このように垂直と水平の世界が出会うことにより、地球ぼしに真の平和がもたらされるのです。真の父母様が現れなかったとするならば、霊界というものはないに等しいのです。すなわち、真の父母様が来られてこそ、霊界と肉界を処理できるからです。
(1998.5.15)

 

⑥ 総霊界霊人解放式 ‐ 全体解放統一式の祈祷

<1998년 10월 5일, 브라질 상파울루>
1998年10月5日、ブラジル、サンパウロ
(祈り)愛するお父様、きょう1998年10月5日(陰暦8月15日)、この日は韓国では秋夕チュソクであり、先祖をお迎えする記念の日です。韓国の清平と、この西欧社会のサンパウロの聴衆、天地のすべての被造万物と、霊界にいるすべての霊人、先祖と幾千万の聖徒、ハナニムから始まった愛で造られた被造万物と、この地上に生きている全人類が、一致圏を完成した愛の結晶をもてずにいるというハナニムのハンを解くために、歴史時代において、旧教、新教、成約の解放完成圏を目指してこられたお父様、悲しかった歴史をすべてお取り除きください。
天の縦的なまことの父母が、天地を創造した理想をもってこの地上で真の父母となるハナニムの体としての横的な父母が、私たちの第1代の先祖であったことを知っております。その方たちが家庭を中心として一体圏を成し、一つの体を成して、縦的な心と横的な体が一体となり、その一体となった愛の種をこの地上に着地させることによって、永遠なるハナニムの血統と真の父母様の血統が連結し、体と心が一つとなった子女を万民がこの地上に繁殖するという喜びの出発の一日を迎えることができず、悲しく憤懣ふんまんやるかたない歴史的な恨の痕跡こんせきを消すための摂理を、今まで続けてきたということを知っております。
今まで考えもしなかったこのような恨を抱かれたお父様の前に、この地上で孝行する息子、娘が一人もいなかったお父様、孤独でかわいそうなお父様であられました。
億万代の一人息子を生かさなければならないお父様のその胸を開いてみると、この地上に先祖のいない悲惨な人類、先祖を失ったその悲惨な人類を見つめるハナニムが、どれほど悲痛であったかという事実を、この息子は誰よりもよく知っております。
ハナニムを知った日から、わきまえのない子たちのためにハナニムが行かれる道は、順調な道を整えるための、キリスト教の数千年の歴史における苦労の基台を中心とした真の父母の祝福の1日を得ることにより、エデンで失ったアダム家庭の一つの勝利的血統を受け継げる天の真の愛と共に、それを結合できなかったものを取り戻すための受難の歴史であったということをよく知っております。


責任を果たせなかった息子の恥ずかしさを覚える時に、どうすればそれを避けていけるかということを求め、求め、求めたところ、その場でハナニムの道を、私の行く道を開拓し、橋を架け、また、山を越えて縦的な8段階、横的な8段階を経て、「八定式」の宣布とともに、真の父母であることを宣言しました。そしてこの地上に「七・八節」を宣布すると同時に、ジャルジンを中心として、お父様の創造理想である本然的基準が、お父様が出発されたその本然の基準の絶対信仰、絶対愛、絶対服従と、ハナニムの属性の基準でもあり、愛がとどまる基台である絶対、唯一、不変、永遠なる家庭的基盤を願われたお父様の願いを成就するために、真の父母となり得る絶対父母、唯一父母、不変父母、永遠父母、絶対子女、唯一子女、不変子女、永遠子女、絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭を完成する日が、世は知らずとも天は待ちわびる日であり、この歴史で最高の転換点となることを知っているこの息子は、千年を一日のように願ってきたその日の来たりしことを、世の中に称賛したく、称賛すべき宣布の日であるにもかかわらず、このジャルジンの基盤でこれを宣布することになりました。
第3宣言では、天を第1代創造主、第2代創造主、第3代創造主、宗族基盤を連結して横的な基台の上で地上天国と天上天国の王権の基準を中心とした3代の創造主の権限を地上に宣布することによって、恨めしい宿命的な課題として残っていた、ハナニムもどうすることもできず、サタンもどうすることもできないこのような過程をたどり、永遠、不変、宿命的な父子の関係、夫婦関係、父母関係、子女関係をすべて解怨かいおん成就できるようになりました。
今、4数、「四・四節」を宣布することによって南北がつながり、父母の心情を海から連結して、万物の授受の原則を中心として、海でノアの大審判もありましたが、審判を受けない海の基盤を中心として、すべての被造物を解放的立場に呼び集めるという意味で、国家メシヤと祝福家庭をすべてジャルジンに集め、世界的メシヤ、国家的メシヤ、宗族、家庭的メシヤの型をもって父母に従って戻らなければならないということを明らかにしました。
左側で勝利したことを、すべて右側に返して、すべてが何にも引っ掛かることなく容易に行ける道を行き、父母様が来れる道を開くことによって祝福家庭たちは、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の四大属性を中心とした、絶対・唯一・不変・永遠なる父母、息子、夫婦、兄弟、家庭を基盤とした本郷の道を行ける自由な環境を下さったお父様の前に感謝申し上げ、霊界と肉界に分かれているのを統一し、東西文化の壁を越え、南北の貧富の差を越えて、今後、統一された国の父母に侍る子女の心情をもち、平和の天地と平和の人類をもつべき統一家の祝福された群れとして行けるようにしてくださったことを、心から感謝申し上げます。
もてる財産と、もてる土地をすべて売ってでも、失ったこの平和の天国を率先して取り戻さなければならないのが、祝福を受けた息子、娘であり、祝福された立場に出るすべての人々だということを知っております。そうすることによって、それを祭物として国を目指し、国を祭物として世界を目指し、世界を祭物として天地を目指し、天地を祭物としてハナニムを目指すべき責任があります。


万年解放圏の愛の実体主権を誇れる永遠解放、地上天国をこのように語れる歴史的な出発を、既に6月13日を通して、聖人たちと殺人魔を兄弟のごとく、父母様が号泣の心、悲しい心を押し殺しつつ、彼らを同じ立場で祝福することにより、天上世界は解放の叫び声が今でも響き渡っているということを、この息子は知っております。
地の人間は知らなかったとしても、天上にいる私たちの先祖すべてと、天使世界と、千万のあらゆる聖徒がこれを知り、地上で父母様の環境を開拓するために苦労していることを知っております。
堕落した天使長圏の家庭を残し、この地上にあらゆる主権の形態を生んだ堕落した天使、ハナニムの愛の家庭を破綻はたんさせた怨讐おんしゅうを、霊界と肉界が一つとなって兄弟の因縁を中心とした父母の愛を抱き、ハナニムの愛を抱くことによって、この地上で父母様が、解放圏の宣布とともに、進軍命令を受けて長子権を取り戻しました。
お父様の願いであられた、6月13日に祝福した五大聖人を中心とする基盤に関係する宗派に因縁のある、霊界のすべての弟子たちと共に、祝福を受けたこの群れが、今後、最後の転換の一時を迎えるべき地上に、再び兄弟と共に父母様に侍り、ハナニムと共に天上と地上とともに、忠孝の道理と伝統の足跡についていくこの地上の天使長家庭を、この地で完成したアダム家庭にいる地上祝福家庭の解放圏の前に同参させてください。ハナニムの前に、家庭では孝子の道理、国では忠臣の道理、世界では聖人の道理、天地では聖子せいしの道理の愛的因縁を共に受け継げるように、天のハナニムと真の父母様が一つとなって、それが永遠に可能となり、彼らを中心として彼に従う弟子と、そのような先祖をもったアダムとエバに連結された後代、先祖も解放してください。
そして、真の父母様を地上にお迎えした、本然の完成した天と一体となった愛圏の血族を中心として侍ることのできなかったすべてが、地上天上の先祖が兄弟の因縁、親子の因縁の本然的創造理想、縦横を決定する愛の一家庭を中心とした定着点に、地球ぼし全体、全霊界が一つの真の父母を中心とした宇宙史的な家庭的礎を永遠に定着できる宣布の日に、霊界解放、地上解放、すべての家庭が縦横無尽に自由に往来でき、共に活動する時代を、真の父母のみ名により、今、そのすべてを結んで地上着地活動することを、そして、すべての被造万物と共に、真の愛を中心として、ハナニムと真の父母の真の血統的心情圏を中心としたハナニムの愛の地上天上天国、永遠なるハナニムの主権的勝利のために出動することを、真の父母様のみ名により宣言いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(296-9, 1998.10.5)


 

⑦ 真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布式

<1999년 1월 8일 우루과이 푼타 델 에스테>
1999年1月8日、ウルグアイ、プンタ・デル・エス
今年の標語は、「まことの祝福天宙化とサタン血統根絶」です。それはどういう意味かというと、サタン世界とは関係がないということです。真ということを中心としては、偽りが相対の立場に立つことはできません。昨年は、「真のハナニムを愛し誇ることは3億6000万双祝福とサタン世界血統断切」です。それは既に、昨年の9月30日を中心として乗り越える時代に入りましたから、今や天と地において相対的関係で闘争するという時代は過ぎ去るのです。峠を越えたということです。本然のアダムの立場において、この世界人類を大祝福して乗り越え、多くの本然のアダム家庭が祝福を受けた立場に立ったので、天と地の塀がふさがってはならないのです。今年は、「サタン血統根絶」です。根を抜いてしまわなければなりません。そのためには祝福の恩恵圏をこの天宙、すなわち霊界と肉界に築かなければならないのです。
アダム家庭を中心に考えると、天使世界を中心にアダム家庭を完成しなければなりませんでした。ところが、堕落したがゆえに、アダム家庭においてそれを清算して、アダム家庭の再創造の役事をしなければならないのです。先祖を再創造して、天使長の位置にある家庭にしておかなければならないのです。
それゆえ、大量祝福、霊界の解放祝福時代になったのです。解放祝福時代です。それによって、霊界にいるすべての霊人たちは、家庭を中心とした天使長自由環境圏へと追いやるのです。家庭を中心とした解放圏では、サタンの役事というのはないのです。
霊界の人々にも祝福をすれば、自分たちが相対を連れて降りてきて、子孫の先祖という立場で、自分の子孫が祝福の道へ行くように駆り立てるのです。
人間は本来、真の父母を中心として、この地で生きてこそ天国へ行けるようになっているのですが、霊界にも住むことのできない霊が、この地上に来れる道を開いてあげるという式にもなるのです。
自分が好きな人を連れてきてエデンで夫婦になれなかったのをこれからは、祝福を受けられる地上で、その子孫に従い、絶対信仰、絶対愛、絶対服従するように後援することによって、地上で真の父母様と共に生き、天国へ行ける大道たいどうに参列するために、全体の根本となっているサタンの血統の根を抜くということを、先生が打ち立てておかなければならないのです。どういうことか分かりますか。
全体解放、サタン追放、サタン根絶と同時に、人間の罪の根が反対に進んでいたのを正して、すべてがまっすぐに進んでいけるのです。地獄には悪魔と罪人が行くので、完成できずにすべて逆さまになっていたのが、善なるものとなり、まっすぐに立って、自分の階層から天上世界へと行けるという、地上天上、正に祝福天宙化となっていくのです。
(298-209, 1999.1.8)


今日、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」を宣布したのですが、祝福を受けた一族は、先生の誕生日の2月20日を中心として献納祭物をすることによって、地上における直系の12人ではなく、72代から120代までイエス様が祝福したかったすべてを乗り越え得るのです。そうなれば、自動的に真の父母の直接主管圏内に入って、サタンと関係のない時代へと移行していくのです。
霊界にいるすべての先祖も解放するのです。サタンも解放してあげなければなりません。それゆえ、今後、宗族的メシヤとして160家庭を祝福した人は、一つの一族を中心として、それを自分の一族と連結させて総蕩減とうげん献納式をして、その基盤の上で120代の先祖を祝福してあげることができるのです。こうすることによって、160家庭は先生の時代であるために、120家庭さえすれば統一天下圏に入るのです。12代、72代、そして120代、そのようになるのです。それゆえ、120代をすればすべて入っていくのです。120代の王たちとその長孫、王権を祝福すると同時に、その王権にいたすべての国民を解放させるのです。真の父母とハナニムが許すのです。
今後、デモをしなければなりません。何のデモをするのかというと、「真の父母を誇り、真の家庭を誇り、真の血統、真の純潔を誇る」デモです。そのように父母様がこの地上に来て目的を世界化させるのと同じように、個人でも家庭、宗族、国家はすべて真の父母を中心としなければならないのです。
個人から始まって、家庭的な真の父母、家庭的な基準で真の家庭、家庭基準で純潔、民族基準においてもそうであり、国家基準における真の父母、真の家庭、真の純潔、このように世界化されるのです。国家基準さえあれば世界化され得るので、真の父母の基準が私たち個人から国家、世界、天宙まで連結し、真の純潔の血統が連結されることによって堕落がなかった解放の時代に入っていくのです。
ですから、それを全体清算するためのデモをしなければならないのです。伝道よりも、それをしなければなりません。祝福することよりも、祝福を受けさせることよりも、これをしなければなりません。そうすれば、真の父母に向かって讒訴ざんそする者はないのです。サタンも讒訴できず、ハナニムも讒訴はできません。今後、完全に解怨かいおん成就、所願成就したという立場で地上・天上天国が着地するのです。今後、教会はなくならなければなりません。
しかし、家庭連合時代が過ぎ去ることはありません。最後まで残ります。そのようなすべてを、千里遠征の蕩減路程を経て、先生の1代で、80歳まで、60年代から父母様は40年間歩んできたのです。韓国の年齢でいうと、私は今、80歳です。誕生日の前に、これをすべて宣布してしまうのです。
(298-221, 1999.1.8)


 

⑧ 成約時代と天上・地上天国完成宣布

<1999년 4월 11일 이스트가든>
1999年4月11日、イースト・ガーデン
韓国でも8箇所で巡回講演をして、お母様がエバ国家の日本と、息子の国家アメリカの責任を負って巡回講演をしてきたのです。ですから日本では16ヵ都市、アメリカで24ヵ都市、合わせて40の都市で大会をすべて終えたのです。つまり父母の責任と子女の責任において失敗したものすべてを、先生が責任を取ってなしてきたのです。それはハナニムにもできず、キリスト教にもできなかったものを、初めて先生が責任を取ってそれを着地させるための決定をしたのです。
それゆえ、韓国での勝利、日本での勝利、アメリカでの勝利を収めて、長子圏を中心としてカイン圏文明世界の34ヵ国を中心として、キリスト教文化圏が1945年に責任を果たせなかったことにより、その40年荒野家庭カナン復帰路程においても失敗したことを、すべてに対して先生が責任を負い、全権をもって再び地上に定着させるという決定をしたのが、今回の巡回路程であることを皆さんは知らなければなりません。
きょう、先生は、「成約時代と天上天国、地上天国完成」ということを宣布しました。家庭完成と、霊界におけるすべての解放を中心として考えると、祝福家庭の中には、既成祝福家庭、法的に契約する契約家庭、そして純粋処女と純粋童貞の家庭があります。36家庭の3家庭を代表して、霊界において既成家庭祝福、法的結婚未完成段階で地上と天上に分かれていたものを結んで、霊人祝福をしてあげると同時に、霊界でも、霊人で祝福を受けた人は、三日儀式を通して復帰も許すようにしておきました。今まで地上で幼くして死んだ霊の中で、16歳以上になった霊が数百億いるのです。彼らを完全に祝福してあげているので、霊界の先祖が法的結婚をしたように、今まで未成年は天に入れなかったのですが、すべてを祝福してあげることにより、これが16億双を祝福するということです。
祝福とは、ハナニムのまことなる生命の血統を連結できる基盤を相続することです。祝福を通してハナニムの血統を相続した人が霊界にも肉界にもいるがゆえに、ハナニムは思いのままに主管できるのです。ですから、ハナニムの思いどおりに再創造、復帰歴史を今も蕩減とうげん条件なしに、全権をもって推し進めるのです。ですから、皆さんが、そのような信念をもった相対的立場に立てるか立てないかということが問題です。そのような決意した絶対信仰、絶対愛、絶対服従の基準と一つとなれば、一瀉いっしゃ千里にすべてが水平世界に線を引けるのです。
皆さんすべてが今後、絶対愛、絶対服従する立場に立たなければなりません。エデンにおける家庭には、自分の所有物はありません。ハナニムと、ハナニムの絶対愛と一つの血統の立場に立った真の息子、娘にさえなれば、宇宙のすべては息子、娘に相続されるようになっているので、すべてが私のものとなるのです。愛によって一つになれば、私のものとなるのです。


皆さん、所有権というものが、すべて自分の財産だと考えてはいけません。所有のうちで最高のものは、ハナニムの愛であり、ハナニムの愛を受けられる息子、娘の家庭であることを知らなければなりません。それが一番です。それを失ったがゆえに、すべてを失ったのです。それは、探せば取り戻すことができます。皆さんが、その愛を中心として、そのような家庭を築くためには、所有権のない完全な無から創造されて、理想と一つとなる絶対信仰、絶対愛、絶対服従の基盤を連結させ、本然的なものをもって、このサタン世界からも、完全に拒否する立場になければなりません。
アダムとエバが失ったものを、これからは家庭を中心として真の父母との血統的関係を、真の愛を中心として見いだすことによって、完全に復帰できるのです。それゆえ皆さんは今、財産だとか、所有といったものをもっていてはならないのです。ハナニムを中心として、血統を中心として、ハナニムの愛を中心として一つになれば、ハナニムのものがすべて私のものとなるのです。
先生は世界的メシヤ、世界的父母として、国家的父母と宗族的父母と家庭的父母を配置したので、これらすべての国家的メシヤ、宗族的メシヤ、家庭的メシヤは、先生と一つになって大移動をしなければなりません。そして本然の地を求めて入り、本国を創建し、そこで宗族的に拡張して世界を求めていかなければならないのです。そのような道を経ていかなければならないので、大移動をしなければならないというのです。
今回の2月7日の祝福は、韓国の責任、日本の責任、アメリカの責任、カインとアベルすべてが失敗したものを、先生が軌道を修正して、先生が全権、勝利圏をもってくぎを打ち込むという行事です。この「真の家庭世界化前進大会」がその復興会です。
先生がどれほどすごいのか見てください。今回の祝福式で、「地獄の門を開けて殺人鬼までをも祝福してあげよう」と、ハナニムも言うことはできないのです。「早く地獄の門を開いて天国へ来なさい」と言うのです。死んだ人の中には、統一教会に何年間も反対した人もいるのですが、そのような人までも霊肉を中心として霊肉結婚して、地上で三日行事までせよというのです。それを、韓国からアメリカに来るときに、1999年3月13日に承諾してきたのです。
聖人になれる人、地獄にいる悪の側の人、聖人と殺人鬼まで解放するのです。その原則において、統一教会を信じる人ならば、統一教会にこの上な反対していた夫でも、あるいはまた、自ら望む人を連れてきて、地獄にいる人までも解放し、祝福してあげることができるというのです。そのようなことが起こるのです。
聖人と悪人を一つにするという原則があるので、結婚もできずに死んだ哀魂が大きくなって16歳以上になった人を、これから解放してあげるのです。そのような人までも祝福してあげるのです。先生が地獄の門を開いて、すべての人の前で祝福してあげることにより、ハナニムの血族的権限を認めることにより、サタンは完全に後退せざるを得ないということを知らなければなりません。革命の中でも、このような革命はありません。今日、みことばと共に世の中が変わり、霊界が祝福家庭によって処理され、三日行事までも思うがままにして、解放圏ができたので、サタン世界の血族根絶を行い、霊界、肉界の解放圏、ハナニムの全権によって入ってきたということを知らなければなりません。
(300-300, 1999.4.11)


 

⑨ 真の父母様の東西洋(地球星)勝利祝賀宣布

<1999년 5월 30일, 벨베디아>
1999年5月30日、ベルベディア
(祈り)あなたの怨恨えんこんの根源となったサタンの血統を根絶できるこの時代を迎えさせてくださったことを知り、このことを知って今まで身もだえして闘ってきた3億6000万双の祝福とともに、今や残されたすべての男女たちの祝福を霊界と肉界で完成することにより、地球ぼし全体を新しく天国化しなければならない責任的な遂行を背負ったこの統一家の祝福を受けた群れを、天が守ってくださったことを感謝いたします。この者たちを代表して、先頭に立って、厳しい受難の中で一人、まことの父母としての面目を立てるために今まで個人的な闘争、宗族、民族、国家、世界、天宙、天上世界の心情的怨讐おんしゅうであったサタンを追放するときまで闘いながらやってくるのに、失敗することを心配しながら保護し、一線に立って共に協助してくださったお父様に、心より、心より、心より感謝いたします、お父様。
このように苦労した家庭を中心として3億6000万双を祝福することにより、4億双以上の祝福家庭を中心として、ハナニムを中心として、これが堅固な城のような先陣となり、サタン基盤、霊界と肉界の地獄解放圏を宣布されて、あなたが自主的な権限を回復できる宣言の日々を通して、天が協助し、勝利の基盤を真の父母様と共に、祝福家庭と共に成せるようにしてくださった恩賜を、心より感謝いたします。
その基盤の上に、今年における一昨日(1999年1月17日〜5月28日)に終わった、父母様を中心とした80ヵ国巡回の大いなる天の役事を、勝利の権限をもって、一方通行で目的地にまで一息に走って循環勝利できるその日々を記念して、パンタナールにおいての天宙史的な解放とともに、この祝福の基盤を中心として、父母様が精誠の8数を中心とした8回の韓国、16回の日本、24回のアメリカ、32回の世界、80ヵ国を中心として、8数を合わせる四位よんい基台の倍数、アダム家庭の8数、ノア家庭の8数を失ったことを、世界的家庭の上でこれを再び回復するための最後の清算のために、このような大覚醒かくせい運動を宣言しながら巡回講演を成功的に終わることができました。
このような昨日、一昨日までの勝利の権限をもって帰ってきて、歴史的なこの中心の立場であるベルベディアで、「真の父母東西とうざい洋(地球星)勝利の宣布」のできるすべてのことが、言葉だけでなく、このような城壁が根源となって善悪を分別して高低を推し量れる一つの盾としたので、これを中心として、今後における統一家のすべての祝福を受けた者は、堂々と天の圏の中に天の代身となった国家の国民として責任遂行にはばかることなく、前進に前進を誓える群れとなったがゆえに、万福の祝福のために地上拡大の勝利の権限として真の父母様の勝利の権限の上に連結させてくださるように懇切にお願い申し上げます。


そうして、天上世界と地上世界に天地父母の勝利の解放圏を立てることにより、あなたの愛の主権の理想を万宇宙に宣布して、旧約時代の万物の祭物のハンを踏み台として、新約時代の子女の祭物の恨を踏み台として、成約時代の父母様をかけてこの恨を踏んで、ただお父様のみが、創造主のみが主人になられ、サタンの讒訴ざんそ条件を完全に全廃した勝利の覇権をもち、愛の王になってくださるようにお願いいたします。
地上に平和をもたらせる勝利のこの日とともに、天上世界の解放をもてるこの日を真の父母の名によって願いますので、受けて実践されることを万世に祝福し、勝利により、前進されることを懇切に願いながら、天上世界と地上世界にハナニムと真の父母のみ名を中心として、万民と共に万物を合わせた勝利の覇権国家へと、前進を誓うことを宣布いたします。万世の恨と嘆息を、解放圏をもつことにより、真の父母の名によって天上、地上の真の父母圏全体に代わりこの勝利の日を宣布いたしますので、万世の勝利の主人公になってください。アーメン! アーメン! アーメン!
(309-199, 1999.5.30)

 

⑩ 真の父母様天宙勝利祝賀宣布

<1999년 6월 14일, 서울>
1999年6月14日、ソウル
(祈り)ハナニム! きょう1999年6月14日午後1時15分を期して、ここに立っているまことの父の名と真の父母の名に代わり、勝利した天宙解放を宣布し、5月30日には「真の父母様東西とうざい洋(地球ぼし)勝利祝賀宣布」をしたその基盤の上に、きょうは天地を代表した真の父母の勝利圏を中心として勝利歓迎宣布をする、とてつもない歴史的な時点を迎えました。
その間、天の前に人類の先祖から犯罪を犯した悲しい歴史を残したすべてのことをハナニムの胸に埋めたまま、誰も願いをかなえることのできないハンの心情を抱えてこられた父を、私は知っております。その前で、讒訴しのろいながら嘲弄ちょうろうしたサタンを見つめるハナニムの心が、どんなに曲折が多かったことかを、私は知っております。これを解怨かいおん成就するために、ハナニムが、本然の堕落していない完成したアダム家庭を中心として、ハナニムの血筋が連結された愛の宗族圏を編成され、家庭と民族、国家と世界、国を経て世界の地上に、地上・天上天国の出発をされようとした理想は、完全に水泡と消えてしまいました。
サタンが屈服することにより、サタンの立場にあるすべてのものを自由自在にハナニムが創造権限をもって重ねて収拾できる、主体的な能動行使を施行できる時代が来たことを宣布し、地球星解放圏を宣布し、きょうを迎えては、真の父母様の地球星、天宙勝利祝賀宣布の日を基盤として縦的、横的な基盤の上に、縦的な基盤として天宙真の父母勝利祝賀宣布の時間を迎えさせてくださった恩賜をお父様! 心より感謝いたします。


お父様、これからあなたの指導の前にサタンが強制的に首を絞め、死刑場に引きずり出して脅迫し、脅しによって地獄に行ったこのような時代とは反対に、霊界で祝福を受けたこの家庭たちが自分の子孫のところに行って、強制的にでも全部に薬と病(あめむち)を与えてでも、地獄に連れていくのではなく、天国に連れていける自由解放圏時代を迎えることができたがゆえに、全世界でさまよっているすべての一族、宗族たちを連結させて国家を収拾し、あなたの愛の血縁を中心として永遠の愛の主権の前に、あなたの血族であり得る眷属けんぞく圏を超国家的に形成し、万民の解放とともに天上世界の解放とともに真の父母の解放、人類の解放、ハナニムのサタンまでも哀れまれた基台の上に、しもべの立場をもう一度つくることにより、本然の創造理想をなした以上のすべてのものを解放できる時代を、真の父母が父の権限の前にこれを奉献し棒げますので、その実権が変わった覇権を通して、正義の判断を中心として地上再臨、天上昇天し、自主的な主管の善の愛の王権を立て、万王の永遠な愛の王権を立て、万王の愛の永遠な永世をつくってくださり、相続させ得る愛の永遠の王となってください。
真の父母の地上にその統治を受け、天の前に孝子の道理、忠臣の道理、聖人、聖子せいしの道理を行く道を教示して、万民があなたの血族と眷属の立場となり、万代の祝福を受けた天国を主管し、地上天国、天上天国を相続した後継者としてはぐくみますので、この特権的な富貴栄華を受けてくださいまして、宣布の日として定めてくださり、万事がうまくいき、自主的な善の王権を行使することを真の父母様の前に勧告、また勧告、また勧告宣布、宣言いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(302-234, 1999.6.14)
先生の生涯というものは、み旨の解放のために生きてきたものです。メシヤの使命は、み旨の解放のために生まれ、み旨を中心として生涯を通してみ旨の完成をすることです。その解放圏というものは、天国の解放であると同時に、ハナニムを解放することです。その次には、堕落した父母によって、サタンの血統によって牢獄に捕らわれの身となったのを、このサタンの牢獄世界から解放することです。その次に、嘆き悲しんでいる万物まで、全部解放することです。
パンタナールを中心として、最高の所にハナニムのみ旨を連結できるように1998年5月13日から15日まで特別な精誠を捧げたことがあり、その基盤の上に今年においての5月14日、天宙解放宣布がありました。その次に、父母様がアメリカに帰られた日を中心として5月30日、ベルベディアにおいて、「真の父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布の日」を設定することにより、横的な立場がみな築かれたのです。ですから縦的なこの宣布(真の父母天宙勝利祝賀宣布)というものは、ハナニムが今や、創造した世界の前に心配から抜け出し、エデンの園の家庭から、その自然世界のどこに行っても歓迎され得る蕩減とうげんを、みな成し遂げたということを意味するのです。


摂理の総結論は、アダム完成です。アダム完成とは何でしょうか。アダムが責任分担完成を成せなかったというのです。責任分担は、世界の伝統的礎石の基準が、家庭的礎石であり、宗族的礎石であり、民族的礎石であり、国家的礎石であり、地上天国の礎石であり、天上天国の礎石になる、すべてのものが汚されたのです。それを清算しなければなりません。ですから霊界の掃除、地上の掃除、すべてのものをみなしなければなりません。
天使長がエバを主管性転倒させたのも、偽りの愛ゆえであり、エバがアダムを主管性転倒させたのも血筋を汚したからです。この血筋を汚した人類を子女としているハナニムは、父母の立場なので、宿命的な立場であるけれども不可避的な反対の立場です。ハナニムが逆に立っているというのです。逆に立っているハナニムは、行く所がありません。捕らわれの身になったということを考えてみてください。ハナニムが人間の世に入ることのできない事実を、誰が知っているのかというのです。ハナニムがこのようになってしまってよいのかというのです。
ハナニムの息子、娘であるアダムとエバは、億万代の一人息子、一人娘です。億万代の一人息子、一人娘を失ったので、ハナニムがどんなに悲しいでしょうか。それだけでなく、愛の伝統として立て得る愛の道を失ったのです。愛することができないのです。愛すべき息子、娘に会っても愛せない、愛の道が切れてしまった、そのようなハナニムの悲しみを、誰が解怨してあげるのかというのです。アダムが、それを解怨してあげなければならないのです。
(302-239, 1999.6.14)
皆さんにおいて、これからは、これ以上、苦労はありません。蕩減がありません。ただ一つ、絶対信仰をもたなければなりません。ハナニムが天宙を創造するときの出発が、絶対信仰です。絶対信仰をもって造った基盤の上に、未来の絶対愛の体をつくって愛の完成体を成すことができるので、絶対信仰をもちながら絶対愛を投入するのです。その価値の愛は、自分よりも億千万倍立派であることを願うこのような立場なので、投入しては忘れ、投入しては忘れる歴史の蕩減復帰を繰り返しながら数千万年、アダム完成の家庭を探してこられたハナニムの愛です。そのハナニムの苦労を知り、その苦労されたハナニムを解放させなければならない、誇り高い家庭にならなければなりません。
真の父母様の天宙勝利祝賀宣布をすることができた事実を見ても、勝利の祝賀を宣布できるこの事実は、ハナニムが真の父母の前に、天地すべての前に感謝できるこのような条件を立て、その感謝の心が創造し、願った希望のハナニムの心を全部、越えに越えて、内外共に完成したアダム以上の立場を固めるその世界を、根こそぎ受け継いだその立場で、新しい四次アダムと出帆を願うのが、本当の勝利の立場に立ったハナニムの心と、真の父母の心であることを記憶しなければなりません。
ハナニムを解放し、ハナニムの愛以上のすべての心情と精誠の心で、アダムの何十倍、何百倍の完成の道を超えたその立場で、家庭を中心として孝子、国を中心として忠臣、世界の聖人、聖子の立場に立ち、ハナニムの前に全体の相続を受けなければならない父母様の生涯路程です。そのためには、すべてのものを捧げなければなりません。これを捧げて、ハナニムがそのような立場で勝利、万世の勝利、永遠の勝利、永遠に存在するハナニムがそれ以上の勝利を願うことのできない立場に立つように相続してあげるとき、堕落の恨を大きく越える、新しい世界における勝利のハナニムの権限を行使できる、と見るのが総結論です。そして、汚されたサタンの血族は、跡形もなくきれいに整理しなければなりません。
(302-246, 1999.6.14)


 

⑪ 天地父母天宙統一解放宣布(九・九節)

<1999년 9월 9일 서울>
1999年9月9日、ソウル
(祈り)愛するお父様、きょうは1999年9月9日、父母様の79歳に合わせて、9月9日9時9分9秒を中心として、天地に恨として引っ掛かっていたサタンの完成数である9数圏を、天上世界から地上世界に連結されたすべて、地上・天上天国に連結された地獄と天国の堕落の因縁によって拘束されているすべては、サタンを中心として連結されていることを説破せっぱいたしました。
その内容が腹中時代からふさがり、幼児時代、兄弟時代、婚約時代、結婚時代、父母の時代を経て、おばあさんの時代と女王の時代まで、男性世界、女性世界共に血筋を中心として連結されなければならない一体的理想圏がサタンによって、心と体の中で境界線、腹中時代から境界線、幼児時代、兄弟時代、婚約、結婚、夫婦、父母、祖父母、王権まで全部がふさがっていた、このすべての事実が善と悪の闘争歴史により、多くの天側に立ったアベル的な兄弟圏が血を流してきましたし、このアベルを中心としてカインを逆に屈服させ、アベルが天の国の長子権を探し求めて、サタン世界の子女たちを次子権として自然屈服させなければ、ハナニムの善の血筋が汚された血統の因縁を正せない恨の歴史であることを、統一教会の教会員たちははっきりと知っております。
偽りの父母によるこのすべては、9数に該当するものであり、1から9数まではハナニムが嫌うことにより、ハナニムは旧約時代に10分の1の条件を中心として、サタン数9数を清算するための摂理歴史を成してきたことを、私たちは知っております。
このすべての9数、サタン数の最高の頂上数を個人的に屈服し、宗族・民族・国家・世界的に屈服するだけでなく、地上世界と天上世界、まことの父母を中心として地上世界の整備とともに天上世界の宗族的な真の父母、ハナニムを中心として一体となられ、縦横のサタンが汚した地上地獄と天上地獄、地上のすべてのふさがっていた壁を崩すことにより、地上に愛を中心として主流の天上世界の天国まで直行できる道を連結させ得る真の父母の涙は、立体的なものを経て、個人的時代を過ごし、家庭、宗族、民族、国家、世界の家庭的限界線を覆して、ハナニム的な最高の家庭理想を地上に開くことにより、天が解放され、ハナニムが自主的にすべての世界を主管できる時代が目の前に近づくことにより、天上世界では「七・八節」を中心として真の父母天宙安息圏を宣布して以来、満4年が過ぎたので、これから4年を迎えて2000年代を中心として、サタン世界のふさがっていたすべての9数を完全に清算しなければ、2000年代を超えることはできません。


あす10数を足すことにより、1999年が2000年を迎えられる数になることによって、ハナニムがはばかることなく堕落のない本然の創造理想的アダム家庭以上の愛を中心として、縦に個人から家庭、宗族、民族、国家、世界、終わりまで戻っていき、地上世界と天上世界に連結することにより球形的統一世界を探そうとする、その本然のみ旨が解放とともに万歳を叫びながら天地解放圏をもてる6月14日を中心として、天地父母天宙勝利祝賀宣布式をもった基盤の上に、きょうのこのすべての天地父母天宙統一解放圏を宣布することができたということは、これから南北統一の運勢が来るようになったのです。
東西文化の格差、東洋では精神的文化の基準であり、物質文明の西洋文明は互いに闘争的概念があったものが、一つにならなければならない東西文化の統一であり、南北の貧富の格差を統一することができ、兄弟愛の父母を中心とした家庭理想、統一的縦横のすべての愛の理想、天国まで解放圏をもって地上世界の地獄全体、天上世界の地獄全体、地上世界の天国全体に顕現、天上世界全体に顕現できる自由解放圏を迎えた最後の決定的な勝利の覇権を天宙に宣布できる日をもつようになりました。
きょう以降、主なる神の名に従ってハナニムが宣布するこの宣言の前に、絶対服従、屈服することにより、今まで天の180度の方向を180度善の方向に絶対信仰、絶対愛、絶対服従の因縁をもつことにより、エデンにおいて悪の先祖、天使長が、絶対信仰をもってアダムを愛し、絶対愛、絶対服従によって天倫の大主体父母、相対父母、天地父母に反対したことを、今や蕩減とうげん復帰し、絶対的な立場に立って全人類と万物を絶対信奉すると同時に、絶対愛と絶対解放圏に従い、絶対服従することによって堕落した天使長まで、地獄まで解放できることを、真の父母の名によって、この「九・九節」を宣布しながら、この内容を明らかにし、天宙に宣布いたしますので、悪の世界、善の世界は、ハナニムと真の父母と一体化して善のみを残し、善のみが動ける、ハナニムの理想地上・天上天国天運時代、解放時代を迎え得るように許諾することを今、真の父母の名によって宣布いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(303-253, 1999.9.9)
ムン総裁は、世界的版図をもっています。アメリカは天使長国家で、韓国はアダム国家です。父と息子が一つにならなければならないでしょう。今までの復帰歴史は、母子が協助してきましたが、今は、母子協助時代が過ぎたのです。


今までの蕩減歴史で、母子が、オモニと息子、娘が犠牲になって復帰しましたが、このすべてのことが「九・九節」を宣布して、南北が統一できる運勢に入り、統一される日には父子協助時代に入るのです。オモニは、いなくてもよいのです。オモニは、いくらでも立てることができます。アダムが堕落しなかったなら、エバはいくらでも造ることができたということです。
人知れぬ思いを一人でしながら、韓国における未来の統一の理想世界と天上天国にどのように連結させるかという問題を誰が知るでしょうか。牧師が知っているでしょうか、長老が知っているでしょうか、誰が知っているでしょうか。宗教圏では分かりません。それは、真の父母のみが知っているのです。無知で堕落しました。堕落した父母は、無知の愛で堕落しました。これが偽りの愛であり、偽りの生命、偽りの血統を残しました。これを真の父母は、完全に知っています。ハナニムが誰であり、歴史はどのように流れてきて、民族的帰結はどのようになり、良心的分裂をどのように統一するのか。個人統一、家庭統一、宗族、民族、国家、世界、天国、ハナニムまで、私の手で解放させようというのです。偽りの父母がハナニムを捕らわれの身としてしまったので、真の父母は、開放的主人としてハナニムを解放するのです。サタンの王権をなくして、長子権、家庭権、王権を取り払い、ハナニムを天上世界にお連れして、先生が整えた基盤に入ってきて、家庭統治、宗族統治、民族統治、国家統治、世界統治まで完結させなければならない責任があるので、そのことを今でもしているのです。
(303-264, 1999.9.9)
歴史上で数多くの民族、宗族、血族がみな、360度位置が違うのを、どのようにして天国に入れるようにするのでしょうか。全部門を開けておいたのです。海になるためには滴を落とし、支流を経て、大流を経て、大きな川を通して海まで行きます。ところが、今は、大きな川は逆に流れるのです。逆に流れるのですが、すべて海の水は、無限の水があって逆に流れるのです。
あの山深い谷間まで、愛の波、真の波、正義の波、理想天国のユートピアの波が流れて、3度だけ入ったり出たりするだけで、自然に浄化されます。3年路程さえ経ていけば、地上天国は目の前に現れるのです。このような国家観、大運勢転換時期に処しているということを知らなければなりません。
太陽は一つですが、太陽の光は宇宙に満ちあふれているのです。真の父母は、誰に必要かというと、個人に絶対必要です。体、心の闘いをやめさせられる教えは、真の父母にしかないので、真の父母は、数多くの人間、個々人に絶対に必要です。
それでは、真の父母は、絶対的に誰のものでしょうか。真の父母は誰のものでしょうか。私のものです、私のもの。一度、言ってみましょう。真の父母は誰のものでしょうか。私のものになった男性、女性は、真の父母の血族を受け継いだ息子、娘です。そこにはサタンの血筋は、つゆほどもないのです。つゆほどもありません。真の父母様は、絶対的に誰のものですか。真の父母様を絶対私のものだという人は、個人絶対完成者だということです。