八大教材教本 訓読

八大教材教本は、人類へ恵与された神聖なる御言であり、真のお父様がその畢生の掉尾まで精選された遺言書です。

天聖経 8-4

八大教材教本 天聖経(2012年版)p2239-2279

【天啓の御言】(8-4)

 


それゆえに、モーセイスラエル民族と共に故郷に訪ねていく荒野路程を経てきたように、真の父母様の80歳を中心として、このすべての事実を蕩減とうげんし、40年を中心として、家庭的荒野路程において天国入城を果たさなければなりません。
今、私たちはそのことをなしているのです。家庭的カナン福地に入っていくので、イスラエル民族は割礼をしましたが、統一教会は接ぎ木するために祝福をしてあげるのです。祝福を中心として、今まで反対され、ありとあらゆる迫害を受けてきましたが、すべての民族が歓迎する、その峠を越えなければなりません。
(298-192, 1999.1.2)
父母は、子供が銃弾を受けて死ぬ場、刑場に出ていくようになれば、その子供の代わりに銃弾を受けて死のうとします。では、父母の中の父母であられるハナニムはどのような心情をもって歩んでこられたのかを考えてみてください。それを本当に知るようになれば、不孝という言葉は、自らの生涯の中から永遠にその痕跡こんせきも見ることができないようになります。そのようなハナニムを解放するために、真の父母が来て苦労しました。今もこのようにしているのです。
先生のふくらはぎを見てください。教主のふくらはぎが何ですか。完全に黒人になっているのです。真の父母は黒人の父にもならなければなりません。漁夫の父にもならなければなりません。農夫の父にもならなければなりません。牧夫の父にもならなければなりません。心情的面においてそれ以上の立場に立てば、彼らを天国に連れていくのです。私が皆さんを愛する情に従って「来なさい」と言えば、天下の地上世界が真の父母のあとに従っていけるので、真の父母という名前を定着させるのです。
ですから、真の父母は、個人的にも絶対必要なのです。真の父母は、父子関係、夫婦関係、家庭的にも絶対必要なのです。宗族的にも絶対必要なのです。そうでなくては、国を救えません。
(296-204, 1998.11.9)

 

② み言

原理には3大審判があります。真理審判・人格審判・心情審判です。堕落は、この3大要件を犯しました。先生は、これを通過して皆さんに教えています。復帰の道は自分で成してから教えなければなりません。なぜならば、原則があるからです。父母の信仰が立たなかったので、父母が先に知らなかったので、知るのも父母が先に知らなければなりません。父母が先に実行できなかったので、実行するのも父母が先に実行するのが原則です。ですから、原理は先生から、もう成した基準に立っていないと教えられないのです。
皆さんは、原理をパスしなければなりません。原理をパスして、原理基準に引っ掛からないような自らとならなければなりません。そうして原理の実体者にならなければなりません。蕩減原則から外れた人には実体復帰は成されません。そのような条件が残っている場合には、サタンがいつも私のものだといって、引っ張っていきます。ですから、実体基準を立てようとすれば、サタンと正面で対抗し、勝利しなければなりません。
(1973.7.8)


聖書には、善悪の実を「取って食べてはならない」という内容が出てきます。そこには、人間とハナニムとの関係を破綻はたんさせ得る内容が含まれています。それで問題になったのです。原理では、この事実を明確に解明しています。原理は、堕落に対する事実がはっきり分からない人には、偉大な福音です。苦痛を受けながら生きているすべての人々を救援できる、偉大な福音です。善悪の実は、文字どおり木と見ることはできません。木の実ではありません。億千万代(にわたって)人類がこのように破綻の立場と闘争の路程で呻吟しんぎんする状況をつくるような果実を、ハナニムがなぜつくられたのでしょうか。先生が語る、愛の内容を中心として現れた結果だというのが、何よりも理論的だと考えられます。
(128-86, 1983.6.5)
原理は復帰の法度です。この原理は、大学で教える科学の原理のようなものではありません。人間が堕落し、父母を失ったので、その父母を捜し出すための公式を教えるのが原理です。それなのに原理を知らずにいてもよいのかというのです。また、知ったならば、どうしなければならないでしょうか。ただ知るだけで、見物だけしていればいいのでしょうか。実践しなければなりません。自ら学んで、実践しなければなりません。「原理」のみことばどおりに実践しようとすれば、原理に対する確信がなければならないのです。では、「原理」のみ言を聞いて何をしますか。父母が自ら、原理を中心にして実践したから法度になったのです。ですから、子女たちも「原理」のみ言を中心にして実践しなければなりません。
(26-289, 1969.11.10)
統一教会には「原理」という言葉があります。原理というのは、宗教を信じる人も、宗教を信じない人も、千年前も万年前もこの道を経なければならない、その原則的な道をいうのです。ですから、統一教会で今、教えている真理というのは、ハナニムと人間世界における曲折のすべての事情、残されたハンを解き得る原則的な内容を教えているのです。教理ではありません。教理は、天使長圏復帰解放時代までです。それでは家庭を築くことができないのです。家庭を取り戻すことができません。
(286-107, 1997.8.9)
話を原点に戻し、純粋なる自己というものをどこで見出すか、という問題を結論づけなければなりません。そのためにはまず、この統一教会の真理が、唯一の真理であるというその確信をもたなければなりません。原理は、歴史を通しても、永遠に変わらない真理です。これはいかなる偉人の権勢や国家権力をもってしても変更し得ず、世界やハナニムでも変更し得ないものです。先生自体もそうです。過去・現在・未来において変わらない真理であるとするならば、この真理は、人間本来が願う、理想的な価値をもっているに違いありません。
(1975.7.13)


原理を学んだと言いながら、原理を全部奥にしまい込んで、自分がしたいままに、自分は自分なりに、原理は原理なりに一つになっていないのです。そのような状態で伝道してはいけません。ハナニムが共にいらっしゃらないので、そのようなものは偽物です。原理どおりにしなければなりません。
「原理」の本を見れば、そこにはハナニムの6000年の心情があるのです。先生の一生の血を流した闘争の歴史が、そこにあります。皆さんの知らない内容がいくらでもあるのです。そのような「原理」の本を1ページ1ページ見るたびに、夜を徹して祈祷しながら、ここにハナニムの心情を探し得るかぎがあるのではないかと思いながら覚えましたか。線を引きながら、この一言の背後にどのような歴史があるのか考えてみましたか。それなのに「ハナニムが協助してくださらない」などと言うのですか。ですから新しい制度をつくらないわけにはいかないのです。今からみな、体質を改善しなければなりません。ハナニムの仕事をする聖職者の業が、どれほど神聖なものであるかを知らないでいるのではないかというのです。
(68-101, 1973.7.23)
原理は、生命のみ言が入っている倉庫です。原理を聞けば、大きな倉庫にゴムホースをつけて生命の水を供給してもらうのと同じです。この生命の水の味を一度知ると、夢中になって、口を離そうとしても離せなくなるのです。口を離そうとすれば口だけが取れてしまって、それでも行くなら行くでしょうが、離せなくなるというのです。これはちょうどはちみつを吸うとき、ピンセットのようなものでおしりをつかんで引っ張れば、おしりが取れてしまいますが、それでも蜜から口を離そうとしないのと同じです。このように、原理には、蜜よりももっと甘い何かがあります。
(90-197, 1977.1.1)
私たち「統一教会の原理の内容」といえば、身震いするほど話してみなさいというのです。身震いするほど、一度やってみようというと、それはどんなにおもしろく、どんなに興味深いか分かりません。み言は創造の能力をもっているという事実を、確実に知らなければなりません。私がどこに行こうとも、天が共にいらっしゃることを知っているので、その心情が直接、大衆に影響を与えられるのです。
(107-252, 1980.5.19)
み言と伝道、皆さんが、統一教会の人たちがみな原理を分からずにいます。み言で武装するのと同時に伝道しなければならないのです。心情の体恤たいじゅつというものは、自分一人では駄目です。伝道しなければなりません。伝道です。どうやって? 何で伝道をするのですか。『原理講論』の本をみな覚えるほどに朗読しなければならないのです。どのページには何があると、全部知っていなければならないのです。
(96-318, 1978.2.13)

 

③ 実績

過去には、祈祷し精誠を尽くしても、この時以外は宗教の教主と会うことができませんでした。会ったのちには分かれるのです。ですから、また上がっていかなければなりませんでした。しかし、今は、宗教圏を中心としてすべて地上に再臨できる時代が来ました。


そのような時代が来たので、皆さんは、過去の時代・現在の時代・未来の時代を動かせる実績をもたなければ、天国に行くことができません。それを知らなければなりません。過去の時代は、今、霊界に行っている善霊人たちや天使たちの時代だったのであり、現在の時代は、父母の時代です。そして、未来の時代は、ハナニムの時代です。
それゆえに、霊界を動員し、まことの父母様を動員し、ハナニムを動員できる、そのような実績をもっていない人は、天国に入っていくことができないというのです。アダムとエバに対して天使が協助し、ハナニムが動いたのと同じです。そのようにしたのちに、宇宙は、アダムとエバが動かさなければならないのです。
(161-199, 1987.2.3)
実績のない人は、ハナニムには必要ありません。愛を中心とした実績がなければなりません。それゆえに皆さんも、36家庭、72家庭、120家庭の一族を従えてこそ、天国に入っていけるのです。それができなければ、入籍することができません。原理がそのようになっています。「36家庭だ」と言って威信を誇りますが、先生が36家庭を立てたのは、ただ立てたのだと思いますか。恐ろしい位置なのです。サタンが誰かをつかんで、この前で攻撃するかもしれません。
(303-166, 1999.8.17)
今、完成した真の父母が多くの宣布式をおこなっています。それは、あの訓読会の内容の中にあります。何々の式、天地父母天宙安息圏などです。世界平和統一家庭連合定着と蕩減とうげん解消宣布式など、多くの式をしてきました。それは、解放していく道をつくり、峠を崩して平坦へいたんにしていきながら、本来の世界の基準にしようとすれば仕方のないことです。そのような過去の実績をもった人でなければ、真の父母になることはできません。メシヤになることはできません。再臨主になることはできません。それをはっきりと理解しなければなりません。
原理の道がそのようになっているので、真の父母は、このような蕩減条件を払い、障壁を崩していきながら、成し遂げた勝利的権限をゆずってあげたいと思っているのです。しかし、このような実績を宣布するいかなる基盤もないのです。
(289-64, 1997.12.30)
先祖が過ちを犯したならば、それを解かなければなりません。それゆえに、このようなあかしの時間は貴い時間だということを知って、これを聞き流してしまってはいけません。必ず皆さんの心に参考にして、そこに対比していきながら自らを育てていかなければなりません。劉正玉ユヂョンオク氏も、多くの経験をしました。霊界も多くの指導をし、霊界の教えに従ってきたあらゆる実績があるので、霊界ではそのような人を捨てないのです。
また、先生自身も、そのような人を知っています。説明しなくても、心を知っています。そのような人を従えて仕事をしなければならないのであって、この世的で外的な面を見て仕事をすれば、必ず害を被ります。ですから、内的な人格を浄化していきなさいという、このような経験を通じた証を通して得られるものは多いので、多くの参考にしてくれるようにお願いします。
(284-322, 1997.4.20)


お父様は、「いつかは自分の名前で祈祷する時が来る」と教えてくださいました。そのようなみことばを語ってくださいました。それは、自分の名前で祈祷するというよりも、自分のことを報告しなければならないということです。「何々をします」と言って、実践してから報告しなければなりません。報告するものがなければ、ひざまずいて悔い改めなければなりません。悔い改めです! 不浄なものまでを悔い改めなければなりません。「どれくらい成しました」と言って報告し、約束しなければなりません。
(304-130, 1999.9.14)
皆さんは、あのサタン世界のハーレム街、サタン世界の中心街に行ったとしても、それをすべてのみ込むことができなければなりません。ですから、統一教会員をすべて、世界の最も悪い所に送るのです。
先生は、韓国で生まれ、日本を経て、アメリカを経て、ソ連を経て、世界を復帰するための道を歩んでいるので、皆さんにも、この道を歩まなければならない責任が残されているのです。ですから、皆さんは、少なくとも4ヵ国を経ながら奉仕した歴史的実績を残さなければなりません。
ですから、皆さんは、真の父母様が歩んだように、反対する4つの国を訪ねていき越えていける訓練がなされていなければなりません。行って母、父の責任を果たそうとすれば、その国の言葉を学ばなければならず、そのようにして、彼らを子女として養育した実績を残さなければ、天国に行くことはできません。
先生は、120ヵ国に宣教師を送り、先生の代わりにすべての国の言葉を学ばせ、心情による父母の種を植える運動をさせました。そのようなことをすべてなしました。ですから、皆さんは、先生を代表した条件でも立てなければなりません。それゆえに、条件を立てられる4ヵ国を経ていかなければなりません。
(162-90, 1987.3.29)
先生は素晴らしいですか。(「はい、素晴らしいです」)。素晴らしいと言いますが、何が素晴らしいのですか。言葉をよく理解させるから素晴らしいのですか。仕事をしなければなりません。実績が必要なのです。実力だけでは、天下は動きません。実績をもたなければなりません。人間として生まれて世界に対してなすべきことをすべて果した、いかに偉大な人であっても、そのなしたことは、先生のなしたことの10分の1にもなりません。
それで今は、アメリカ自体も、すべての西欧の人物たちが集まって「レバレンド・ムーンは、名実共に再臨主だと言わざるを得ない」と言う、このような肯定的版図圏内に入ってきています。共産党を解放し、呻吟しんぎんする人類とこの世界を解放する方が主人だというのです。それが世界のメシヤなのです。
それゆえに、今は、「レバレンド・ムーンはメシヤだ」と言っても、それを肯定する段階に来ているのです。ワシントンD・Cの政治街では、「昔、レバレンド・ムーンは、これこれ、こういうことをした」というのが最高の話題です。その段階にすべて入ってきました。ですから、実績をもたなければなりません。
(163-29, 1987.4.18)


7) 天地父母様天一国開門祝福聖婚式と天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式

 

① 天地父母様天一国開門祝福聖婚式の祈祷

天宙を抱いて「まことの父母様天一てんいちこく開門祝福聖婚式」が始まり、夫婦の因縁を備え、天上世界と地上世界に恥ずかしくない、真の父母様の伝統、本然の創造理想の願いであった心情的要求の希望を完成し得る天地解放の上に、天一国、祝福家庭が入っていく国の基礎を出発し得る、真の父母様の聖婚式を挙行いたします。
真の愛、真の生命、真の血統の因縁によって伝授された、すべての祝福家庭、地上にいるアベル的祝福家庭と天上にいるカイン的祝福家庭、私たちの先祖たちが地上にいる祝福完成した家庭を協助し、天上世界のハナニムと聖人、聖子せいし、すべてが地上の祝福を受けた家庭を協助し、弟の立場で兄に侍る、一体的な地上完全勝利の覇権の前に一体となり、万世の解放と善意の覇権を、愛の主権をもって、ごく小さなものから大宇宙全体を抱いて愛し得る、父母様の血肉的因縁を全体の被造万物が相続し、本然の生命の喜びと本然の幸福の充足をもって、小さなものは大きなもの、大きなものはより大きなもの、最後には、ハナニムから生命が出発した真の父母の体にまで、吸収、統一、完成し、真の父母の愛を中心とした家庭、祝福家庭と万宇宙の存在を一体化させ、再びお父様の前に祝福の解放圏の天一国に入っていける被造万物として、奉献できる、出発の時を迎えるようにしてくださったことを感謝いたします。
この日の祝福は、天上世界の喜びであり、地上世界の喜びであり、天地父母の解放的喜びであると同時に、天地父母の勝利的、解放的喜び、二人の父母が喜べる天一国の地上・天上の祝福家庭が一体となり、一心・一体・一念・一和のみ旨を抱いて、相対的なあなたの願われる故郷を出発し、理想的な祖国に向かって、ハナニムの創造理想の本性的基準で祝福を受けた、天宙を相続するのに不足のない、完成解放、勝利、完結できる、天一国の民となることを、この時間に、特権をもって、天地父母と天宙父母の名によって宣布いたしますので、祝福の日の、この記念を、共に伝授、相続してくださることを、真の父母の名によって、懇切にお願い申し上げながら、報告いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(404-282, 2003.2.6)

 

② 天地父母様天一国開門祝福聖婚式の祝祷

愛するお父様! きょうは、天一てんいちこく3年2月6日、この時間を期して、天上世界の祝福を受けた家庭と地上世界の祝福を受けた家庭が、天一国に入国するために、入国できる天理の道理に従い、天上・地上世界の家庭が兄弟の因縁を立て、カイン的兄であるすべての先祖も祝福を受け、弟の立場にいる地上の家庭も祝福を受け、兄弟の因縁を父母様の血筋を通して代置してくださる功労によって、兄の立場の先祖が弟になり、弟の立場が兄になって、天地開闢かいびゃくの役事を起こし得る、希望の出発である、「天一国開天日」をもつようにしてくださったことを感謝申し上げます。


今、父母様がこの地上でなした実績、天上において天宙父母様がなした実績、天上・地上の父母様が標本となり、復帰路程で苦労したすべての子女たちを再創造し、天一国の国民として入籍できる祝福の家庭が、本然の基準において失ってしまったものを蕩減とうげん復帰し、本然の位置で天地父母をお迎えして、子女の名分を備え、本然の地上・天上の宮殿を中心とした先祖の故郷に向かって直行し、入っていける、祝福された天上・地上の兄弟の因縁を哀れんでください。
まことの父母がこの地上で功を立てて、蕩減、解放し、血統的な立場で伝授したすべてのものを、今、ここにいる直系の子女から、父母様の名と、そのみことばと、み言の実績と、み言の実績を中心とした天宙解放の全体解放の標準を、そっくりそのまま相続し、地上にいる弟の立場が兄の立場に代わり、天上にいる兄が弟の立場で教導し、本然の天上世界が、ひっくり返ったものを元に戻して、天に直行し得る大道たいどうに向かって前進するようになりました。
それゆえ、きょう、この時間から、一心・一体・一念・一和の心をもって、創造理想の対象である子女創造、相対創造、父母創造したすべてが一体となり、定着、地上家庭を完成できる時代を迎え、天をお迎えして直接地上で暮らせる、そのような事実をよく知っている真の父母様が伝授してくださった祝福を、すべての万福の根源を、その家庭に、永遠に、永遠に、絶対・唯一・不変の愛の理想を中心として、その伝統を受け継ぎ、後世の万民の前に、ここに立っている子女たちと共に、ここに共に立っている祝福家庭と、兄弟の因縁を中心として、カインとアベルの兄弟の因縁を結び、縦横に一体となり、未来において私たちの先祖と子孫たちがすべて横的な基準で、これを完成し、天の前に四位よんい基台完成、家庭理想の安着解放圏に前進することを許諾いたしますので、天一国の門を開け放ち、360度に門をすべて開き、すべての家庭が父母様の伝統に従い、その名と、そのみ言と、その実績と、その成就した勝利のすべてのものを相続するために、忠孝の道理を果たし、忠臣の道理を果たし、聖人・聖子せいしの道理を果たし、自由地上圏内でそれを相続することを、天宙父母と天地父母様の願われるとおりに成就してくださることを、懇切にお願い申し上げます。
このすべてのことが、あなたの創造理想の一念を解放させる、地上・天上天国の統一国入国、全体解放によって、本然の王権、祝福圏を相続し得る、後継者たちと子孫たちとなるよう、祝福してくださることを、懇切にお願い申し上げながら、真の父母の名によって心から御報告申し上げます。アーメン! アーメン! アーメン!
(404-284, 2003.2.6)


 

③ 天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式の祈祷

お父様、「天宙・天地まことの父母様平和統一祝福家庭王即位式」を奉献いたしますので、天上の天一てんいちこくの民と地上の天一国の民が、一心・一体・一念で、相対的世界の統一の家庭を根源とした全体祝福の恩賜の式典として受け入れてください。
天宙解放圏の勝利の覇権をもって、本然の堕落のなかったアダム家庭完成のみ旨を、堕落以降に失い、サタンの愛と生命と血統による数千億の人が、すべて同じ位置で、解放の同等な祝福の恩賜によって、あなたの懐に抱かれ得る、「祝福家庭王即位式」を挙行いたしますので、一体理想として、愛の主権王となり、全体を統治し得る日として、受け入れてくださることを願いながら、真の父母様の名によって申し上げながら、御報告いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(404-287, 2003.2.6)

 

④ 天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式の祝祷

愛するお父様! きょうは、天一てんいちこく3年2月6日、この日は、まことの父母様の、83回と60回を迎える聖誕の日であると同時に、「天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」を挙行する、歴史的な転換の日でもございます。
天一国」という名は、ハナニムが、本然の創造理想を中心として完成したアダムとエバを祝福することによって、霊的父母と実体父母が一体となり、新しい真の愛を中心として真の生命と真の血統を連結させ、家庭定着を願った希望であったことを知っております。
人類始祖が実体圏を中心として、アダムは男性的代表格、エバは女性的代表格として、ハナニムは高い無形の位置に立って、上弦の代わりに相対の位置である下弦の低い位置に立ち、東西南北に広がっていける四方を備え、男性と女性が東側と西側から、無形の天地父母様は西側から東側へと一つになってアダム・エバ完成基準となり、子女時代を成熟させ、その次には、約婚時代と結婚時代を備えなければなりませんでした。
地上の一つの下弦的完成基準と上弦的完成基準が、東と西、男性と女性の完成基準が、合徳し得る、中心位置における祝福結婚によって、無形の天宙父母と有形の天地父母が愛の理想を中心として、創造理想の最高の頂上の位置で合徳することによって、ハナニム的中心の愛を中心として、上弦を中心としてはアダムとエバとハナニム、下弦を中心としてはアダムとエバと子女、右弦を中心としてはハナニムとアダムと息子、左弦を中心としてはハナニムの女性性相とエバと娘を中心として、四位よんい基台の四方、前後・左右・上下すべてが、一体理想の定着を成さなければなりませんでした。
この四位基台の中心であるハナニムの真の愛を中心として、上弦・下弦、右弦・左弦、前弦・後弦が一体理想を備え、ハナニムが1代ならばアダムとエバは2代であり、3代となるアダムとエバの息子、娘を中心とした、相対的一体理想である四位基台の安着が、祖父、祖母、母、父、夫婦を中心とする、6数一体とともに、子女を中心として8数圏を、種として決着し、全天地において完成的愛の理想家庭の出発をなそうとしたすべてのことが、堕落によって、このようになってしまいました。


それゆえ、上弦・下弦、右弦・左弦、前弦・後弦が一体的理想をなすことができず、父子であるハナニムと子女が、男性と女性が、兄と弟が、闘う怨讐おんしゅう関係の立場となり、ハナニムを頂点として、真の愛で連結した真の生命と真の血統を中心として、安着の家庭理想を願われたのがハナニムの希望でありましたが、ハナニムが臨在し得る中間の位置に、逆に、天使長が入り込んできて、アダムとエバと一体になることによって、天地父母の位置を悪なる父母が占領するような結果となりました。
それゆえ、心と体が怨讐となり、男性と女性が怨讐となり、天とこの地が怨讐となり、兄と弟が怨讐となり、その闘争の結果、ハナニムは、孤独な立場、囹圄れいごに閉じ込められた立場となり、サタン全権時代になるという、悲しく、恨めしい歴史が展開したという事実を、統一教会の教会員はみな知っております、お父様!
その怨恨えんこんにとらわれた天の父母と地上の父母が理想的位置で、一心、一体、合徳し、勝利の覇権的家庭の出発をなし、万世に愛を中心として、太平聖代圏に、たった一つの国、たった一つの血族、たった一つの民族、たった一つの文化世界を、永遠に創建するはずだったものが、すべての面で反対となる闘争の歴史によって、この地、今日の人間の歴史、先祖たちの歴史が、血に染まってきたという、無念で悔しい事実を、統一教会の教会員たちはよく知っております。
そのような環境を見つめながら耐えてこられた天の父母の前に、誤った罪状を悔い改めることができない子女の立場を、ハナニムが哀れみで包まれ、ゆるされ、代わりに蕩減とうげんしてくださることによって、個人的な蕩減の峠を越えるうえでも苦労され、家庭的峠、宗族的峠、民族的峠、国家的峠、世界的峠、天宙的峠を越えるにあたり、この地上の人間たちが無知であるがゆえに、行く先が分からずにいたものを、(ハナニムが)代わりに犠牲となりながら、これを開拓するための代表的な機関として宗教を立てられ、その宗教の中に選民イスラエルを立て、ユダヤ教イスラエルの国を中心として、内的・外的、カイン・アベルを基準とする統一圏を中心として、そのうえに来られるメシヤを中心とした、父母の位置を策定し、家庭的勝利の覇権の上に勝利的基盤を築き、国家的勝利の覇権を願い、国家的勝利の覇権の上に勝利的基盤を築き、それによって世界と天宙史的な勝利圏を願った希望の一念を、すべて失ってしまわれたという天の悲痛な事実を、不忠で不孝な私たち子女の罪によって、そのような立場に天宙父母を立たせるようにしてしまったことを知っております。
天宙父母の恨めしい、宗教を中心として、超宗教、超政治、超国家、超NGO、超世界、一つの国を成し遂げようとされたみ旨、メシヤを送るとイスラエル民族に約束され、そのメシヤが男性完成者として来て、失ってしまったエバを取り戻すために、国家的基準においてアダム家庭が失敗して失ってしまったエバの基準を立てることによって、家庭基盤を築き、そのうえに民族を超え、国家的基盤のうえに勝利の覇権を立て、エデンで理想としていたハナニムの愛の主権を復帰しようとされたすべてのみ旨が、このように悲しく暗い世界に転落したことを暗中模索しながら、真っ暗闇くらやみの中で、独り、しもべしもべの立場からしもべの立場、養子、庶子の立場、そのようにして直系の子女まで、そして、母を捜し立て、父母の立場にまで立ち、カインとアベルである共産圏と民主世界を収拾し、これを抱いて、本然の父である真の父母に奉献してさしあげなければならない、地上の母、エバの使命があることを知っております。


そのようなエバの使命を中心として、すべての民主世界、自由環境を破綻はたんさせるサタン圏の主権と闘いながら、個人克服、家庭・宗族・民族・国家・世界の克服、今日の国と世界の限界線を越えて克服することによって、オモニが再び出産の苦労をされ、真の父母のあとに続いて従うことによって、初めて、この天地間に、勝利した母、完成した実体をもつようになり、今、天の国の王権を受け継ぎ得る天一国を開門するようになりました。
天一国を開門することによって、地上世界の天国の基盤と天上世界の天国を準備し、一心・一体・一念・同和する愛、理想的真の愛・真の生命・真の血統の、真の家庭定着という、解放圏の名を取り戻して復帰することによって、怨恨の多かった嘆息の世界を除去してしまい、希望に満ちた未来の勝利的愛の主権を再び建国し、天の前に奉献し得る、この式典をもつようになったことを、感謝、感謝、感謝申し上げます。
天にいるすべての霊人たち、祝福を受けた長子圏、天使長圏の祝福家庭たち、そして、地上の堕落していない本然の家庭のアダム的アベルの立場で祝福を受けた兄弟たち、兄として先祖としてあの世にいる兄たちが地上に来て、アベル的弟の立場を兄として侍ることができ、一体となることによって、天上・地上一体圏を成し、縦横に天地父母をお迎えし、地上における個人時代祝福、宗族・民族・国家・世界・天宙の祝福の平面途上における解放的基準と一体のみ旨を、個人・宗族・民族・国家・天宙的祝福家庭が、縦的な位置にいるのですが、この兄と弟の祝福の場が成されるようになりました。
そうして、天上にいる兄の祝福家庭が地上に来て、弟の立場にいるすべての祝福家庭を縦的な位置に配置することによって、天地開闢的大転換、反対に復帰、転換し得る時代を迎え、天宙父母、天地父母、真の愛を中心とする「平和統一家庭王即位式」を拡大した平面的世界の主人と縦的世界の主人が、本来のアダム家庭で一体となり、一つのところから出発することができなかったことを、もとがえして、開放地上・天上天国天一国理想圏の出発をなし得るように、宣布し、その間において、「祝福家庭王即位式」をもたせてくださったことを感謝申し上げます。


そうして、天宙父母、天地父母が真の愛を中心として、一心・一体・一念を通じて、愛の対象である真の父母を中心として、真の愛を真の父母から真の子女、真の血統を中心として、真に完成した家庭定着を、堕落をしたアダムとエバ、偽りの父母が失敗することによって、汚された血筋をすべて征服し、きれいに復帰された立場において、一つのアダム家庭を解放させる祝福の位置を通して天地父母、真の父母は、汚れたサタンの血筋を清める時まで、数千億の霊界と地上の人たちを、一心・一体・一念で祝福してくださいました。
それによって、天宙父母と天地父母の腹中で一つになった息子、娘の姿となり、出発的基準において、天上、天の国を中心として地獄と楽園を解放し、360度、どの方向にも天の玉座に向かって直行し得る、自由解放圏をもたせてくださった「天宙・天地真の父母様平和統一祝福家庭王即位式」をもつことによって、本然の形態の姿勢を整えた場において、新たにハナニムと真の父母が一心一体となり、全体・全般・全権・全能の顕現を、万宇宙に出発し得る、家庭的天国理想世界に出発し得ることを、宣言、命令するようになったことを感謝申し上げます。
きょうを期して、悪の権勢は後ろに退かなければならず、善の権勢は、前に立って全体を指揮、指導し、新しい天国文化世界の創建に向かって前進し、天の国の栄華と栄光を全天宙に充満させ、万世の祝福された家庭が相続し、天上・地上における解放の愛の主権を受け継いで相続するうえで、天上世界と地上世界の前に不足のない、天国に入籍した祝福家庭の国となるように許諾してくださることを、懇切にお願い申し上げます。
この日、天宙父母と天地父母が、一心一体となった場において、天国開放を中心とする天一国の統一の世界に、一体理想の主権の年として前進することを、真の父母の名によって、命令、宣布しながら、懇切にお願い申し上げますので、願うとおりに成就するようにしてください。真の父母様のみ名によって御報告いたします。アーメン! アーメン! アーメン!
(404-288, 2003.2.6)
この文は、2003年2月6日に挙行された「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」と「天宙・天地父母平和統一祝福家庭王即位式」における真の父母様の祈祷と祝祷を整理したものである。〈編集者:注〉


 

第16巻 真の家庭と家庭盟誓

 

第1章 家庭盟誓宣布と前提条件

   

1) 家庭盟誓が出てくるようになった背景

 

① 今は個人ではなく家庭時代

今まで統一教会では、個人的に「私の誓い」を暗唱してきました。1952年を中心として、新婦文化圏であるキリスト教文化圏が、新郎とハナニムを迎え、世界的舞台で天上天国と地上天国を完結しようとして、それに失敗し、再びこれを40年間で蕩減とうげんしてくる歴史を経てきたのです。
(260-181, 1994.5.8)
この世の中で「家庭盟誓カヂョンメンセ」という言葉を聞いたことがありますか。有史以来、初めて出てきた言葉です。男性と女性が家庭を失ってしまったので、家庭盟誓を設定し、ハナニムと人類が、この地上に、堕落していない本然の基準で、歓迎され得る家庭の母体を再び立てなければ、ハナニムが喜ばれ、ハナニムが来られて暮らせる、地上・天上天国を築くことができないために、不可避的にこのような盟誓メンセ文を立てたのです。
(274-114, 1995.10.29)
今、40年を経て、初めて家庭盟誓が出たのです。この家庭盟誓は、歴史にはなかったものです。家庭盟誓が出てくることにより、今後、地上世界のサタン家庭には行き場がなくなります。家庭盟誓が出たということは、先生が40年を通して4000年歴史を蕩減することにより、失われた第二次大戦後の勝利の基盤を復帰した基準が立ち、地上に天国が設定されることを意味しています。最初は何ですか。「私たちの家庭はまことの愛を中心として」です。すべてに「私たちの家庭は真の愛を中心として」という表題が出てきます。「真の愛」とは何ですか。真の愛という言葉は、ハナニムの愛と真の父母の愛が堕落せずに一つになり、その真の愛を中心として真の生命、真の血統が連結されることを意味しているのです。
(266-143, 1994.12.22)
今、統一教会は40年の峠を越えて「世界平和統一家庭連合」になったのです。これは、完全に復帰された家庭です。復帰された家庭は、個人の心身が統一され、夫婦が統一され、子女が統一された家庭とならなければなりません。このような家庭が暗唱すべきものが家庭盟誓です。
家庭盟誓は、心身が闘争している中では暗唱することができません。また、夫婦喧嘩をしていては暗唱することができません。そして、子女を生まなければいけません。心身統一、夫婦統一、子女統一を成した真の家庭が入る所が天国です。ハナニムの愛を中心として一つになり、「家和万事成いえわしてばんじなる」を成し得る家庭が入る所が天国です。それゆえ、真の愛の一体圏を成した者たちが暗唱すべきものが家庭盟誓です。家庭盟誓は、歴史始まって以来、初めて出たのです。
(264-339, 1994.11.20)


統一教会は、40年の峠を越えると同時に「世界平和統一家庭連合」をつくりましたが、それを成し遂げるためには絶対的規約が必要です。その絶対的規約、憲法のようなものが、「家庭盟誓」なのです。家庭盟誓という言葉は歴史にありません。天国に向かう、天国を完成する家庭盟誓です。
家庭盟誓をよく見れば、それは、蕩減復帰の内容を中心として、完全に解放され得る内容になっています。それゆえ、これを暗唱する人は、堕落した世界の家庭圏内ではなく、完成した家庭圏内に入った人です。真の愛を中心とした家庭圏が形成されることにより、偽りの愛によって分立された心身の統一が起こります。それゆえに、心と体が一つにならなくては、家庭盟誓を暗唱することはできません。
(264-244, 1994.11.3)
統一教会員は、真の父母様が立てた家庭的伝統を世界に誇示しなければなりません。なぜ世の中に家庭盟誓が出てくるのでしょうか。このような時が来るので、それに備えるためのものとして家庭盟誓が出てくるのです。これが、家庭のモットーになるのです。
ハナニムの創造理想圏に戻ってきた家庭は、どのようにしなければならないかという内容が、家庭盟誓にすべて出てくるのです。今後、全世界がこの誓いを中心として従ってくればよいのです。
真の父母様の勝利的盾をもって防御できる、摂理史全体を代表した7項目(のちに1項目追加されて8項目になる)の誓いを中心に、すべて入っているのです。
それゆえに、新・旧約の完成と原理を知らなくても、これを中心とし、ハナニムのみ旨を中心として、ただ家庭さえ、絶対信仰・絶対愛・絶対服従し得る基準へと越えていけば、天国に完全に越えていくのです。
(272-181, 1995.10.5)
今まで一般の既成教会では、アダムとエバだけが堕落したと思っていたのであって、そこには兄弟を入れていません。カインがアベルを殺すことによって堕落したということを知らないのです。家庭が堕落したということを知らないのです。すべて堕落したのです。
これから統一教会では、どのように誓うのですか。家庭を中心として誓うのです。他のことは必要ありません。すべての幸福、すべての自由、平和も、天地でも、すべて家庭から出発します。今、家庭を中心とした誓いが必要です。ですから、家庭を失ってはなりません。家庭さえ一つにすれば、世界が統一され、天国ができるのです。
(260-152, 1994.5.2)
宗族的メシヤを派遣しなければ、大変なことになります。その宗族の生まれる道がふさがってしまいます。宗族的メシヤになることによって、平面的にアダムが堕落せずに完成し、イエス様が死なずに完成し、国家的基準で国家と国家がすべて連結されるのです。そうなれば、個人から家庭・宗族・民族・国家・世界・天宙・ハナニムの8段階まで、すべてその完成の基盤は、この地上の平面、水平線です。


これを蕩減したので、個人の家に行こうと、宗族の家に行こうと、国家に行こうと、どこに行こうと、サタンが反対できない自由の地上活動舞台となり、ハナニムを中心として生活する出発がなされ、地上に天国ができるのです。そのような時代が来たので、家庭盟誓が出てきたのです。家庭盟誓のとおりにならなければなりません。
(264-191, 1994.10.9)
家庭というものは、驚くべきものであり、恐ろしいものです。ですから、家庭盟誓の内容は、天宙的な大宣言だということを忘れてはいけません。昨年(1997年)から真の父母様が講演してきたのは、原理的な家庭をもつべきであるという内容でした。これは鉄則です。
霊界解放の祝福式をするべき時が迫っているのです。360万双が終われば、霊界祝福式をするのです。相対が霊界に行けば、呼び出して結んであげることができる時代に入っていくのです。ですから、地獄世界まで解放されるのです。
(283-90, 1997.4.13)
今まで、私たちは定着することができませんでした。押し流されてきました。浮き雲のような生活をしてきたのです。キリスト教文化圏も、霊肉を合わせた基盤がなかったので、定着することができなかったのです。しかし、今や真の父母と成約時代が定着したので、相続権が生じるのです。定着するにあたり、何を相続してあげるのでしょうか。個人ではありません。家庭です。それを知らなければなりません。ですから、家庭盟誓が出てくるのです。家庭盟誓を徹頭徹尾、教育しなければなりません。
(268-226, 1995.4.2)
今までは「私の誓い」を唱えてきましたが、「家庭盟誓」というものは初めてです。歴史時代において、家庭盟誓というものはありませんでした。これは驚くべき事実です。40年間の世界的蕩減路程を終え、全世界が先生を中心として動くことのできる時代に入ってきたので、それが可能なのです。第二次大戦直後に成された統一的世界キリスト教文化圏をすべて破綻はたんさせたことを、条件的ではありますが、先生を中心として世界的に、この覇権的基盤の上に載せたのです。
(263-110, 1994.8.21)
1945年から1952年までの7年です。1945年から1952年までの7年だったのですが、これを1952年から1992年までの40年に延長したのです。教会を中心としては、40年かかったのです。そのようにして、1994年5月を中心として、「家庭盟誓」を宣布したのです。歴史的です。数理的に蕩減してくるのです。
(265-293, 1994.11.27)
真の父母様の安着時代を中心として、主体の前に恥ずべきことのない家庭完成時代を迎えなければなりません。ゆえに、ここにおいて私たちは、家庭盟誓が「必要だった」、「必要だ」、「必要だろう」、どれになるのですか。「必要だ」となるのです。これは千年、万年の表題になります。驚くべきことです。堕落した宗教の仮面を脱ぎ、解放の位置において、私がこのような盟誓文を暗唱できることを感謝しなければなりません。涙なしでは暗唱できない、数多くのハンがあったのです。血を流し、この血の祭壇を統一教会まで引っ張ってきたのです。その血の祭壇から、これを踏み越えることなくしては、この世界から天国に行くことができません。ゆえに、この祭壇がなければならないのです。
(261-98, 1994.5.22)


 

② 成約時代安着と家庭時代の出発

まことの父母と成約時代の安着」、これは恐ろしい言葉です。「真の父母と成約時代の安着」とは、サタン世界で闘って勝利したということです。宗族・民族・国家・世界・天地が動員された、そのすべてと戦い、勝利して成したのが成約時代です。約束を成して安着したのです。これは驚くべきことです。
堕落とは何ですか。アダムが天使長を主管しなければならなかったのに、それが逆になってしまったのです。皆さんは天地のサタンを屈服させ、その上に上がっていかなければなりません。さもなければ安着できません。それは、言葉ではたやすいですが、どれほど難しいか分かりません。「先生と完全に一つになろう」という信念をもっていれば、どこに行こうと、先生が成すことを果たせるのです。
(268-79, 1995.3.5)
1992年を中心として、世界に「メシヤ」を宣布し、「真の父母」を宣布してきました。このようにして、すべてを集め、1993年に入り、5月13日からアメリカを中心として「真の父母と成約時代」を発表したのです。そのようにできる環境を、すべてつくったのです。
皆さんが知っているように、アメリカは全世界を代表した国です。キリスト教文化圏において最終定着地になる国です。今からは、真の父母様を中心として、新しい時代に転換するのです。成約時代に入っていくのです。今回の宣布は、地上においては初めての出来事でした。今までハナニムは、この時をどれほど待ち焦がれていたことでしょうか。
歴史時代において、ハナニムはどれほど悲惨な立場にいましたか。今や、希望の時代が近づきました。「真の父母」を宣布し得る時代に入ってきたのです。これは歴史的であり、宇宙史的な事件です。今までの歴史において、このような事件はありませんでした。
(248-175, 1993.8.3)
創世以後、ハナニムの復帰摂理は、何千万年の歴史を経てきましたが、その基準を立てることはできませんでした。初めて、統一教会時代に先生が来て、明らかにすることが可能になったのです。それゆえに「成約時代」を発表し、「真の父母」を発表したのです。これは世界史的な事件です。事件というよりは、新しい世界を創建できる一つの起源となるのです。
「真の父母」という思想と、「成約時代」という言葉自体が、そうなのです。成約時代は、何の約束を成すのですか。ハナニムが人間と共に創造した、その約束を成すのです。復帰摂理時代でも救援摂理時代でもありません。創造理想世界が実現するのです。ですから「真の父母」という名は、人間よりもハナニムが先に考えたのです。真の父母の顕現は、創造理想です。
(248-188, 1993.9.30)


ハナニムは、救援摂理を世界的に拡大してこられました。それは新約時代を経て成約時代へ、どのように移るのでしょうか。成約時代とは、ハナニムと人間の一体圏をいいます。真の愛によって一体圏を成し、平等な価値の内容を連結する立場になるのです。ハナニムだからといって縦的なだけでなく、人間だからといって横的なだけではありません。縦横が一つになるのです。
(252-154, 1993.12.29)
1972年から1992年までの20年間は、韓国を中心として、キリスト教の使命を果たす期間でした。この期間、私は、国家的な次元で旧約時代に相当することを成しました。真の父母が1960年に結婚式を行い、世界的舞台のアメリカで成してきたことは、旧約時代と新約時代の関係と完全に一致するのです。内容が同じです。そうして、この期間に真の父母の世界的な定着が完了したのです。それで成約時代を発表したのです。これからはハナニムと共に生活するのです。私たち統一教会員は、ハナニムと共に暮らすのです。
(246-301, 1993.4.20)
成約時代とは何でしょうか。中心である真の父母の家庭が、堕落圏世界で完全に勝利して越えた時を意味するのです。そうなればその環境には、「ムン総裁の家庭をやっつけよう」と言う怨讐おんしゅうはいなくなります。そのような人たちは、闘って負けたので、いなくなるのです。いくら射撃のチャンピオンでも、オリンピックに出て負ければ、「自分が1番だ」と言えますか。自分がもっているチャンピオン杯を譲り渡さなければならないのです。
(234-295, 1992.8.27)
真の父母と成約時代というのは、アダムとエバが完成して堕落していない位置に帰らなければならないのです。そして、全世界の女性は、オモニの分身として扱うのです。アダムも一人で、エバも一人です。これが重要です。完成したアダム一人、エバも一人にならなければなりません。
(266-64, 1994.12.11)
成約時代は、家庭に帰る時代です。統一は個人からです。この峠を越えなければ、永遠に天国に入れません。長子権を復帰できません。自然屈伏させなければならないのです。強制屈服ではありません。説得屈服です。
皆さんは自然屈伏しましたか、それとも強制屈服しましたか。説得されたので自然屈伏しましたね? こうして地上天国と天上天国の家庭的エデンで成されたものが、世界のすべての国家において同時に成されるのです。そのような数千年かかった勝利の覇権を、真の父母の家庭をモデルとしてすべて一時に型取れる青写真(blue print)があるのです。それをすべて配布しなければなりません。型取ればどこで作ってもカチャン、カチャンと製品が出るように、全世界50億人類の家庭が家庭的に接ぎ木され、失われた解放の国と天国に帰るのです。この時が成約時代、すなわち約束を成す時代です。
(245-157, 1993.2.28)


今日、歴史的路程において最も重要なことは何かというと、選民圏が生じたことです。この時代になり、世界的途上で、蘇生そせい・長成・完成の3段階の基盤を連結させるのです。イスラエル民族は蘇生級、キリスト教は長成級、統一教会は完成級です。イスラエル圏を中心としたのが旧約時代ならば、キリスト教は新約時代であり、統一教会は成約時代です。成約時代は何かというと、成し遂げるということです。何を成し遂げるのでしょうか。個人的に成し遂げ、家庭的に成し遂げ、宗族・民族・国家・世界的に成し遂げるのです。何を中心としてですか。ハナニムの愛と、ハナニムの生命と、ハナニムの血統を中心として連結するのです。単一血統、単一愛、単一生命の伝統です。そうなれば、サタンは離れざるを得ません。接ぎ木によって、サタンの血統的因縁がなくなるのです。
(226-275, 1992.2.9)
問題は何でしょうか。家庭が完全でなければなりません。家庭的カナン復帰の完成時代である成約時代を迎えたので、皆さんの家庭はみことばに従って完成し、定着しなければなりません。そのような時代が来たことを知らなければなりません。それゆえ、そのみ言を聞く時は、聞き流してはいけません。そのみ言は、先生が生死の境で、死境をさまよいながら「このみ言を残さん」として明確に解いたものです。それを知らなければなりません。
(292-122, 1998.3.28)
第二次大戦直後に、キリスト教文化圏とアメリカを中心として一つの世界を形成したならば、どれほど早かったでしょうか。アメリカとキリスト教文化圏が世界を支配するその時代に、もし内的に一つになっていれば、どれほど早かっただろうかというのです。そのように見れば、第二次大戦直後は、ハナニムにおいては歴史上最大の希望の一時であり、サタンにおいては最大の危機の時でした。その時に、キリスト教文化圏と、アメリカを中心とした自由世界が統一教会を受け入れていたならば、その時から、霊界の統一圏を地上の統一圏に一致化させていたはずです。これが摂理観です。
(161-220, 1987.2.15)
今からサタン世界は、どんどん崩壊していきます。見ていなさい。サタン世界は、個人・家庭・宗族・民族・国家が行く方向や中心を、すべて失ってしまいました。しかし、私たち統一教会はすべてを備えていくので、これが交差するのです。昔は、統一教会がサタン世界の支配下にありましたが、交差し、反対になるのです。これが安着です。
(268-79, 1995.3.5)


成約時代とは何でしょうか。サタンの主管圏を越えて成される世界だということを知らなければなりません。成約時代は、何をもって完成していくのでしょうか。祝福家庭を通して成し遂げていくのです。それゆえに、アダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭などの家庭が出てきたのです。それから先生の時代になって、イエス様家庭を編成したのです。
エス様の家庭を編成するのと同じ立場で編成したのが、36家庭、72家庭、124家庭です。430家庭は韓国を代表していますが、韓国の4300年の歴史を中心とした430家庭を中心として、世界の43家庭を連結させたのです。777家庭はすべての国家を代表し、それから1800家庭を経て、現在は8000家庭、7000以上の家庭へと超えてきているのです。ですから、世界的な足場となる基台ができるのです。成約時代は、家庭を通して成していくのです。
エス様以降でも、12弟子と70門徒を中心として、すべて再編成するのです。12使徒と70門徒、そして、120門徒の実体が家庭を中心として成されるということです。
(131-71, 1984.4.16)
今年(1995年)の標語は、「真の父母様の勝利圏を相続しよう」です。「圏」とは個人的世界版図、家庭的世界版図、宗族的世界版図、民族的世界版図、国家的世界版図、世界的世界版図、天宙的世界版図、地獄と天国の版図です。そこまで先生が統一し、解放してあげたのです。今からサタンは後退します。日が経てば経つほど、すべて衰退していくのです。
エデンにおいて、善悪の出発が兄弟間で起こったので、世界の人々は今日「地球村になった」と言っているのです。先生の教えでは、「地球家庭になった」と説いています。地球家庭と地球村は相対的関係です。一方は、サタン世界を代表したカイン的位置であり、兄の位置です。地球家庭は、統一教会アベルの位置です。これが一つにならなければなりません。
(267-254, 1995.1.8)
カイン世界は、統一教会に従わざるを得ません。家庭を完成するには、個人を完成しなければなりません。個人完成、家庭理念というものや、真の男性、真の女性は、統一教会以外にはありません。統一教会は、エイズと関係なく、フリーセックスと関係なく、ホモと関係なく、レズビアンと関係なく、麻薬と関係ありません。ですから、真の愛を中心として、個人的中心を完成し、家庭的中心を完成し、宗族・世界・天宙の解放圏を完成するのです。ハナニムと真の父母まで解放し、孝子の道理、忠臣の道理、聖人の道理、聖子せいしの道理を完成すれば、天上世界と地上世界を自由に往来できる解放がなされるのです。
それが、先生の教えの目的、人格者になるという道です。結論は簡単です。世界的な開放圏を完成させるために数多くの事情を経ながら、先生が50年の生涯、一生にわたって迫害の道、あざけりの道、あらゆる追放の道を経て、今は、ハナニムが願われた世界的勝利圏を全人類の前に相続してあげられる時代が来たのです。父母が自ら備えたすべてをその子女に、代価なく、愛をもって相続する時が来たのです。
(267-254, 1995.1.8)


地上天国と天上天国が一つになり、そこでハナニムの真の愛を中心として一致した家庭生活をした人が、地上で暮らしたのちに、天国の家庭へと移動していくのです。ですから、個人救援時代ではありません。
キリスト教を見ると「個人救援だ」と言っていますが、それは違います。家庭救援がハナニムのみ旨です。堕落は家庭で起きたので、復帰も家庭でなさなければなりません。そのような時代が来ました。今や真の父母を中心として・・・。今まで、地上の歴史時代にはなかったことです。初めて、新しく定着時代に入ってきたのです。
今年(1994年)の標語は、「真の父母と成約時代の安着」です。真の父母様の家庭が初めて定着するのです。真の父母の家庭を中心として、今まで祝福を受けた家庭を中心として、宗族・民族・国家が編成されるのです。これは世界的な版図になっているので、これから定着時代に入っていくのです。放浪の身ではありません。それゆえ体制をつくらなければなりません。
家庭を連合して宗族、宗族を連合して民族、民族を連合して国家を編成する時代に入っていくのです。私たちの力で、家庭を中心とした地上天国の基盤をつくらなければなりません。
(260-304, 1994.5.19)

 

③ 家庭連合の創立、世界家庭化時代へ

世界基督キリスト教統一神霊協会の使命が終わることにより、宗教の使命が終わり、人類史上初めて宗教を必要とせず、救援を必要としない新しい時代へ入っていくのです。「家庭連合」は、家庭を理想家庭につくりあげて、ハナニムの創造理想を復帰完成し、天的理想世界を立てるのです。
(283-9, 1997.4.8)
家庭が定着しなければなりません。今までの宗教は、個人圏を目標としたのであって、家庭圏を目標とした宗教はありません。すべて家庭を捨てて、出家していきました。今は、時代が違います。どんな宗教も個人救援を唱えていたのであり、そこには家庭救援や宗族救援、国家救援という言葉はありませんでした。私たち統一教会は、家庭を中心として国家救援、世界救援を主張しているのです。
(283-106, 1997.4.8)
家庭が定着し、世界と通じることができる家庭となってこそ、エデンで願われたハナニムの創造理想の結実が現れるのです。息子、娘を中心として横的に拡大し、それがハナニムの願われた宗族となり、それがまた自動的に民族に連結しなければなりません。
(283-84, 1997.4.8)
ゆえに、家庭が重要です。すべてのものは、「世界平和統一家庭連合」で終わるのです。さあ、「世界平和統一家庭連合」と、一度言ってみてください。(「世界平和統一家庭連合」)。その中心は何かというと、家庭です。
(283-93, 1997.4.8)


「世界平和家庭連合」を成し遂げなければ、平和世界は絶対に訪れません。これは重要です。家庭がそれくらい重要なのです。平和世界も家庭から始まるのです。
家庭に家族が10人いれば、その家族10人がすべて一つにならなければなりません。一つとなり、お互いが縦横で、前後・左右に立体的に和合するようになれば、理想的平和の世界が訪れるのです。「世界家庭連合」を完成し、平和の世界を創建しましょう! 創建とは、再度収拾して建てようということです。
(232-322, 1992.7.10)
今からは、「世界平和統一家庭連合」です。家庭が根源地です。家庭を中心として、その家庭にハナニムをお迎えし、その宗族にハナニムをお迎えし、その国にハナニムをお迎えするのです。ハナニムと一体となり得る家庭の理想を実現せずしては、地上天国はできません。
(300-229, 1999.3.23)
統一教会といえば、「世界平和統一家庭連合」です。そうすれば、皆さんの家庭でも「世界平和家庭連合」という家庭連合が立てられるのです。サタン的家庭や、中間的な天側の天使長家庭、そしてアダム家庭など、すべてを収拾しなければなりませんが、これらは結婚を誤ってばらばらになっているので、結婚を正しくおこなって完成級に入り、統一的な世界へ越えていかなければなりません。こんなに上がってきた坂道、険しいヒマラヤ山脈が、これからは平地になります。そのような時代に越えていくのです。それゆえ40年の峠を越えると同時に「世界平和統一家庭連合」をつくりましたが、それを形成するには絶対的規約が必要です。その絶対的規約、憲法のようなものが「家庭盟誓カヂョンメンセ」です。家庭盟誓という言葉は歴史にありません。天国に向かう、天国を完成する家庭盟誓です。
(264-244, 1994.11.3)
今までは中身がありませんでした。では、その中身とは何でしょうか。今後、出てくる「世界平和家庭連合」です。四位よんい基台の完成です。ハナニムの創造理想とは何ですか。ハナニムのみ旨の完成です。では、ハナニムのみ旨とは何ですか。ハナニムの創造理想の完成です。では、ハナニムの創造理想の完成とは何ですか。四位基台の完成です。では、四位基台の完成とは何ですか。母、父、息子、娘すべてが一つとなり、ハナニムが踊れば共に踊ることです。ハナニムの調子に合わせて踊り歌えることがハナニムのみ旨の完成です。
(232-54, 1992.7.1)
第二次大戦以後、キリスト教文化圏は、世界統一を成したその基準を整理し、7年路程の上で世界の方向を定めなければなりませんでした。
その7年路程に、今年(1994年)も含まれます。このような時が来たので、40年目にして「家庭連合」をつくり、すべて平面的に立つことができるのです。ですから、世界統一を成そうとしたのと同じように、この時に家庭さえ一遍に統一されれば、すべてのものを蕩減とうげんすることができるのです。


ゆえに、この盟誓メンセ文を唱えようとすれば、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つになって、初めて唱えられるということを知らなければなりません。これが一つにならなければ、サタン世界に属するのです。この盟誓文は、その上で暗唱するのです。それゆえに、家庭盟誓が出てきたのです。それで、全世界を、「家庭連合」がこの盟誓文を中心として強力に統治していくのです。毎月1日と15日は、家庭において礼拝を行うのです。二つの組織になるのです。カインとアベルになるのです。
(265-249, 1994.11.23)
本然的アダム家庭の世界的版図に加入しなければならない時代に入ってきたので、全世界の人々は、家庭を中心として完成しなければなりません。ここで完成しなければならないこととは何でしょうか。堕落した家庭を、蕩減復帰した家庭にしなければなりません。このことは、「家庭連合」を通して、世界的に、各自が努力して備えなければならないのです。完成は、アダムとエバがしなければなりません。ハナニムがしてあげるのではありません。また、まことの父母がしてあげるのでもありません。これによって「家庭連合」が形成されるのです。これは世界的な組織です。堕落した世界の、アダムの血統を越えるのです。山を越え、坂道を越えるのと同じように、復帰過程を上がっていく途中で失敗すれば、いつでもこれを繰り返すのです。何百万年、何千万年を繰り返すのです。
(275-9, 1995.10.30)
人間は、夫婦の愛の伝統を立てることができませんでした。父母の伝統を残せなかった世の中に、これをすべて実践した「真の父母」の名をもった二人のお方がこの地に現れたということは、民族の誇りであり、歴史の光明です。たとえ天地を与えても換えられない貴い宝物だということを知って、今日、厳粛にこの内的な因縁を相続し、皆さんの家庭で伝授することを願います。ゆえに、「世界平和統一家庭連合」が定着しなければなりません。家庭に帰っていかなければなりません。
(231-89, 1992.5.31)
家庭は、世界を代表することができる平和の道、統一の道を行かなければなりません。すべてのものは、家庭と連合した基準に連結されたものだということを知らなければなりません。今後、素晴らしい家庭は、出世するのです。
(283-54, 1997.4.8)
これからは家庭中心です。ですから、独りで行くことはできません。今後は、人事も夫婦一体です。夫が長ならば、妻は副責任者です。また、その息子、娘があらゆる実力基準において優秀な場合には、彼らを重要な部署に、家庭的に配置するのです。そのようにして、一族で配置することができるのです。
(283-51, 1997.4.8)
今後、重要視しなければならないことは、「世界平和統一家庭連合」ですが、そこから世界を忘れてしまってはいけません。世界を忘れてしまえば、平和になってどうするのですか。また、平和を忘れてしまえば、統一をしてどうするのですか。統一がなければ、家庭をもって何をするのですか。家庭は、一つの家庭ではありません。連合の主管がなければ、家庭をもってどうするのですか。すべて関係しているのです。連合を考えれば、統一を考え、家庭を考え、平和を考え、世界を考えなければならないのであり、世界を考えれば、平和を考え、「統一家庭連合」を考えなければならないのです。一体だというのです。ハナニムが臨在できる世界の代表の主人となり、平和の主人となり、統一の主人となり、家庭の主人となり、連合世界の統一天下の主人となるのです。そこに、ハナニムが臨在し得るのです。
(283-51, 1997.4.8)


最近は「地球村」という言葉を言うでしょう? 地球家庭時代に向かって入っていくのです。地球村でもありません。地球家庭です! 「地球村」という、その言葉は、今日「家庭連合」が出てきたのと相対的な世界を成しているのです。ハナニムのみ旨を中心として「家庭連合」が出てきたので、世界の環境が相対的に成されなければなりません。これが対等な時代に入ってきたので、一度、始めさえすれば一時に世界化される時代が来たのです。先生が話していることは、夢のような話ではありません。
(275-36, 1995.10.30)
今日、世界は経済圏を中心として一つになろうとしているでしょう? 政治圏と文化交流、また経済や知識や権力をもって、力の平準を通してこれを一つにしようとしているのでしょう? しかし、それは違います。世界を一つにする歴史的、統合的な中心方案は、真の愛です。歴史が行くべき方向はあるのですが、それは経済圏をもって一つにすることはできません。愛です。真の愛を中心として偽りの愛を収拾し、上下を連結しなければなりません。歴史的な真なる方向は一つです。その真の方向に従って個人の人生観・家庭観・民族観・国家観・世界観があり、これがだんだんと広がっていくのです。個人時代・家庭時代・宗族時代、このようにずーっと進んでいく中において、その中央線を貫いているものは真の愛の方向性です。
(211-310, 1991.1.1)
なぜ再臨主が必要で、真の父母が必要なのでしょうか。歴史時代において、個人・家庭・宗族・民族・国家・世界へ発展してきたすべての家庭は、真の父母と共に生活したことがないのです。再臨主が来た時に、英・米・仏を中心とした統一世界になっていたとしても、真の父母を中心として、家庭の統一から始めなければならないのです。真の父母を中心として、家庭が連合しなければならないのです。家庭が一つになれば、宗族は問題ではありません。民族も問題ではなく、国家も問題ではありません。
なぜでしょうか。真の父母は、世界的版図の上に来られるのです。世界的版図の勝利的基盤の上に来られるのが、真の父母様です。このお方は、何をするために来られるのでしょうか。このお方は真の父母ですが、家庭時代の代表の真の父母として来られるのです。過去の宗族的な時代の真の父母として、民族的な時代の真の父母として、国家的な時代の真の父母として連結させなければなりません。
(263-203, 1994.10.4)
成約時代は、誰について言っているのですか。父母が父母として安着し、家庭が家庭として定着して、その家庭が天下の平和の世界、統一の世界になったとすれば、その家庭に反対するものはありません。障害物がないのです。今、ムン先生が戦って勝利したということは、家庭環境だけではなく、全世界と天地がすべて動員する中で根を下ろしたということです。それは素晴らしいことですか、素晴らしくないことですか。
(261-66)


地球村時代を越え、地球家庭時代です。地球家庭時代へと越えていくためには、早急に平準化された基準をつくらなければなりません。世界にそのような機構をつくらなければならないので、今回の首脳会談でも、宗教の国連と女性の機構をつくることを宣布したのです。今、その作業をニューヨークでおこなっています。有名な学者やトップ層を中心として行っているのです。学者たちを通して、国務省や、政策的方向において誤っていることをコーチしているのです。
(260-293, 1994.5.19)

 

④ 家庭盟誓を立てた理由

祝福家庭はすべて、天使長世界を踏まなければならず、踏んで父母様をお迎えできるように、自分の家庭やその国家を、すべてそのまま父母のものとして相続しなければなりません。それで、今年(1994年)において5月に入ると同時に「世界平和統一家庭連合」を創設したのです。
そうしながらサタン世界、天使長世界とアダム世界とをはっきり区別し、境界線をつくるためのものとして家庭盟誓カヂョンメンセが出てきたのです。この家庭盟誓により、初めてサタン世界と完全に隔離されるのです。
(266-69, 1994.12.11)
家庭盟誓を暗唱できる時代が来たということは、歴史的に驚くべき事実です。今までは個人主義的な生活をしてきたのですが、これからは家庭主義的生活に移行していくのです。自分独りではありません。夫が行けば、最初から妻は、それに従っていくのです。夫婦が自動的に従っていく生活をしなければなりません。ばらばらになってはいけません。常に統一された、同じ生活圏内で暮らす生活をしなければなりません。近ごろは電話があるので、手紙も必要ないでしょう? そのような時代が来ました。常に同じ立場で暮らす生活環境を成していかなければなりません。そのようにしなくては、家庭盟誓のとおりに完成できないのです。盟誓メンセ文の誓いは、必ず成し遂げなければなりません。
(260-309, 1994.5.19)
家庭盟誓を暗唱することができるということは、堕落する前の完成したアダムの立場にいるということですが、これはどういうことでしょうか。父母から偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を受け継いだのが堕落した家庭ですが、皆さんは、堕落せずに完成したアダムとエバの位置にいるまことの父母を中心とした真の愛によって生まれた子女なので、堕落していない家庭となるのです。
それでは、「家庭盟誓」とは何でしょうか。それによって、本然的な家庭の権限一切を賦与するのです。堕落したのですが、堕落していない本然の位置に帰り、永遠の原則的基盤の上で宗族が連結され、民族・国家・世界が連結されなければなりません。このようになってこそ、地上天国ができるのです。


それゆえに、家庭盟誓は、心と体が一つになっていない人には暗唱できないのです。夫婦が一つになっていない人には暗唱できないのです。息子、娘と一つになっていない人には暗唱できないのです。これを知らなければ、盟誓文全体が、すべてばらばらになってしまいます。
(261-279, 1994.6.20)
家庭盟誓は、すべてのものを清算するものです。ゆえに、家庭盟誓の第3節を見れば、四大心情圏、三代王権、皇族圏を完成しなければならないといっています。その以下の節は、復帰する順序を組んでつくったのです。ゆえに、家庭盟誓は、どのような人が暗唱できるのですか。サタン世界の偽りの父母による、偽りの愛と偽りの生命の因縁をもっている人は、暗唱できません。
これは本然の世界に帰っていき、ハナニムと堕落していない真の父母様と一つになり、真の愛で心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つになれる基準に立った人だけが、この家庭盟誓を暗唱できるようになっているのです。天国は、どのような人が入るのでしょうか。天国には誰でも入るのではありません。心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つになり、3代が暮らす家庭の四位よんい基台の基盤を築いて入っていくのです。ですから、天国に入っていこうとすれば、出発する基地である家庭を中心として、完全に統一しなければなりません。このようにできる人たちが暗唱する宣誓文が、家庭盟誓だということを知らなければなりません。
(264-212, 1994.11.3)
家庭盟誓を暗唱できる人は、完成した家庭の位置に立たなければならないので、心と体が一つにならなければならないことを知らなければなりません。心と体が一つになっていない人には、家庭盟誓を暗唱できないことを知らなければなりません。心と体が一つになっていますか。堕落したので、心と体が分裂したことを知ったでしょう? 偽りの父母、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統なので、これをすべて清算しなければなりません。真の愛・真の生命・真の血統を復帰しなければならないのです。
(267-146, 1995.1.4)
家庭盟誓と一つになり、家庭に定着すれば、既に自分たちは、地上地獄で暮らすのではなく、新しい世界的な天上天国の世界で暮らしているのです。ですから、家庭盟誓を暗唱する人は、昔の地獄世界ではなく、別の世界で暮らしているという気持ちをもたなければなりません。その家庭では、争いがあってはいけません。泣きわめいたりしてはならないのです。真の愛を実践しなければなりません。家庭盟誓を暗唱する時は、必ず心と体が一つになり、夫婦が一つになり、息子、娘が一つになった上で唱えるのです。
偽りの愛が始まることによって、心と体が分裂し、夫婦が分裂し、兄弟が分裂したので、蕩減とうげん復帰の原則に従って一つになり得る家庭を取り戻すためには、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、兄弟が一つになれる位置を再び築かなければなりません。そのようにすることにより、天上天国と地上天国とが連結されるのです。
(260-317, 1994.5.19)


家庭盟誓の徹底化が必要です。家庭盟誓を徹底化した人が、祝福を受けて祝福家庭に加入するのです。祝福家庭に加入すれば、間違いなく家庭盟誓のとおりに完成した家庭として、天の前に奉献しても恥ずかしくない家庭を、お互いがつくらなければなりません。
そのようにすれば、その家庭を中心としてハナニムの版図が自然に広がっていくのです。天国理想が広がっていくのです。
(260-231, 1994.5.19)
ほかの国に家庭盟誓がありますか。サタン世界のどの国に家庭盟誓がありますか。ありません。どこかの国で家庭盟誓を立てて、このように家庭全体を代表して誓っていますか。誓いは、実践しなければならないのです。誓いは、成し遂げなければなりません。言葉だけでなく、それを成し遂げなければならないのです。
(274-195, 1995.11.3)
家庭盟誓は、ハナニムを中心として暗唱しなければなりません。ですから、相対にならなければなりません。すべて相対です。心と体が相対になっていますか、なっていませんか。目は二つですが、片方はサタン側として死んだのと同じです。皆さんが見るものは、すべて2種類です。道を進んでいっても、二つの道を行くのです。ですから、常に批判しなければなりません。食べるのも2種類です。天が私を保護できる、正当なものを食べているのかというのです。世話を受けながら食べるのは、いけないのです。ですから、今から私たちは家庭盟誓を暗唱しなければなりません。
(260-156, 1994.5.2)
きょうは、5月1日(1994年)です。今までの宣誓文の前に敬礼を三拝し、「父母様がすべて成し遂げたことを代わりに相続し、新しい盟誓文に移ります」と祈祷しなさい。そして、それを相続し、「このような新しい『家庭盟誓』の時代に移されます」と言って、「申し訳ありません」という気持ちをもって祈らなければなりません。盟誓文に悔い改めなければなりません。これからは「私の誓い」と「家庭宣誓」はやめ、「家庭盟誓」を暗唱するのです。祝福家庭でない人も、家庭盟誓を一緒に暗唱するのです。一般の人も、すべてここに入っていかなければなりません。
(260-156, 1994.5.2)

 

2) 家庭盟誓の意義と価値

 

① 家庭盟誓の重要性

家庭盟誓カヂョンメンセは、すべての原理の内容を中心として、家庭編成に適した核心的内容を抜粋して記録したものです。そのようなものであることを知って、皆さんは、祈祷する前には、必ず盟誓文をすらすらと暗唱し、現在の自分自身と自らの家庭の状態が盟誓文のとおりになっているか、いないかをたださなければなりません。そして、盟誓文のとおりになっていなければ、すぐにそれを是正していかなければなりません。盟誓文のとおりに完成しなければなりません。過去においては「私の誓い」と言ったでしょう? 今は何ですか。家庭盟誓を暗唱すれば、その中にすべてが入っているのですが、今後は「国家盟誓」、「世界盟誓」まで出てこなければなりません。
(260-305, 1994.5.19)


この盟誓メンセ文は、復帰摂理の骨子を抜き出してつくったものですが、どこへ行こうと、毎日これを中心として生きなければなりません。すべての盟誓文において、最初の文句はまことの愛です。真の愛とは何ですか。自らの心と体を祭物としてハナニムの前に捧げれば、ハナニムまで一つになって私たちに返してくれるのです。自らの心と体を捧げなくては、ハナニムと一つになり、返してもらうことができないのです。絶対信仰、絶対愛、絶対服従する立場でハナニムの前に捧げるようになれば、ハナニムと一つになり、ハナニムが私たちの前に立たれるのです。そのようにして、万事が天の指示どおりに動くならば、地上・天上天国のすべてのものが成されるのです。
(285-297, 1997.6.29)
盟誓文を朝、昼、晩の食事の時と、起きた時と寝る時、このように5回ずつ暗唱しながら自分自身を批判し、心と体が闘う基準に連結したものをすべて清算しなければなりません。そして、一つになっていなければ、朝食を食べることができず、また昼食や夕食を食べることができないのです。ご飯を食べてはいけないのであり、寝てはいけないのです。盟誓文は、個人的誓いとは異なります。家庭盟誓です。
摂理の時、私たちは誓いをするのですが、今は個人ではなく家庭です。家庭がすべての公式であり、根本です。ですから、家庭を代表して暗唱するのです。父親が全体の家庭を代表して暗唱し、母親も全体の家庭を代表して暗唱し、また息子、娘も全体の家庭を代表して暗唱するのです。
第1に、心と体が一つにならなければなりません。第2に、夫婦が一つになるのです。第3に、子女が一つになるのです。どうしてでしょうか。エデンにおいてハナニムを失ってしまいました。アダムとエバを中心として個人を失い、家庭を失い、子女を失ってしまいました。これを復帰しなければなりません。
ですから、家庭盟誓は心と体が一つにならなければなりません。夫婦が一つにならなければなりません。そして、子女が一つにならなければなりません。
(267-146, 1995.1.4)
家庭盟誓の最初は何ですか。「私たちの家庭は真の愛を中心として」です。すべて「私たちの家庭は真の愛を中心として」と言うのです。家庭盟誓の8大項目の中で、表題は何かというと、「私たちの家庭は真の愛を中心として」という言葉です。真の愛とは何ですか。真の愛というのは、ハナニムの愛と真の父母の愛が堕落しないで一つとなり、真の愛を中心として真の生命、真の血統が連結されたことを意味するのです。
堕落したので、今までの摂理観はすべて、「独身生活しなさい」と言ったのであり、出家を命令したのです。独身生活、それから「出家しなさい」と言いました。なぜですか。堕落した家庭を抱き、その家庭で暮らしている人は追い出されました。蕩減とうげん復帰して反対の道を行くので、追い出された所から再び出てこなければならず、結婚を間違ってそのようになったので、結婚生活をしてはならないのです。それで、私たち祝福家庭が真の愛を中心としているというのは、ハナニムと真の父母の愛を中心として血統的に因縁を結んでいるということです。
(266-143, 1994.12.22)


家庭が、すべての団体の根本です。ですから、問題は簡単です。世界の統一は、良心と体が一つになり、夫婦が一つになり、息子、娘が一つになるところから始まるのです。世界の統一は、そこから始まるのです。
ですから、一番の怨讐おんしゅうは、心の前における体です。体はサタン側です。心と体が一つになりさえすれば、天下がすべて変わるのです。歴史始まって以来、今まで、いかなる聖人もそのことを教えてくれませんでした。真の父母が出てきて、初めて教えてくれるのです。
それでは、堕落したのですが、なぜ体が心を引きずり回すのでしょうか。偽りの愛で堕落したのですが、その偽りの愛の力が良心の力より強いので、問題が起こったのです。それは理論的にすべて分析されています。ゆえに、私たちは、心にハナニムの愛を注入しなければなりません。「ハナニムを愛する」と言って注入しなければなりません。心と体が一つになれば、ハナニムの愛が注入されるのです。
(260-161, 1994.5.2)
家庭が必要です。そこで自分のために生きますか、子女のために生きますか、それとも妻のために生きますか。子女のために生きなければなりません。なぜでしょうか。創造原則がそのようになっているからです。世の中の存在原則がそのようになっているからです。歴史がそのようになっているのです。そのようにすれば、歴史過程に残されたすべての存在が自分と一つになるのです。
ハナニムが創造したのは相対のためです。ですから、相対が自分よりも優れていることを願うのです。優れていることを願うのですが、何パーセント優れていることを願うのでしょうか。10パーセントですか。100パーセントですか。1000パーセントですか。永遠パーセントですか。永遠パーセントというのは、無限のパーセントということです。ですから、投入して忘れてしまわなければなりません。100パーセントだけ投入するのならば、100パーセントしか出てきません。ですから、投入して忘れ、投入して忘れ、投入して忘れてしまわなければならないのです。
(260-152, 1994.5.2)
失ってしまったものを再度編成して、天国に一致させてこそ、天上世界で空いている天国が回復されるのです。天上世界の天国が空いています。これをすべて合わせようとするので、仕方がないというのです。いくら皆さん自身がしたところで、通じません。北韓共産党がそうではないですか。土地改革を行うようになれば、すべて奪われざるを得ないのです。一方通行で、すべてそのようにする時が来ることを知らなければなりません。
ですから、今の時において、これが遠くない将来に来るのです。今、先生は、南米と北米を統一しています。南米と北米が統一されれば、南韓北韓の統一は、あっという間です。それから、天の国を取り戻して立つ時は、その時からは天国の憲法が制定されるのです。皆さんの家庭が唱えている家庭盟誓の中から、憲法が制定されるのです。四大心情圏と三代王権、そして皇族圏の内容から憲法が制定されれば、それは公式になるので、誰もがみな知るようになります。そのようになれば、欺くことはできません。
(273-46, 1995.10.21)


このような原則によって憲法が制定されれば、そのとおりに生活すればよいのです。そのようになれば、教会は必要ありません。そのとおりに生きればよいのであり、国のために忠誠を尽くせばよいのです。国のために忠誠を尽くし、忠臣になり、孝子になり、聖人、聖子せいしにならなければならなかったのですが、そのようになれなかったので、それを教育するのです。全体を教育しなければなりません。それは、学校でしなければなりません。
皆さんには、まだそのような観念ができていないのであり、皆さんの時代においては、昔の観念は変わっていかなければなりません。皆さんの息子、娘、何代かを経て、これを是正しなければなりません。
(260-161, 1994.5.2)
家庭盟誓は、すべて初めに「真の愛を中心として」から始まるのです。復帰の道は、ハナニムと一つになった真の愛の道から出発するのです。故郷に行ってもハナニムの代身となり、父母様の代身とならなければなりません。
(280-38, 1996.10.13)

 

 

② 家庭盟誓は復帰の総論を集約させたもの

家庭盟誓カヂョンメンセは、先生の歴史について述べた言葉です。先生が家庭を編成してきた歴史について述べた言葉だということを知らなければなりません。ですから、最初は何ですか。環境でしょう? 再創造歴史です。地上を復帰しなければなりません。一族を救い、その国を復帰しなければなりません。2番目は何ですか。「まことの愛を中心として、ハナニムと真の父母様に侍り、天宙の代表的家庭となり、中心的家庭となって・・・」、天宙の代表的家庭です。それは、誰の家庭のことですか。先生の家庭です。中心家庭です。その伝統を受け継ぎなさいというのです。
ですから、家庭では孝子となり、国家では忠臣、世界では聖人にならなければなりません。今までの歴史上の聖人は、問題ではありません。「ハナニムの家庭を成して世界と連結させよう」という祝福家庭を取り戻さなければなりません。
天国には、二つの法があります。王宮の法と国の法です。地上天国にも、王宮の法と地上の法があります。この四つの法を、すべて知って守ることができる家庭にならなければなりません。その王宮に入っていっても侍られ、国に行っても侍られ、地上の王宮に行っても侍られ、地上の国に行っても侍られなければなりません。先生は、その道を行かなければなりません。その道において自然屈服させ、尊重される勝利の覇権を復帰しなければならないのが先生の行くべき道です。
(280-35, 1996.10.13)
皆さんは家庭で孝行し、国で忠誠を尽くし、世界で聖人の道を行き、天宙で聖子の道を行かなければなりません。それが先生の歴史です。皆さんも、4段階の道を行かなければなりません。すべては成すことができなくても、1段階目である孝子になったとしても、その国の救いを受けるのです。一つでもしなければなりません。
数多くの家庭の中で家庭の王座を守らなければならず、数多くの忠臣の中で忠臣の王にならなければならず、数多くの聖人の中で王にならなければならず、数多くの聖子の中でも王にならなければなりません。多くの聖子の中で王になってこそ相続を受けるのです。そのようになって、そこから相続を受けるということが始まるのです。祝福を受けたからといって、その家庭が相続を受けるのではありません。
(280-35, 1996.10.13)


聖子は、地上のすべての宗教を統治し、ハナニムの代身の位置に行くことによって、家庭を中心とした世界を祝福するようになっているのです。家庭が別々、民族が別々、このようにはならないということを知らなければなりません。そのような位置に立ったので、四大心情圏と三代王権を成すことができるのです。
すべてが祝福の位置を越えることができる位置に立ち、王権に対して東西南北、すなわち12真珠門の360度方向の、どこにおいても自由に行動できるのです。ここから四大心情圏をもってくるのです。四大心情圏の中で、聖子の心情圏、聖人の心情圏、忠臣の心情圏、孝子の心情圏を越えることなくしては、「四大心情圏を越えた」と言うことはできません。これが家庭盟誓の3番です。
(280-35, 1996.10.13)
4番は何ですか。「真の愛を中心として、ハナニムの創造理想である天宙大家族を形成し・・・」、天宙大家族です。世界が兄弟です。一つの血統です。ハナニムのように保護しなければなりません。ハナニムの王宮の座に就いたとしても、この4番を成さなければなりません。天宙の大家族を形成し、自由と平和と統一と幸福の世界を完成しなければなりません。先生は、そのような心情です。天宙大家族主義者です。自由と、幸福と、統一と、平和を植えつけてあげなければなりません。その言葉は、何を表しているのですか。先生の歴史を表しているのです。先生の歴史が表題です。
(230-35, 1992.4.15)
頭の中にだけ入れたからといって良いのではありません。平和の世界、幸福の世界だけで暮らすのではありません。天上世界に直行できなければなりません。「真の愛を中心として、毎日、主体的天上世界と対象的地上世界の統一に向かい、前進的発展を促進化することをお誓い致します」です。前進的な自分たちになりなさいというのです。世の中がこのように邪悪なのにもかかわらず、ただ座って眺め、寝て休むことができますか。1秒、1秒が重要です。1日を、いかに、より復帰していくのかというのです。雨が降ったり、夜になったりすることが問題ではありません。天上世界がすべて壊れて、機能していないのです。ですから、それをするのです。先生がそれをするのです。地上世界を中心として、天上世界を手術して是正するのです。
(280-35, 1996.10.13)
6番は何ですか。「私たちの家庭は真の愛を中心として、ハナニムと真の父母様の代身家庭として、天運を動かす家庭となり、天の祝福を周辺に連結させる家庭を完成することをお誓い致します」です。自分たちだけが幸せに暮らすのではないのです。自分だけ幸せに暮らしてはいけないのです。ハナニムは、そうではありません。父母は、そうではありません。息子、娘がもっと幸せになるようにしなければならないのです。四方にすべて連結させる家庭を完成しなければなりません。
(280-35, 1996.10.13)


7番は、「私たちの家庭は真の愛を中心として、本然の血統と連結されたために生きる生活を通して、心情文化世界を完成することをお誓い致します」です。本然の血統です。本然の血統と連結された心情文化世界です。どこにも、引っ掛かるものはありません。地獄に行こうと、天国に行こうと解放です。これは復帰の総論を越えて・・・。総論だけではありません。序論から主な内容、そして結論までのすべてを集約させたものが家庭盟誓です。
先生のこのような話を聞けば、考え方が変わるはずです。今後、国をつくりあげれば、皆さんもその歴史をすべて話してあげなければなりません。そのような内容です。
(280-35, 1996.10.13)
最近、家庭盟誓の文の8番ができたでしょう。「成約時代を迎え、絶対信仰・絶対愛・絶対服従によって、神人愛一体理想を成し、地上天国と天上天国の解放圏(と釈放圏)を完成することをお誓い致します」です。簡単なことです。解放ではなく、解放圏です。皆さんの家だけに行ってはいけません。地上において、皆さんの国と皆さんの世界に、完全に責任を負わなければならないのです。
(293-252, 1998.6.1)
私たち統一教会は、40年の峠を越えながら、「世界平和統一家庭連合」をつくり、それを成し遂げるためには絶対的規約が必要なのですが、その絶対的規約、憲法のようなものが何かというと家庭盟誓です。「家庭盟誓」という言葉は歴史にありません。天国に向かう、天国を完成した家庭盟誓です。
(264-244, 1994.11.3)
家庭盟誓をよく見れば、蕩減とうげん復帰の内容を中心として完全に解放される内容になっています。ですから、これを暗唱する人は、堕落した世界の家庭圏内ではなく、完成した家庭圏内に入ってきた人です。真の愛を中心として家庭圏が形成されることにより、偽りの愛によって分立された心身の統一が起きるのです。ですから、心と体が一つにならなくては家庭盟誓を暗唱できません。
(264-244, 1994.11.3)

 

③ 家庭盟誓の中心思想は真の愛

統一教会では、「家庭盟誓カヂョンメンセ」というものを宣布しました。家庭盟誓は、一般の人が暗唱するのではありません。家庭盟誓は、誰もが暗唱できるものではありません。家庭盟誓の8大条項の書き出しは、「私たちの家庭はまことの愛を中心として」となっています。それが前提となっています。それは何を意味しているのでしょうか。その言葉は、サタン世界と関係がない基盤から話しているのです。なぜ家庭盟誓に真の愛を前提条件としたのかというと、堕落がなかったエデンの園の本然の世界に入っていることを主張するためです。
(263-194, 1994.10.4)


家庭盟誓をすべて説明してあげましたか。家庭盟誓は、1から8まで「私たちの家庭は真の愛を中心として」という言葉が表題になっています。真の愛とは何ですか。今後、皆さんが真の愛を中心として一つにならないまま霊界に行っては、ハナニムに侍って生活することはできません。
(268-98, 1995.3.12)
真なる私と真なる家庭を復帰しなければなりません。「家庭」といえば、3代のことをいうのです。祖父母と父母と子女です。これを拡大したものが世界です。それゆえに、どのような人であろうと、父母、夫婦、兄弟、子女が必要です。これは公式です。それを愛することができなかった人は、天国に行くことができません。家庭盟誓に出てくる四大心情と三代王権、皇族圏を体恤たいじゅつできなければ、天国には行けなくなっているのです。
(272-212, 1995.8.30)
家庭盟誓の最初の部分は何ですか。最初は、どのようになっていますか。「私たちの家庭は真の愛を中心として」です。真の愛です。真の愛を中心として成すのです。堕落したので、真の愛をもてなかった人は、家庭をもつことはできません。それを知らなければなりません。真の愛をもてなかった人は、本来、ハナニムの前に家庭をもてなくなっているのです。堕落とは何かというと、真の愛が腐敗しているのです。そうではありませんか。
(274-195, 1995.11.3)
すべてが相対的関係です。独断的にしてはいけません。そのようにすれば副作用が生じます。原理原則を中心として愛の理想世界を展開し、発展させようとすれば、投入できる内的因縁がなければなりません。それがなくては、発展できません。愛が広がっていけないのです。
(287-303, 1997.10.6)
家庭盟誓には、敵という概念がありません。個人の徹底した精神だけを要求するのです。家庭盟誓は、そのようになっているのです。探してみてください。怨讐おんしゅうという概念はありません。愛以外の内容はありません。地上天国の内容に適合した、基礎的な柱と同じです。地上天国建設のための基礎公式なのです。
(295-245, 1998.8.28)
「私たちの家庭は真の愛を中心として」、これによってすべて越えていくのです。真の愛を中心として、すべて越えていくのです。
父母の誓い、夫婦の誓い、子女の誓い、血族の誓い、一族の誓い、国家の誓いは、すべて真の愛を中心として越えていくのです。真の愛は、引っ掛かるところがありません。真の愛という言葉は、投入して忘れるということです。
(270-289, 1995.7.16)

 

④ 家庭盟誓を基準として生きよ

家庭盟誓カヂョンメンセを完成しなければ、天国に入っていくことはできません。キリスト教徒たちは、「イエス様を信じれば天国に行く」と言っていますが、天国に行くのはそれほど簡単なことではありません。今、全世界はキリスト教文化圏ですが、天国になっていますか。地獄の中の地獄になっているのです。地獄に近いのですか、天国に近いのですか。境界線で見れば、境界線を越えていきましたか、越えていきませんでしたか。自らがどの位置にいるのかすべて分かるのです。どの位置なのか、すべて分かるようになっているのです。それで、家庭盟誓が出てくるのです。そのような基盤ができて家庭盟誓が出てきたということを知らなければなりません。それで、「私たちの家庭はまことの愛を中心として」というように、すべてに真の愛が入ってくるのです。


真の愛を中心として個人、家庭、息子、娘を一つにして、父母として来られたことを知らなければなりません。
(260-186, 1994.5.8)
盟誓メンセ文には、すべて真の愛が入っています。真の愛は、この上で展開されるのです。心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女と一つになったのちにおいてこそ成されるのであって、それ以外には成されません。それができなければ、盟誓文を暗唱できないようにしなければなりません。今まで、個人的に盟誓文を暗唱してきましたが、実際は家庭です。
祈祷会をする時は、毎回この盟誓文を暗唱してから祈祷しなければなりません。心と体が一つにならなくては、祈祷することはできません。ハナニムを「お父様」と呼ぶことはできません。私たちは、堕落がどのようにしてなされたのかを知っているので、直すことができるのです。
(260-186, 1994.5.8)
真の愛とは何でしょうか。心と体が一つにならなければなりません。どのようにすれば、一つになれるのでしょうか。サタンの血統を断ち切らなければなりません。根を抜き取ってしまわなければなりません。それが宗教生活です。修養です。それで、心を中心として体を一つにするのです。体を打って心を強くし、心に体が従ってくるようにするのです。既に良心は、天国に行くことを知っているのです。体を打ってサタンを分立すれば、自然に切り離されるようになっているのです。真の愛といえば、そのようになっているのです。
(260-186, 1994.5.8)
ハナニムは、心と体が闘いますか、一つになっていますか。一つになることは簡単ですか、難しいですか。世界をひっくり返すことよりも難しいのです。自らの完成は、世界に勝利することよりも、もっと難しいのです。いかにして心と体を一つにするのかというのですが、それは簡単なことではありません。難しいことですが、それはしなければならないことですか、してはならないことですか。しなければならないことです。そのような難しいところに、先生はハイウェイをつくりました。橋を架け、山にトンネルを通してハイウェイをつくったのです。先生は、先生のためにこのような苦労をする必要はないのです。世の中の人、皆さん、そして世界を救ってあげるために苦労したのであって、私を救うために苦労したのではありません。
(260-186, 1994.5.8)
霊界と地上において、すべて夢のような話が実現されるという事実ほど、恐ろしく、貴いものはありません。ゆえに、不平を言わずに素直に原理の道、み旨の道を行かなければなりません。それがハナニムと真の父母の伝統的な考えです。それは、相続しなければなりませんか、相続してはなりませんか。相続しなければなりません。今、先生が「相続してはいけない」と言えば、どうするつもりですか。先生がそのように言ったとしても、皆さんが「相続しなければなりません!」と言えば、たとえ先生が反対し、逃げ回ったとしても、やむを得ず解放してあげざるを得ないのです。
(283-92, 1997.4.8)


家庭盟誓の1、2、3、・・・。すべてのものが原理原則です。これは、すべて暗記しなければなりません。それを知らなければ、摂理の方向が分かりません。方向が分からなければ、途中で混乱が生じるのです。家庭盟誓と、今回オモニが講演する内容は、新しい天宙復帰の大原則として本にして出版しなければなりません。
堕落したこの世界において、長子権を復帰し、家庭定着を成して逆に戻っていくのです。それで、家庭という絶対的な権限をもって発展していくようになっているのです。
(283-92, 1997.4.8)
真の愛を成したならば、その責任を全うしなければなりません。無責任な人には、「完成」という言葉は永遠にありません。そうでしょう? 責任を負うようになってこそ、初めて完成が可能になるのです。完成というものは、責任のない人とは何の関係もありません。そのようなことをはっきり理解して、夫婦生活を成していかなければなりません。責任を負わないところには完成がないのです。
愛というものは、責任的基盤で決定されるものなので、責任を負う限り、そのすべては均一的な結果をもたらします。責任を負わなければなりません。自分が愛するようになるときは、五官を集中して愛しますか、目は別で、鼻は別で、耳は別で、口は別になって愛しますか。自分たちの生殖器を合わせるときは、心と体が一つになり、五官が集中して行動するでしょう? そうですか、そうではありませんか。そうだというのです。それだけ深刻なのです。
(283-92, 1997.4.8)
既に、私は、80歳になりました。80歳になりましたが、クリスマスの時でも家で過ごしたことがありますか。先日の誕生日も、家で過ごせないようにしました。近ごろでは、先生が還暦も解放してきたのですが・・・。正反対のことをしてきました。今でも、先生は皆さんの世話にはなりません。毎日、毎時間、父母の子女として、真の子女として、忠告したこのすべての内容を中心として考えるのです。私利私欲を中心として考える暇はありません。
毎日、天上と地上の統一に向かって前進的発展を促進化させなければなりません。気合いを入れてあげ、強制的にでも一気に追い立てていかなければなりません。それで、霊界を動員し、霊界にいる先祖を動員するのです。その代わりに、霊界の先祖たちがする活動に、私が負けてはなりません。絶対に負けてはなりません。それで、「私についてきなさい」と言い、寝ながらでも講義し、そのようにしながら寝るのです。先生は、そのように生活しています。
ことばをすべて話すことができなかったならば、寝ながら話しているのです。あすの朝に説教することも、すべて夜に話しているのです。そのような先生の秘密を、オモニは知っています。夜だからといって、寝る先生ではありません。常につぶやきながら生活します。
(301-83, 1999.4.16)


そのようにして何をしようというのですか。自分の一族を拡大しなさいということです。一族で、家庭的なメシヤをつくらなければなりません。12人以上つくり、家庭を中心として自分の一族、孫の嫁まですべて育てることができなければなりません。3代、4代までしなければならないというのです。
宗族は、70門徒を中心として120門徒まで編成しなければなりません。イエス様は、120門徒を中心としてザカリヤ家庭で一つとなり、朝廷のすべての官吏を中心として国の形態を備えて解放すべきでしたが、それができませんでした。それは、宗族的責任です。メシヤとは何ですか。真の父母でしょう? 真の父母の家庭、真の父母の愛、真の父母の血族です。
(301-85, 1999.4.16)
国家メシヤを配置したでしょう? 先生は独りでそのような過程を勝利し、その勝利的覇権をもってすべてを収めたので、国家的メシヤを配置したのです。その相対圏になろうとすれば、その相対世界の家庭に、ハナニムが自由に出入りすることができなければなりません。
そのようになれば、家庭の自由圏、宗族の自由圏、国家の自由圏、世界の自由圏が生じるのです。国家を取り戻し、その国家全体を犠牲にして、その国とすべてのものを売ったとしても世界のために生きるのならば、数十年、50代を越えたとしても、彼らの貢献した国家が世界の主体国家になるのです。ですから、どれほど深刻でしょうか。
(301-85, 1999.4.16)
先生が教えてあげたすべての内容は、天国に入っていけるかぎです。ここに合わなくては、天国の門を開けることはできません。先生があげる鍵で開けてこそ天国の門が開くのであって、その鍵でなければ開きません。いくら、「アメリカの誰々だ」と言っても駄目です。
先生の鍵は、本質的な鍵です。たとえ金や銀でつくったとしても、それらの鍵ではいくらやっても開きません。しかし、先生があげた鍵は、真鍮しんちゅうでつくられていて何でもないもののように見えても、さっと開くのです。誰も、そのような鍵をつくることはできません。
(260-186, 1999.5.8)
ハナニムがこの地上で人間と共に暮らせないのは、この統一的見解が家庭において成されていないからです。これが成し遂げられれば、ハナニムが再び来られて暮らすことができるのです。「真の愛」と言えば、「心と体が一つ、夫婦が一つ、子女が一つ」という観念がさっとそこに集約されていなければなりません。この三つが一つになれば、真の愛の家庭は、地上天国と天上天国の出発となるのです。
ハナニムと真の父母様を中心として一つになる時、地上天国と天上天国が建設されるのです。ですから、地上天国はどこから出発するのですか。私と家庭から、息子、娘からです。
(260-185, 1994.5.8)

 

⑤ 家庭盟誓に対する私たちの姿勢

盟誓メンセ文の中の第1番は、皆さんが故郷に帰っていき、ハナニムの創造理想を再び創建しなければならないということです。2番目は何かというと、ハナニムの歴史的なハンを解いてさしあげる孝子になろう、忠臣になろう、聖人になろう、聖子せいしの道理を完成しようということです。


エス様は聖子になるために来られましたが、それを成し遂げられなかったので、私たちの家庭で、このすべての出発をし得るようにしなければならない、ということを考えなければなりません。それが私たちの伝統です。
(267-193, 1995.1.8)
盟誓文を暗唱しようとすれば、心と体が一つにならなければならず、夫婦が絶対的に一つにならなければならず、息子、娘が一つにならなければなりません。そのような場においてのみ盟誓文を暗唱できるのです。毎日、盟誓文を暗唱し、朝、起きた時、朝食を食べる時、昼食を食べる時、夕食を食べる時に、それを考えなければなりません。それから、寝る時に考え、「私は、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女が一つになることに精誠を尽くしただろうか」と反省しながら、これを毎日の生活の標準にしていかなければなりません。夫婦同士でけんかをしては、唱えることはできません。家庭盟誓カヂョンメンセを暗唱できないことが、どれほど息詰まる事実かを感じられなければなりません。これはたてです。
(266-143, 1994.12.22)
寝る時に暗唱し、また起きて暗唱しながら、「今日は何節について考え、そこに合わせて生活し、そのように生活しただろうか」と鑑定する生活をしなければなりません。それができなかったならば、あす、再びその世界に到達できるように・・・。そのようにして、ご飯を食べて大きくなるのと同じ生活的な要素として、天国の生命的な要素を基準要素として、盟誓文を暗唱しながら鑑定しなければなりません。家庭をもった人が家庭盟誓を暗唱できなければ、偽物です。これは皆さんの家庭を代表した標準なので、ここに一致しない者は不合格であり、脱落です。これを知り、これを標準とするためには、主人である皆さん父母たちは、これをすべて暗記し、細分化して、子女たちに教えなければなりません。そして、周囲の人々もそこに同感することができるように、リードしていかなければならないことを知らなければなりません。
(287-130, 1997.9.19)
まことの良心をもって、真の父母を再び見てください。そのような良心をもって、父母を愛し、夫や妻を愛し、国を愛し、世界を愛しなさいというのです。真の父母様に対して、皆さんの態度が絶対的な相対的基準で一つにならなければならない時代に入っていくのです。
真の父母様の家庭が定着したので、このような相対基盤を中心として、皆さんは、完全に一つにならなければなりません。自らの観念があってはなりません。心と体が一つにならず、夫婦が一つにならず、子女が一つにならなくては、盟誓文を暗唱することもできず、先生を「父母様」と呼ぶこともできません。今まで呼んでいた父母は、利用するためのものです。先生は、そのような言葉を聞きたくはありません。それゆえに、家庭盟誓を徹底化できる基準をもたなければなりません。
(263-244, 1994.10.4)


真の父母と真の父母の子女たちが真の愛を相続して暮らす世界には、宗教が必要ありません。良心的な世界にならなければなりません。ですから、ここに家庭盟誓が出てくるのです。真の父母と一つになった皆さんは、家庭盟誓を暗唱する時、心と体が一つにならなければならず、夫婦が一つにならなければならず、子女が一つにならなければなりません。そのようにならなくては、盟誓文を暗唱できないことを知らなければなりません。
(266-31, 1994.12.4)
真の愛は、心と体が一つになり、夫婦が一つになり、子女と一つになる、その上で生活することだと常に考えなければなりません。霊界に行けば、皆さんは、盟誓文にすぐに引っ掛かるのです。誓いというものは、そのように恐ろしいものです。常に、そのように生きなければなりません。父親がこの盟誓文と一つになっていなければ、母親も共同責任を負い、息子も共同責任を負い、個人も共同責任を負うのです。
(260-189, 1994.5.8)
心と体が一つになり、真の愛を中心として一つになった夫婦から、その一つになった心と体の子供が出発するということは、自動的な結論です。そうでなければ、家庭に真の愛がとどまることはできません。真の愛がない所に、ハナニムが臨在なさることはできません。論理的な結論です。
(270-324, 1995.7.23)
家庭盟誓は、中心に安着した場において、ハナニムと全体が一つになった立場から説いているものです。アメリカが中心ではありません。日本でもなく、先進国でもありません。それらの世界は、ますます悲劇と、悲しみと、苦痛と、怨恨えんこんに満ちた世界になって終わっていくのです。今まで統一教会という所は、地獄のように最も暗く、真っ暗な天地だと思っていたのですが、朝となり、これが反対の世界へ上がっていくのです。ですから、天国の運勢が・・・。創造理想とは何かというと、家庭理想です。家庭理想、すなわち四位よんい基台の完成です。四位基台は3代から成ります。3段階に展開したものが四位基台です。ハナニム、父母、子女です。ハナニムとアダムとエバ、そしてアダムの子女たちです。それが本来の公式です。アダム家庭は、公式家庭です。
(260-183, 1994.5.8)
ことばは、父母様が闘ってきた戦勝の記録です。勝利した伝統の記録です。天宙の解放圏を成す時まで、この伝統的事実を自分の生活圏に適用させ、毎日のように自分の生活を批判しながら、相対的実体圏を自らが立てなければなりません。皆さんが盟誓文を斉唱せいしょうする時、盟誓文を暗唱しながら、盟誓文を中心として常に批判しなければなりません。その言葉を、天から聞こえてくる言葉と思い、私がその実体圏になっているかを批判し、そのようにできていない部分は、削り取らなければいけません。「この悪党、統一教会を滅ぼすために入ってきたのか」という警告状を出さなければならないのです。それを考えてみたことがありますか。
(301-80, 1999.4.16)
イスラエル民族が、契約の箱をもって40年路程を歩んだように、統一教会も、家庭盟誓をもって一つになり、天国に入っていくのです。イスラエル民族がエジプトから出てきたのが、建国のためだったように、建国思想を徹底化させなければなりません。同様に、今、私たちには、全世界的に国がありません。統一教会には国がありません。それは、どこがならなければなりませんか。韓国がならなければなりません。
(265-293, 1994.11.27)